CBR1000RR/Special Edition 1,396,500円~1,596,000円(11月13日発売)
★ホンダ CBR1000RR/Special Edition 車両解説
CBR1000RRがカラーリングを変更するとともに、“Repsol”カラーを採用したSpecial Editionも発売
CBR954RRの後継モデルとして2004年4月に発売されたスーパースポーツ、CBR1000RR。2002年、2003年と2年連続でMotoGPチャンピオンマシンとなったRC211Vの先進技術を取り入れて新開発された水冷4ストロークDOHCエンジン、ユニット・プロリンクサスペンション、センター・アップ・エキゾーストシステム、電子制御油圧式ロータリーダンパー、HESD(ホンダ・エレクトロニック・ステアリング・ダンパー)など当時のホンダの先進技術の粋を集めたマシンだった。
その後、2006年2月には、車両重量を4kg軽量化、カウル表面積を約13%縮小するなどの改良が行われた。エンジンもシリンダーヘッドの形状やサイズを見直し、バルブ形状、燃焼室形状を含めての改良で、足回りではフロントディスクの径の拡大、キャスター角、トレール量を変更するなどにより、より軽快な操縦性とマスの集中をはかっていた。
2008年9月には「オール・ザ・ベスト・イン・スーパースポーツ」をキーワードにフルモデルチェンジが行われた。更なる運動性能の向上を図るため、空力性能の向上とマスの集中化が行われ、よりコンパクトなフォルムのボディデザインに変更されている。スタイリング上の特長でもあったセンターアップ・マフラーは特徴的なキャタライザーを内蔵する角張ったサイド・マフラー形式となった。
エンジン面ではシリンダーヘッドが小型化され、各パーツの徹底的な軽量化と合わせて、エンジン単体で約2.5kgの軽量化とコンパクト化を達成している。継続して採用されたPGM-FIに新採用の触媒により平成19年国内二輪車排出ガス規制をクリア。
2011年12月には、足回りを中心に大幅な見直しが行われた。操縦性に大きく左右する前・後サスペンション及び前・後ホイール形状を変更。ブレーキング時の安心感と立ち上がりのトラクション性能を向上させ、スポーツライディング時の扱いやすさをさらに向上させている。
その他に、メーターは視認性の高いフル液晶画面を採用、新たにギアポジションインジケーター、サーキットでのスポーツ走行に役立つラップタイマー、REVインジケーターを設定し、スポーツライディングにふさわしい装備としている。
外観では、空力性能の向上とマスの集中化を図ったコンパクトなフォルムを引き継ぎながら、「スピード感と躍動感あるダイナミック」をキーワードに、ウェッジシェイプを基調にしたシャープでスピード感あふれる造形とされた。また、フロントのノーズカウル下には、空気の流れをコントロールし、ハンドリングの向上に貢献するチンスポイラーを新たに装備している。
今回のモデルチェンジでは、ロスホワイトとグラファイトブラックの2色を新たにカラー設定したのみで2013年モデルとなった。また、同時にMotoGPで活躍する“Repsol Honda Team”カラーを施したCBR1000RR Special Editionを11月12日から2013年1月7日までの受注期間限定で発売する。
★HONDA プレスリリースより (2012年11月12日)
スーパースポーツモデル「CBR1000RR」のカラーリングを変更するとともに
スペシャルカラーモデルを限定発売
Hondaは、高性能な4ストローク・DOHC・直列4気筒1000ccエンジンを搭載した大型スーパースポーツモデル「CBR1000RR」のカラーリングを変更し、11月13日(火)に発売します。
また、“Repsol Honda Team”カラーを採用した「CBR1000RR Special Edision」を受注期間限定※で11月13日(火)に発売します。
CBR1000RRは、新たにロスホワイトとグラファイトブラックの2色を設定。ロスホワイトは、Honda伝統のトリコロールイメージのカラーリングを採用し、フロントフォークにゴールドカラーを施すことで、よりアグレッシブなイメージとしています。グラファイトブラックは、フレームやフロントフォークなど全身をブラックアウトすることで精悍なイメージとしています。
CBR1000RR Special Edisionは、ロードレース世界選手権シリーズの最高峰クラスのMotoGPに出場している“Repsol Honda Team”のカラーを施しています。前・後のホイールには鮮やかなオレンジカラーを採用しレーシングイメージの高いモデルとしています。なお、テクニカルスポンサーステッカーを同梱しています。
CBR1000RR、CBR1000RR Special Edisionともに、スーパースポーツモデル用として世界で初めて採用した電子制御式“コンバインドABS”を搭載したABS仕様車もタイプ設定しています。
※受注期間は、2012年11月12日(火)から2013年1月7日(月)まで
- ●販売計画台数
- (国内・年間)シリーズ合計 350台
- ●メーカー希望小売価格
- CBR1000RR グラファイトブラック 1,396,500円(消費税抜き本体価格 1,330,000円)
- CBR1000RR ロスホワイト 1,428,000円(消費税抜き本体価格 1,360,000円)
- CBR1000RR<ABS> グラファイトブラック 1,564,500円(消費税抜き本体価格 1,490,000円)
- CBR1000RR<ABS> ロスホワイト 1,596,000円(消費税抜き本体価格 1,490,000円)
- CBR1000RR Specia Edition 1,491,000円(消費税抜き本体価格 1,420,000円)
- CBR1000RR<ABS>Special Edition 1,659,000円(消費税抜き本体価格 1,580,000円)
- ※価格(リサイクル費用を含む)には保険料・税金(消費税を除く)・登録などに伴う諸費用は含まれておりません
★主要諸元
車名型式 | EBL-SC59 | |
---|---|---|
CBR1000RR[CBR1000RR<ABS>] | ||
発売日 | 2012年11月13日 | |
全長×全幅×全高(m) | 2.075×0.680×1.135 | |
軸距(m) | 1.415 | |
最低地上高(m) | 0.130 | |
シート高(m) | 0.820 | |
車両重量(kg) | 202〔212〕 | |
乾燥重量(kg) | - | |
乗車定員(人) | 2 | |
燃費(km/L) | 24.5(60km/h定地走行テスト値) | |
登坂能力(tanθ) | - | |
最小回転小半径(m) | 3.3 | |
エンジン型式 | SC59E | |
水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブ | ||
総排気量(cm3) | 999 | |
内径×行程(mm) | 76.0×55.1 | |
圧縮比 | 12.3 | |
最高出力(kW[PS]/rpm) | 87[118]/9,500 | |
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) | 95[9.7]/8,250 | |
燃料供給装置形式 | 電子制御燃料噴射装置[PGM-DSFI] | |
始動方式 | セルフ式 | |
点火方式 | フルトランジスタ式バッテリー点火 | |
潤滑油方式 | 圧送飛沫併用式 | |
潤滑油容量(L) | ||
燃料タンク容量(L) | 17 | |
クラッチ形式 | 湿式多板ダイヤフラム・スプリング | |
変速機形式 | 常時噛合式6段リターン | |
変速比 | 1速 | 2.285 |
2速 | 1.631 | |
3速 | 1.333 | |
4速 | 1.137 | |
5速 | 1.033 | |
6速 | 0.967 | |
減速比1次/2次 | 1.717/2.562 | |
キャスター(度) | 23°30′ | |
トレール(mm) | 96 | |
タイヤサイズ | 前 | 120/70ZR17M/C 58W |
後 | 190/50ZR17M/C 73W | |
ブレーキ形式 | 前 | 油圧式ダブルディスク〔電子制御式“コンバインドABS”〕 |
後 | 油圧式ディスク〔電子制御式“コンバインドABS”〕 | |
懸架方式 | 前 | テレスコピック式(倒立タイプ) |
後 | スイングアーム式(ユニットプロリンク) | |
フレーム形式 | ダイヤモンド |
※[ ]内はABS仕様