MotoGPマシンのYZR-M1やYZF-R1でおなじみ“クロスプレーン”コンセプトを導入することによって開発された新型3気筒エンジン。ヤマハでは、この3気筒エンジンを、今後のスポーツモデルのラインナップに新しい魅力をプラスするものとして位置づけている。
ちなみにクロスプレーン技術は、YZR-M1やYZF-R1に採用され、ライディング・パフォーマンスを劇的に進化させたことでおなじみ。クランクシャフトのクランクピンを90度ずつずらして配置(通常は180度配置で“フラットプレーン”とも呼ばれる)することで、軸方向から見るとクランクアームがそれぞれ交差して見えることから名付けられたもの。3気筒エンジンの場合、もともとクランクピンは120度ずらして配置されるのが一般的で(120度位相クランクで等間隔爆発)そのままでは一次慣性偶力が発生してしまう。この一次慣性偶力を軽減させるためにクロスプレーン技術を応用したのだろう。現時点では技術の詳細が発表されておらず「クロスプレーン技術と3気筒エンジンの組み合わせにより、均質で扱いやすいトルク特性を得ることが実現した」としか説明されていない。
3気筒といえば、ヤマハもかつてGX750(海外ではXS750の呼称、1976年に発売)で3気筒エンジンに挑戦しており、独特のエンジンフィーリングで人気を得たが、その当時は4気筒ブームが盛り上がりを見せるまっただ中、1981年のXJ750Eの登場により表舞台から姿を消してしまっている。
今回、スリムでコンパクト、そして軽量という3気筒本来の優れた特徴と、クロスプレーンという最新の技術が組み合わせられたことにより、3気筒エンジンの未来もまた変わっていくことが大いに期待される。
実車への投入が待ち遠しい新技術だ。
(コンセプト展示)
ちなみにクロスプレーン技術は、YZR-M1やYZF-R1に採用され、ライディング・パフォーマンスを劇的に進化させたことでおなじみ。クランクシャフトのクランクピンを90度ずつずらして配置(通常は180度配置で“フラットプレーン”とも呼ばれる)することで、軸方向から見るとクランクアームがそれぞれ交差して見えることから名付けられたもの。3気筒エンジンの場合、もともとクランクピンは120度ずらして配置されるのが一般的で(120度位相クランクで等間隔爆発)そのままでは一次慣性偶力が発生してしまう。この一次慣性偶力を軽減させるためにクロスプレーン技術を応用したのだろう。現時点では技術の詳細が発表されておらず「クロスプレーン技術と3気筒エンジンの組み合わせにより、均質で扱いやすいトルク特性を得ることが実現した」としか説明されていない。
3気筒といえば、ヤマハもかつてGX750(海外ではXS750の呼称、1976年に発売)で3気筒エンジンに挑戦しており、独特のエンジンフィーリングで人気を得たが、その当時は4気筒ブームが盛り上がりを見せるまっただ中、1981年のXJ750Eの登場により表舞台から姿を消してしまっている。
今回、スリムでコンパクト、そして軽量という3気筒本来の優れた特徴と、クロスプレーンという最新の技術が組み合わせられたことにより、3気筒エンジンの未来もまた変わっていくことが大いに期待される。
実車への投入が待ち遠しい新技術だ。
(コンセプト展示)
「New 3-cylinder engine based on the “crossplane concept”」の展示シーン。その1。 | 「New 3-cylinder engine based on the “crossplane concept”」の展示シーン。その2。 |
ヤマハのビッグ・スポーツツアラー、FJR1300A/ASが、よりカンファタブルにバージョンアップ。
2001年の登場以来、欧州のビッグ・スポーツツアラージャンルを牽引してきたFJR1300。’06年には自動クラッチシステムYCC-S(Yamaha Chip Controlled Shift)を搭載するFJR1300ASタイプもラインナップに加えるなど、ツアラー機能を向上させてきたが、今回も“1日1,000kmを快適にカバーする”ための熟成が行われた。
1298cc、YCC-T(Yamaha Chip Controlled Throttle)エンジンや基本メカニズムに変更はなく、フロントフェイスからサイドまでカウル形状がよりスポーティさを強調するデザインに一新された。シート位置を微調整可能な“可変ライディングポジション”など、ツアラーとしての優れた特徴の数々は引き継がれている。上の写真はFJR1300AS。
(海外向け2013年モデル)
2001年の登場以来、欧州のビッグ・スポーツツアラージャンルを牽引してきたFJR1300。’06年には自動クラッチシステムYCC-S(Yamaha Chip Controlled Shift)を搭載するFJR1300ASタイプもラインナップに加えるなど、ツアラー機能を向上させてきたが、今回も“1日1,000kmを快適にカバーする”ための熟成が行われた。
1298cc、YCC-T(Yamaha Chip Controlled Throttle)エンジンや基本メカニズムに変更はなく、フロントフェイスからサイドまでカウル形状がよりスポーティさを強調するデザインに一新された。シート位置を微調整可能な“可変ライディングポジション”など、ツアラーとしての優れた特徴の数々は引き継がれている。上の写真はFJR1300AS。
(海外向け2013年モデル)
YAMAHA FJR1300シリーズの基本タイプ、FJR1300Aにパニアを取り付けた状態。 | こちらは自動クラッチシステムYCC-S(Yamaha Chip Controlled Shift)を搭載するYAMAHA FJR1300ASのパニアを取り外した状態。 |
“New European-style 4-stroke offering value with performance”スクーター。ヨーロッパでも、燃料価格の高騰や都市部での交通渋滞による時間のロス、等々を考えるとやはり二輪が便利。それも125クラスのスクーターが一番、とまるで日本の状況を引き写したかのようだが、ヨーロッパでも現実的な問題なのだそうだ。
で、登場した125クラスのオーソドックススクーター。ビジネススクーターと言い変えてもいいほどシンプルなスタイルと、低燃費、低価格がウリでこれまでのスタイリッシュなスクーター群とは一線を画すモデル。これだけシンプルなデザインは、最近の東南アジアモデルでは見られなかった“新鮮”さがある。2013年夏には市販開始予定。名称が未定のようなので、シンプルに「YAMAHA 125」ではいかがでしょう。
(海外向け2013年モデル)
で、登場した125クラスのオーソドックススクーター。ビジネススクーターと言い変えてもいいほどシンプルなスタイルと、低燃費、低価格がウリでこれまでのスタイリッシュなスクーター群とは一線を画すモデル。これだけシンプルなデザインは、最近の東南アジアモデルでは見られなかった“新鮮”さがある。2013年夏には市販開始予定。名称が未定のようなので、シンプルに「YAMAHA 125」ではいかがでしょう。
(海外向け2013年モデル)
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