ゴールドウイング/ゴールドウイング<エアバッグ・ナビ>
2,289,000円/2,782,500円(12月18日発売)
★ホンダ ゴールドウイング/ゴールドウイング<エアバッグ・ナビ> 車両解説
ゴールドウイングシリーズに新色を追加して発売
ホンダのフラグシップ、ゴールドウイングシリーズの歴史は長い。1974年に水平対向4気筒SOHC2バルブ、排気量999ccエンジンを搭載してデビューして以来なので、もうじき40歳だ。その歴史だけで本が1冊出来てしまうほどなので、ざっと紹介しておくと、1980年にエンジンを1,085ccへとアップ。さらに1984年には水平対向4気筒時代の最大排気量となった1,182ccまで拡大。1988年にはフルモデルチェンジにより、エンジンも水平対向6気筒SOHC2バルブ、排気量1,520ccへと発展。この1500時代から国内の型式認定を得て国内発売が開始されている。
当時すでに生産は米国のホンダ拠点であるホンダ・オブ・アメリカ・マニファクチャリング(HAM)で行われており(1980年の1,085cc時代から)、海外生産車両を輸入販売する魁けとなった。また同時にクルマの方でもスペシャリティーカー「アコードクーペ」(アコードの派生機種)を日本に輸入販売したことで話題となっている。
その後ゴールドウイングは、ほぼ毎年イヤーモデルとして国内販売されてきている。1990年にはアメリカでの生産10周年を記念した特別仕様車を発売。1994年にはゴールドウイングの20周年を記念した特別仕様車も発売している。1996年にはゴールドウイングをベースに本格的なクルーザーとしたワルキューレを発売、このモデルは2001年モデルまで継続発売された。
2001年8月、水平対向6気筒SOHC2バルブエンジンの排気量を1,832ccまでアップした1800ゴールドウイングの時代が始まる。三元触媒の「Honda Evolution Catalyzing System 3」(HECS3)を採用して世界最高水準の環境性能を実現、フレームも新設計のアルミフレームを採用。そして国内専用仕様として、量産二輪車世界初の電動式光軸調整機能付のディスチャージ式ヘッドライトや、間欠機能付電動ワイパー、Honda Ignition Security System(H・I・S・S)という盗難抑止システムなどを採用していた。
1800時代もほぼ毎年イヤーモデルが登場したが、2004年には、低価格設定のゴールドウイングUSパッケージをタイプ設定。通常モデルが3,150,000円のところUSパッケージは2,614,500円だった。2005年にはゴールドウイング30周年記念モデル。2007年には二輪車用エアバッグシステムを搭載したタイプを追加設定。2008年にはビルトインタイプのナビゲーションシステムを導入。また、2004年にはゴールドウイングの水平対向6気筒エンジンを搭載するメーカー純正カスタムマシンといえるRUNEが発売されている。
今回、2013年モデルとなるゴールドウイングシリーズは、車体色に新たにデジタルシルバーメタリックを採用したモデルを追加、従来からのパールフェイドレスホワイトに加え2色の展開となった。
★HONDA プレスリリースより (2012年11月29日)
「ゴールドウイング」シリーズに新色を追加し発売
Hondaは、存在感あふれる独創的なスタイリングの大型二輪スポーツツアラー「ゴールドウイング<エアバッグ・ナビ>と「ゴールドウイング」に新色を追加し12月18日(火)に発売します。
車体色に、新たにデジタルシルバーメタリックを採用し、ゴールドウイングシリーズの精悍なイメージをさらに際立たせています。車体色のバリエーションは、現行のパールフェイドレスホワイトを加えた2色展開となります。
ゴールドウイングシリーズは、力強い出力特性とともに、静粛性、環境性能に優れた水平対向6気筒1,800ccエンジンを搭載したHondaのロードスポーツの最高峰モデルです。エアロダイナミクスを追求したカウル類や収納性に優れたリアトランクとサドルバッグなどによって、長距離ツーリングを快適に楽しむことができます。
ゴールドウイング<エアバッグ・ナビ>は、Honda独創の安全技術を採り入れたエアバッグシステムと、利便性や操作性に優れたビルトインタイプのナビゲーションシステムを採用したモデルです。
- ●販売計画台数(国内・年間)
- シリーズ合計 400台
- ●メーカー希望小売価格
- ゴールドウイング<エアバッグ・ナビ> 2,782,500円(消費税抜き本体価格 2,650,000円)
- ゴールドウイング 2,289,000円(消費税抜き本体価格 2,180,000円)
- ※価格には保険料・税金(消費税を除く)・登録などに伴う諸費用は含まれておりません
★主要諸元
車名型式 | EBL-SC68 | |
---|---|---|
ゴールドウイング | ||
発売日 | 2012年12月18日 | |
全長×全幅×全高(m) | 2.630×0.945×1.525 | |
軸距(m) | 1.690 | |
最低地上高(m) | 0.125 | |
シート高(m) | 0.740 | |
車両重量(kg) | 417〈425〉 | |
乾燥重量(kg) | - | |
乗車定員(人) | 2 | |
燃費(km/L) | 20.0(60km/h定地走行テスト値) | |
登坂能力(tanθ) | - | |
最小回転半径(m) | 3.3 | |
エンジン型式 | SC47E | |
水冷4ストローク水平対向6気筒SOHC2バルブ | ||
総排気量(cm3) | 1,832 | |
内径×行程(mm) | 74.0×71.0 | |
圧縮比 | 9.8 | |
最高出力(kW[PS]/rpm) | 80[109]/5,500 | |
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) | 161[16.4]/4,000 | |
燃料供給装置形式 | 電子制御燃料噴射装置(PGM-FI) | |
始動方式 | セルフ式 | |
点火方式 | フルトランジスター式バッテリー点火 | |
潤滑油方式 | 圧送飛沫併用式 | |
潤滑油容量(L) | - | |
燃料タンク容量(L) | 25.0 | |
クラッチ形式 | 湿式多板ダイヤフラムスプリング式 | 常時噛合式5段リターン |
変速比 | 1速 | 2.375 |
2速 | 1.454 | |
3速 | 1.068 | |
4速 | 0.843 | |
5速 | 0.685 | |
変速比 | 1.591/1.028×2.750 | |
キャスター(度) | 29°50′ | |
トレール(mm) | 109 | |
タイヤサイズ | 前 | 130/70-18M/C63H |
後 | 180/60-16M/C74H | |
ブレーキ形式 | 前 | 油圧式ダブルディスク |
後 | 油圧式シングルディスク | |
懸架方式 | 前 | テレスコピック式 |
後 | スイングアーム式 | |
フレーム形式 | ダイヤモンド |
※〈 〉内は、ゴールドウイング<エアバッグ・ナビ>の数値