1999A12
A12

 フロントブレーキキャリパーの6ポッド化、流行のフロントフォークインナーチューブガードの新設、ガス封入式リアショックユニットとラジアルタイヤの採用や盗難抑止対策としてメインキーの強化などのグレードアップがおこなわれた。国内仕様はこのA12が最終型となり2002年頃までカタログモデルであった。 


A12

A12

A12
ファイヤークラッカーレッド×メタリックグレーストーン(国内仕様)

A12

A12
ライムグリーン×パールアルペンホワイト(国内仕様)

■ZX900-A12主要諸元■
エンジン型式:水冷4ストローク4気筒DOHC4バルブ ボア×ストローク:72.5×55.0mm 総排気量:908.2cc 圧縮比:11.0:1 最高出力:108PS/9,500rpm 最大トルク:8.5kg-m/6,500rpm キャブレター:CVK34 燃料タンク:容量22L、オイル容量:4.0L 全長:2,220mm 全幅:740mm 全高:1,220mm ホイールベース:1,500mm 最低地上高:140mm シート高:780mm 乾燥重量:234kg 変速機:常時噛合式6段リターン キャスター角:29°00’ トレール:118mm、タイヤ前:120/70ZR17 後:150/70ZR18 ブレーキ前:油圧式ダブルディスク 後:油圧式シングルディスク 懸架方式前:テレスコピック式、後:スイングアーム式 ●発売当時価格:輸出車 ※マレーシア仕様
2000A13
A13

 1999年の東京モーターショーに参考出品された、ある意味ショッキングなニューカラーのパールクロームイエローのニューカラーは国内仕様には採用されず、翌年に唯一設定されていたマレーシア仕様として登場。ファイヤークラッカーレッド×メタリックグレーストーンはA12から変更なく継続された。


A13

A13
パールクロームイエロ×ブラックパール(マレーシア仕様)

A13

A13
ファイヤークラッカーレッド×メタリックグレーストーン(マレーシア仕様)
2001A14
A14

 イエローカラーは革新的すぎて不評だったのか、一転して先祖返りするかのような定番カラーに変更された。マレーシア仕様のみが生産された。


A14

A14
ライムグリーン×パールアルペンホワイト(マレーシア仕様)

A14

A14
エボニー×パールコスミックグレー(マレーシア仕様)
2002A15

 排出ガスを浄化するため二次空気を導入するKCA(カワサキ・クリーン・エアシステム)を追加。それ以外はA14と同一で、外観上の変化がないためか公式写真は撮影されなかったようで写真がない。

1988A5
A16

 登場から基本設計が変わらず厳しくなる一方の騒音規制や排出ガス規制への対応が困難になり、ついにA16でピリオドを打った。最終型のカラーは初代A1イメージで復刻され引退に華を添えた。一部モデルにはFinal Editionのスペシャルエンブレムも取り付けられた。実用車やシングルではなく、市販車世界最速として登場したフラッグシップモデルが、大幅な変更を受けることなくこれほど長きに渡り生産され続けたことは、世界的に見ても大変希な出来事であると言えよう。それだけ多くの人に愛され続けた証である。
 初代GPZ900R/ニンジャは、長い歴史を終えて表舞台から退いたが、切り拓いた「Ninja」ブランドは今日まで脈々と受け継がれている。


A16

A16
ファイアークラッカーレッド×メタリックグレーストーン(マレーシア仕様)

A16

A16
ルミナスポラリスブルー×ギャラクシーシルバータイプ2(マレーシア仕様)

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