Honda DREAM PARTY 2012 in 白馬「バイクのない人生なんて……考えられないゾ!」

 11月3日、文化の日。長野県の白馬エリアに向かう道からは紅葉の山肌の向こうに冠雪したアルプスの尾根を望むという、季節が造り出した景色を眺めることができた。そんな道を長野方面から、あるいは松本方面から、多くのホンダ乗りが白馬を目指していた。約束の時間に向けて……。

 彼らはスキー場をその背後に抱くリゾートホテル、ホテルグリーンプラザ白馬で行われるドリームパーティーin白馬への参加者たちだった。ホンダドリーム関東、ホンダドリーム東京を含む13店舗のドリーム店が主催する恒例になりつつあるビッグイベントだ。

 3回目を迎えた今年、その参加者は過去最高の409名へと膨らみ、貸し切りとなったリゾートホテルの巨大な駐車場は、CB、NC、VFR、VTR、VT、CRFにXRにSL、フォルツァ、シルバーウイング、ゴールドウイング等々、ホンダ車がフルラインナップ?? と思わせる多才なバイク達が集まっている。

こちらで動画が見られない方、もっと大きな映像で楽しみたい方は、YOUTUBEのサイトで直接ご覧ください。

すでに雪をいただいた白馬の山々を縫い、ライダーがやってくる。この日、白馬はかなり冷え込んだ。「寒かった〜!」が第一声。だけど、誰もが笑顔だった

すでに雪をいただいた白馬の山々を縫い、ライダーがやってくる。この日、白馬はかなり冷え込んだ。「寒かった〜!」が第一声。だけど、誰もが笑顔だった


すでに雪をいただいた白馬の山々を縫い、ライダーがやってくる。この日、白馬はかなり冷え込んだ。「寒かった〜!」が第一声。だけど、誰もが笑顔だった

すでに雪をいただいた白馬の山々を縫い、ライダーがやってくる。この日、白馬はかなり冷え込んだ。「寒かった〜!」が第一声。だけど、誰もが笑顔だった

すでに雪をいただいた白馬の山々を縫い、ライダーがやってくる。この日、白馬はかなり冷え込んだ。「寒かった〜!」が第一声。だけど、誰もが笑顔だった
すでに雪をいただいた白馬の山々を縫い、ライダーがやってくる。この日、白馬はかなり冷え込んだ。「寒かった〜!」が第一声。だけど、誰もが笑顔だった。

 午後3時過ぎ。参加者達は糸魚川へと抜ける国道142号線からホテルに至るワインディングを登ってくる。森の向こうに広がる巨大な駐車場に入ると、まずはお馴染み、プロのカメラマンによる一台一台の記念撮影が行われる。皆、長旅の疲れも見せずお茶目で最高の笑顔で応える。


プロカメラマンによる記念撮影。400余名全員の写真が撮られるのだ

駐車場には文字通りホンダ車が並ぶ
プロカメラマンによる記念撮影。400余名全員の写真が撮られるのだ。 駐車場には文字通りホンダ車が並ぶ。

 秋は夕方に染まる山、空を楽しむ間もなくあたりを暗くした。午後5時、参加者達は仲間達とチェックインを済ませ、温泉を楽しみ、そして早めの夕食へと流れてゆく。多才なメニューを皿に盛り腹ごなしを済ませた参加者はパーティー本番へと備えていた。

 午後7時30分。冷たい夜気に包まれた駐車場でパーティーは始まった。2メートルほどに積まれた薪に点火。それが大きな炎に変わるころ、ドリームパーティーの開会が告げられ、その盛り上がりのまま館内のパーティー会場へと移動し、第二部へと流れて行く。主催者の紹介が終わり、ホンダモーターサイクルジャパンの井内社長が乾杯の音頭を取る。井内社長は「寒い中、お疲れ様です。私もCRF250Lに跨がってやって来ました! 渋滞が凄かったですね(笑)。参加された皆さん、バイクに乗る人生、乗らない人生がありますが、どうかその楽しさを知る皆さんがバイクのある人生の楽しさを伝えて下さい」と挨拶。

 広い会場では仲間同士で杯を重ね、見知らぬ人ともバイクを通じて盛り上がる。「バイクが好き、ホンダ好き」という同じ周波数帯の老弱男女の一体感は次第に強まってくる。


今年初めて行われたキャンプファイヤー。盛り上がりました

パーティーの始まり。もちろん、盛り上がりました
今年初めて行われたキャンプファイヤー。盛り上がりました。 パーティーの始まり。もちろん、盛り上がりました。

 午後8時過ぎ、チャレンジクラブ5000キロ達成、チャレンジクラブ1万キロ達成、ポイント獲得数のトップ10など、今年走った距離の表彰が行われたほか、ドリームパーティーのために募集したフォトコンテストも行われた。会場入りした時に撮影を担当したプロのフォトグラファーが選考するとあって、楽しいツーリングの一葉にもストーリーがこもる。滅多にないプロとのふれあいに一眼レフを片手に写真の上手い撮り方を聞きにやってくる参加者もいた。

 
 パーティーも後半に入るとステージ上は数々のゲーム、じゃんけん大会での品々の獲得などさらにヒートアップ。午後9時を過ぎるまで大いに盛り上がったのでした。


ドリーム店が行っているチャレンジ5000/10000キロ達成者表彰やゲームなどが行われた

ホンダモーターサイクルジャパンの井内社長(写真中央)がパーティ会場を回り、ホンダ・ユーザーとの親睦を深めていた

お馴染みのゲームである。各ドリーム店対抗となっている
ドリーム店が行っているチャレンジ5000/10000キロ達成者表彰やゲームなどが行われた。 ホンダモーターサイクルジャパンの井内社長(写真中央)がパーティー会場を回り、ホンダ・ユーザーとの親睦を深めていた。 お馴染みのゲームである。各ドリーム店対抗となっている。

翌朝9時、記念撮影。これでパーティは終わりだ。出発の日は、とても暖かかった
翌朝9時、記念撮影。これでパーティーは終わりだ。出発の日は、とても暖かかった。

 翌朝、午前8時半、出発の準備を済ませ、参加者達は愛車のところへ。空は絶好のツーリング日和。ホテルを背景に全員で集合写真を撮影し、来年、またこの地で合うことを約束してそれぞれの道へと走り出す。

 ホテルから国道へと下り松本方向に走ると空の青を背景に冠雪した白馬連峰がライダー達を見送っている。あまりの絶景にロードサイドのパーキングにバイクを停め、思い出の一枚に刻む人も多々。

 先導役のライダーが掛ける「さあ、いきましょう!」の声に後ろ髪を引かれるようにホンダ乗り達は白馬の道を後に……。

 一つの輪になった409名のライダー達はヘルメットを被り、国道を走って行く名も知らぬ友に手を振って別れを惜しむのであった。


友よ、また会おう
友よ、また会おう。