無限

 昨年夏にリリースされたCrossrunner(VFR800X)をベースとする「VFR800X MUGEN」(http://www.mr-bike.sakura.ne.jp/feature/vfr800x_mugen/index.html )と同様の手法が採られたと言えよう。モータースポーツ経験豊富なM-TECにとって得意とも言えるエキゾースト系にオリジナルパーツが奢られる他、外観はコーポレーテッドカラー”黒・金・赤”のストライプがさりげなく配され、走る楽しみ、情熱を忘れない大人のコンプリート・モデルに仕上がっている。

 Crosstourer(VFR1200X)をベースとするため、DCT(デュアルクラッチトランスミッション)モデルをラインナップしているのもポイント。本場欧州仕込みのツアラー性能に加え、新感覚のイージー・スポーツライディングも楽しめる。

○販売計画台数(国内):100台(合計)
○メーカー希望小売価格:VFR1200X MUGEN 1,632,750円
            VFR1200XD MUGEN 1,753,500円
○ボディカラー(1色設定):デジタルシルバー・メタリック

無限スリップオンエキゾーストシステムは排気効率を追求したストレート構造を採用。特に中速域でのトルクアップを実感できるという。サウンドはスポーティに仕上げられているが、アイドリングはむしろノーマル(欧州仕様)より静かだとか。リアまわりは片持ち式のプロアームにシャフトドライブを採用。 お馴染み”黒・金・赤”のコーポレーテッドカラーを採用する無限デカールをフロントカウルの両サイドに貼付。先端にも”無限 MUGEN”のロゴが入る。参考までに、ベース車 Crosstourerのウインカーは、ホンダ車初のLEDを採用。
VFR1200Fでお馴染みの1,237ccV型4気筒エンジンを搭載。2タイプのトランスミッションが用意されるが、最高出力、最大トルク共に共通。※写真をクリックするとDCT仕様のエンジン外観が見られます。 最上級スポーツツアラーに相応しいトラクションコントロールも標準装備。スイッチはフロントカウルの左側に。
フロントは倒立サスペンションにダブルディスク。もちろんコンバインドABSも装備される。タイヤはブリヂストン「BATTLE WING」またはピレリ「SCORPION TRAIL」を純正装着。 たっぷりとしたシートは欧州仕様のまま。堅牢なつくりのキャリア類はケースといった様々なオプションパーツに対応。
アドバンスド・マルチファンクション・インストルメント・ディスプレイを採用。デジタルの速度、バーグラフの回転他、様々な情報を表示。外気温計はツアラーならではの装備。 DCT仕様のハンドルまわり。VFR1200F同様、スイッチ類は親指の動きやフィット感を考慮した配置や形状、滑らかな動きやクリック感といった操作の質感も追及。※写真をクリックすると左側を見ることができます。

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こちらで動画を見られない方は、YOUTUBEのサイト「http://youtu.be/Q9KxJIBsREs」で直接ご覧ください。
VFR1200X MUGEN〈VFR1200XD MUGEN〉主要諸元
■型式:SC70 ■全長×全幅×全高:2,285×915×1,335mm ■ホイールベース:1,595mm ■最低地上高:180mm ■シート高:850mm ■車両重量:275〈285〉kg ■乗車定員:2人 ■最小回転半径:2.7m ■エンジン種類:水冷4ストロークOHC4バルブV型4気筒 ■総排気量:1,237cm3 ■ボア×ストローク:81.0×60.0mm ■圧縮比:12.0 ■最高出力:95kw[129PS]/7,750rpm ■最大トルク:126N・m[12.8kgf]/6,500rpm ■燃料供給装置形式:電子式<電子制御燃料噴射装置(PGM-FI) ■使用燃料種類:無鉛プレミアムガソリン ■始動方式:セルフ式 ■点火装置形式:フル・トランジスタ式バッテリー点火 ■燃料タンク容量:21.5L ■クラッチ形式:湿式多板ダイヤフラム・スプリング式〈湿式多板コイル・スプリング式〉 ■変速機形式:常時噛合式6段リターン〈電子式6段変速〉 ■キャスター角/トレール量:28°/107mm ■タイヤ(前/後):110/80R19/150/70R17 ■ブレーキ(前/後):油圧式ダブルディスク310mm、ABS付/油圧式シングルディスク 276mm、ABS付 ■懸架方式(前/後):テレスコピック式/スイングアーム式(プロリンク) ■フレーム形式:ダイヤモンド ■車体色:デジタルシルバー・メタリック ■メーカー希望小売価格:1,632,750〈1,753,500〉円