「日本は終わった」そんなことをよく聞く。
　産業の空洞化、少子高齢化、頭脳集団の海外流失などなど、今の日本を取り巻く環境は楽観視出来る状況ではない。
　あれほど隆盛を誇った250スポーツモデルもまたしかり。
「250スポーツは終わった」と言われ久しかったが、2007年に登場したニンジャ250Rの大ヒットは「250スポーツは終わっていたわけではない」ことを見事に証明してみせた。
　もうすぐ開業する世界一の高さを誇る東京スカイツリー。
　日本は、そうそう簡単に終わらないことを、天にも届く勢いで、世界に知らしめて欲しい。
　まだまだ、これから、日本と日本人そうそう簡単には諦めない。

　世界に浸透している“ニンジャ”ブランドのDNA、その佇まいから末弟の250Rにも受け継がれていることを改めて実感する。
　パラレルツインのサウンドと鼓動がとても新鮮に感じられ、数値データ以上に元気な走りを披露。
　フルカウルのスポーツモデルだが、余裕あるライディングポジションは街乗りでも快適。

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