BW’S 225,750円(10月1日発売)

★ヤマハ BW’S 車両解説

環境時代の新BW’Sは「Tough mover for commuting like compact SUV!」として登場

’88年4月、ヤマハが投入した50ccスクーター「BW’S」は、ワイドタイヤや、余裕あるサスペンションストロークなどオフテイストのユニークな外観、そして快適な乗り味などから、「遊び心いっぱいのスクーター」として人気を獲得。国内ばかりか、フランス、イタリアを中心に欧州でも根強いファン層を築き上げた個性派モデルだ。

初代モデル誕生から10年、1998年5月には「遊び心」のマインドはそのままに、新たにヘルメット収納トランク、フロントディスクブレーキ、オフテイストを演出するヘッドライトガードやアンダーガードなどを装備し、同時に最新スクーターとしての優れた基本性能を随所に盛り込んで製品化した2代目へと発展している。このモデルから生産は、Yamaha Motor Taiwan Co.,Ltd(台湾ヤマハ)で行われるようになった。

そして3代目となる今回発売のBW’Sの特徴は、初代のBW’Sが備えていた「遊び心いっぱい」のイメージを現代に再現しながら、走行性、収納性、環境性能等をさらにバランスよく発展させた製品となっているという。ちなみに開発コンセプトは「Tough mover for commuting like compact SUV!」。

可愛らしさを演出している2眼ヘッドライトは健在。カラーは、ヤマハのオフ車(ディープパープリッシュソリッドE)をイメージさせるディープパープリッシュメタリックC(ブルー)と、オリジナルカラーのホワイトメタリック1(ホワイト)の2色。
こちらがホワイトメタリック1(ホワイト)。

★YAMAHA プレスリリースより (2012年9月4日)

オフテイストのファッションスクーター
「BW’S (ビーウィズ)」
新発売について

ヤマハ発動機株式会社は、オフテイストのファッションスクーター「BW’S」を2012年10月1日より新発売します。

「BW’S」は、扱い易くパワフルな水冷・4ストローク・FI(フューエルインジェクション)エンジンを搭載、ボディは特徴的な2灯式ヘッドライトやファットタイヤなどを採用しており、タフでファッショナブルなスタイリングと優れた走行性、実用性などを調和させています。カラーリングはスポーティカジュアルな「ディープパープリッシュブルーメタリックC(ブルー)」、服装とコーディネートしやすい「ホワイトメタリック1(ホワイト)」の2色設定です。

なお、本製品の製造はヤマハモーター台湾で行います。

<名称>
「ビーウィズ YW50F」
 
<発売日>
2012年10月1日
 
<メーカー希望小売価格>
225,750円(本体価格215,000円、消費税10,750円)
メーカー希望小売価格(リサイクル費用含む)には、保険料、税金(除く消費税)、登録などに伴う諸費用は含まれません。
 
<カラーリング>
■ディープパープリッシュブルーメタリックC(ブルー)
■ホワイトメタリック1(ホワイト)
 
<販売計画>
4,000台(年間、国内)
※お問い合わせは、「ヤマハ発動機お客様相談室(フリーダイヤル0120-090-819)」へ。
製品概要
1988年発売の原付1種スクーター「BW’S」は、“オフテイストと遊びごころ溢れるスタイル”が支持され、ファッショナブルオフロードテイストの新カテゴリーを作り出しました。この「BW’S」人気は1990年代から海外に広がり、北米や欧州などで高い人気を得ています。
今回の新型「BW’S」のコンセプトは、<Tough mover for commuting like compact SUV!>とし、初代「BW’S」の備えていたイメージを現代に再現しながら、走行性、収納性、環境性能等のベストバランスを実現した製品です。2011年の国内原付1種市場は、二輪車の有用性が見直された背景もあり対前年比約10%増となりましたが、「BW’S」はこの市場に新しいオフテイストスクーターを提唱するものとなります。
 
主な特長
 
1) 環境性能に優れたエンジン
水冷・4ストローク・SOHC・3バルブエンジンを採用、燃料供給には始動性と環境性能に優れるFIを装備し、扱い易い出力特性と上質感ある走行フィーリングを楽しめます。
 
2) 存在感とタフネス感を醸し出す前後ファットタイヤと前輪ディスクブレーキ
グリップ特性に優れ、存在感・タフネス感を醸し出す120mm幅広ファットタイヤを前後に採用し、新デザインのキャストホイールと組み合わせています。また前輪には180㎜径のウェーブ形状ディスクブレーキを採用、キャリパーは個性的なレッド塗装となっています。
 
3) ゆとりのあるライディング姿勢がとれる幅広バーハンドルとシート
ゆとりあるライディング姿勢に貢献する幅広バーハンドルとゆったりとしたシート、フットスペースを採用しました。またテール部には、リアキャリアと一体式のスタンディングハンドルを採用しています。
 
4) ヘルメットボックス&フロント収納スペース
シート下には約23リットル容量のヘルメットボックスを設けました。(ヘルメットは大きさや形によって収納できない物もあります)また、フロントにはインナーポケットと折りたたみ式コンビニフックを備えています。
 
5) その他の特徴
オフテイストのゼッケン風メーターカバー、ハンドルと別体式にしたスポーティなメーターパネル、盗難を抑止するキーシャッターなど。
「BW’S」フィーチャーマップ
・クリアレンズ採用フラッシャー
・2灯式ヘッドライト
・大径アウターチューブ採用フロントフォーク
・ウェーブ形状ディスクブレーキ
・レッドキャリパー
・グリップ特性に優れたファットタイヤ(前後とも120/90-10)
・シート開閉なしで給油可能な給油口(4.5リットル容量)
・ゆとりのライディング姿勢がとれる幅広バーハンドル
・キャリア一体式スタンディングハンドル
・シート下ヘルメットボックス(容量約23リットル、形によって収納できないものもあります。)
・水冷・4ストローク・SOHC・3バルブ
・始動性、燃費性に優れるFI

★主要諸元

車名型式 JBH-SA44J
ビーウィズ YW50F
発売日 2012年10月1日
全長×全幅×全高(m) 1.885×0.730×1.095
軸距(m) 1.280
最低地上高(m) 0.115
シート高(m) 0.770
車両重量(kg) 92
乾燥重量(kg) -
乗車定員(人) 1
燃費(km/L) 58.0km/L(30km/h定地走行テスト値)
登坂能力(tanθ) -
最小回転半径(m) -
エンジン型式 A320E
水冷4ストローク単気筒SOHC3バルブ
総排気量(cm3) 49
内径×行程(mm) 38.0×43.5
圧縮比 12.0
最高出力(kW[PS]/rpm) 3.0[4.0]/8,000
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) 3.7[0.37]/6,000
燃料供給装置形式 フューエルインジェクション
始動方式 セルフ式(キック併用)
点火方式 T.C.I.(トランジスタ式)
潤滑油方式 強制圧送ウェットサンプ式
潤滑油容量(L) 0.8
燃料タンク容量(L) 4.5
クラッチ形式 乾式遠心シュー
変速機形式 Vベルト式
変速比 無段変速 2.927~0.902
減速比1次/2次 1.000/13.782
キャスター(度) 26°00′
トレール(mm) 84
タイヤサイズ 120/90-10 57J
120/90-10 57J
ブレーキ形式 油圧式シングルディスク
機械式リーディングトレーリング
懸架方式 テレスコピック
ユニットスイング
フレーム形式 バックボーンタイプ