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1989年、政府総務庁交通安全対策本部が二輪車の交通事故撲滅を目的に制定したのが8月19日の「バイクの日」。以降、バイクの日を中心に、全国自治体の交通安全対策室や地元警察により、安全運転講習などが開催されている。また、日本自動車工業会(自工会)や日本二輪車協会(NMCA)などの二輪車関係団体は2000年より「バイク月間」(現在は7~9月)をスタート。二輪車の交通安全啓発活動を展開し、バイクの日には日比谷公園で交通安全パレードなどのイベントを実施してきた。
昨年は会場を新宿ステーションスクエア(アルタ前広場)に移し、“新生バイクの日”として期待されたが、悪天候によって残念ながら開催中止となってしまった。
そして23年目を迎えた今年の8月19日・日曜日、朝から晴天広がる東京・渋谷のこどもの城にて、二輪車の社会的認知度の向上、交通安全啓発を目的とした「バイクの日」スマイル・オン2012は開催された。
野外ステージでは “バイク月間親善大使”としてすっかりお馴染みとなった元世界GPライダー・平忠彦氏をはじめ、バイクに関わる様々なゲストを招いてステージ上でトークショー、二輪車交通安全教室などを実施。全日本トライアル・チャンピオンの黒山健一選手が来場者の目の前で行ったデモンストレーションでは、大人から子どもまで興奮の喝采に包まれる。
青山劇場前ピロティでは国内4メーカーの最新バイクを展示。会場に駆けつけたバイク・ファンはもちろん、たまたま近くを通る人々にも注目された。また、会場が「こどもの城」だけに、お父さん・お母さんに連れられた多くのチビッ子たちが滅多に触れる機会のないバイクにまたがり、笑顔をふりまく姿が印象的。彼らはモビリティランドで展開されている「キッズバイク」(電動バイク)で、自転車とは異なりスロットルを捻ると走り出す新鮮なフィーリングを体験。初めてのバイクの感動を味わったようだった。