Bandit 1250S ABS 1,081,500円(7月2日発売)
★スズキ バンディット1250S ABS 車両解説
ハーフカウル版バンディット1250S ABSをマイナーチェンジ
1995年1月発売のGSF1200を出発点とするスズキのビッグ・スポーツモデル。翌年2月にはハーフカウルが採用されたGSF1200S、11月にはABSを装備するモデルが追加されている。そして2000年3月のフルモデルチェンジを期に、現在へと続くニューフレームのスタイルとなっている。
スズキ独自の油冷エンジンを搭載するモデルとしてのバンディット・シリーズは、2006年9月の“油冷ファイナル・エディション”の発売がラストとなり、翌2007年3月には、現行モデルと同じ水冷エンジンを搭載するモデルにバトンタッチしている。
油冷から水冷へと変わったエンジンは、排気量も1,156cm3から1,254cm3へと排気量アップが行われたが、エンジンサイズを極力コンパクトに抑えたことで搭載スペースはほとんど変わらず、外観でもフィンが無くなってスッキリした、という程度のイメージの変化だった。車体周りにはほとんど変更がなかったので、いわゆる“バンディット・スタイル”を守り通したモデル・チェンジだったといえる。
ただもちろん中身は大きく進化しており、動力性能の向上はもちろん、静粛性も大幅に向上し、平成19年国内新排出ガス規制に対応している。そしてネイキッド版のバンディット1250とハーフカウルのバンディット1250S、両車に電子制御式ABSが標準で装備されることになった。
1250になってからのトピックスとしては、2010年4月にフルカルを装備したバンディット1250F ABSがラインナップに追加されたことが上げられる。
そして、このバンディット1250F ABSは、2010年7月にパールミラージュホワイトの車体色が追加設定されたのに引き続き、2011年3月にオールトグレーメタリックという新色が追加された。そして2011年9月、ハーフカウルの方のバンディット1250S ABSがカラーチェンジを受け、バンディット1250Fと共通の既存色、パールネブラーブラックをそのまま継続、新色のサンダーグレーメタリックを採用して2色の設定となった。それまでの暖色系のクリームグレーメタリックからスッキリした寒色系のグレーに変更された。
今回のマイナーチェンジは、フレームカラーにグレーを採用したのと、ウインカーの変更、そして車体色の設定の変更の3点が行われている。カラー設定はグラスブラッシュホワイトとグラススパークルブラック、そしてアルバブルーメタリックの3色に。
★SUZUKI プレスリリースより (2012年6月15日)
ABSを標準装備する大型ロードスポーツモデル
「バンディット1250S ABS」を一部改良して発売
スズキは、電子制御式ABSを標準装備する1254cm3大型ロードスポーツモデル「バンディット1250S ABS」を一部改良して、7月2日(月)より発売する。
- ●主な変更点
- ・車体色を 「グラススプラッシュホワイト」と「グラススパークルブラック」、 「アルバブルーメタリック」の計3色設定とした
- ・フレームカラーをグレーにした
- ●主な特長
- ・ライダーのブレーキ操作を補助する電子制御式ABSを標準装備し、様々な路面状況に応じて効率の良い制動力を発揮。
- ・1,254cm3水冷4サイクルDOHC4バルブエンジンは、低中速からトルクフルで扱いやすいエンジン特性とし、力強さと静粛性を両立。また、SDTV※を搭載するフューエルインジェクションシステムにより、スムーズなスロットルレスポンスを発揮し、マフラーには大型触媒、O2センサーを装備するなど、高い走行性能と優れた環境性能(平成19年国内排出ガス基準に対応)を両立。
- ・6速ミッションを採用し、高速道路等での快適なクルージングを実現。
- ・ホイールベース1,480mmのコンパクトな車体を採用し、一体感のあるライディングポジションを実現。
- ・日常のメンテナンス等に便利なセンタースタンドを標準装備。
- ・防風効果の高いハーフカウルを採用。
- ※SUZUKI DUAL THROTTLE VALVE
- 商品名
- バンディット1250S ABS
- メーカー希望小売価格
- 1,081,500円(消費税抜き 1,030,000円)
- 発売日
- 2012年7月2日
- パブリシティー
- 2012年6月15日
- 車体色(3色)
- グラススプラッシュホワイト、グラススパークルブラック、アルバブルーメタリック
★主要諸元
車名型式 | EBL-GW72A | |
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バンディット1250S ABS | ||
発売日 | 2012年7月2日 | |
全長×全幅×全高(m) | 2.130×0.790×1.235 | |
軸距(m) | 1.480 | |
最低地上高(m) | 0.135 | |
シート高(m) | 0.810/790(2段階調整式) | |
車両重量(kg) | 252 | |
乾燥重量(kg) | - | |
乗車定員(人) | 2 | |
燃費(km/L) | 27.0(60km/h定地走行テスト値) | |
登坂能力(tanθ) | - | |
最小回転半径(m) | 2.8 | |
エンジン型式 | W705 | |
水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブ | ||
総排気量(cm3) | 1,254 | |
内径×行程(mm) | 79.0×64.0 | |
圧縮比 | 10.5 | |
最高出力(kW[PS]/rpm) | 74.0[100.0]/7,500 | |
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) | 107[10.9]/3,500 | |
燃料供給装置形式 | フューエルインジェクション | |
始動方式 | セルフ式 | |
点火方式 | フルトランジスタ式 | |
潤滑油方式 | ウエットサンプ式 | |
潤滑油容量(L) | 3.7 | |
燃料タンク容量(L) | 19 | |
クラッチ形式 | 湿式多板コイルスプリング | |
変速機形式 | 常時噛合式6段リターン | |
変速比 | 1速 | 3.076 |
2速 | 2.058 | |
3速 | 1.550 | |
4速 | 1.304 | |
5速 | 1.160 | |
6速 | 1.071 | |
減速比1次/2次 | 1.537/2.277 | |
キャスター(度) | 25°20′ | |
トレール(mm) | 104.0 | |
タイヤサイズ | 前 | 120/70ZR17M/C 58W |
後 | 180/55ZR17M/C 73W | |
ブレーキ形式 | 前 | 油圧式ダブルディスク |
後 | 油圧式シングルディスク | |
懸架方式 | 前 | テレスコピック式 |
後 | スイングアーム式 | |
フレーム形式 | ダブルクレードル |