2012年6月29日 

■若い感性による今の時代の感動を!「Graphic Grand Prix by Yamaha」は新しい形のコンテストを目指す

コンテストのプロデューサー/審査委員長であるアーティストの日比野克彦氏が設定した今回の募集テーマは「存在。」。バックの旗は日比野氏プロデュースのもと、ヤマハ/ヤマハ発動機のデザインスタッフが制作した。

 ヤマハとヤマハ発動機が主催する「グラフィック・グランプリby Yamaha」は、“今の時代の感動”を追求するグラフィック作品を広く一般から募るコンテスト。応募から選考まで、より多くの人が参加できる新しい形のコンテストを目指す。応募は9月30日まで受付中だ。

 アート表現、油彩、水彩、イラスト、フォトコラージュなど、二次元の作品であればジャンルは不問。応募(提出形態)はデジタルデータに限られる(油彩、切り絵などのアナログ制作手段の場合は撮影もしくはスキャンなどのデータ化が必須)。

 テーマは「存在。」

 コンテストのプロデューサー/審査委員長である日比野克彦氏からのメッセージ。
「グラフィックの可能性を追求していく上で、作品が持つコンテキストだったり、受け手がどんな空間・環境で作品と向き合うことになるのか、そういったところまでアーティストが徹底的に想像したり考え抜くことが、制作そのものと並んで、ますます重要となっていると感じています。今では作品の発表も、ネットで一瞬にして世界へ向けて可能です。デジタルで作品が流通していく中では、どんな環境・メディアで作品が出力・表示され、展示・掲示されるかを、アーティストはコントロールすることはできません。大きくプリントアウトされるかもしれませんし、スマートフォンの画面で小さく見られるのかもしれません。そんな時代にあって、本質的な強さを持つグラフィックを見てみたい。データで送られてくるグラフィックが「存在」するとはどんなことか、その在り方から感動が伝わる、そんな作品を待っています。最終選考に残った作品は、各種の方法で出力・表示して、その強さを試します。特定の閲覧方法や展示によらない、作品のもつポテンシャルをいろいろな方法で試したいからです。作品のコンセプトやアーティストが特に念頭に置くような閲覧方法、展示イメージも参考にします。悔いの残らない形で、伝えたいことのすべてを送ってきてください」

 応募に関する詳細は以下の公式サイトにて。

第一回グラフィック・グランプリby Yamaha
http://www.graphicgp.jp/