CRF250L/Type LD/CRF250 RALLY/Type LD 497,880円/497,880円/702,000円/702,000円(2月15日/3月26日発売)
★ホンダ CRF250L/Type LD/CRF250 RALLY/Type LD 車両解説
CRF250LとCRF250 RALLYがカラーチェンジ
ホンダの新世代のオフ車としてCRF250Lが登場したのは、2012年5月。『On(日常)を便利に、Off(週末)を楽しむ ちょうどいい相棒 New On & Off Gear』をキーワードに2011年の東京モーターショーで国内デビューを果たして以来、多くのホンダ・オフ車ファンの注目を集め、2012年5月の発売と同時にベストセラーとなった。発売にあたって、強調された“オン・オフ”のコンセプト。本格的なオフロード・マシンではない、というのは東京モーターショー発表時にも強調されていたとおりだったが、“オン・オフ”の意味が、最近のトレンドとなっている一般的なオン・オフマシンとはちょっと違い、それは日常使いの“On”と、週末の楽しみとしての“Off”の“オン・オフ”を目指したというものだった。
本格的なオフロード競技を楽しむならモトクロッサーのCRF250Rがあり、はたまたエンデューロを堪能したいならCRF250Xがある。そう、今や一台のマシンでオフ・ジャンルのすべてをカバーしなければならなかったXRの時代とはまったく違う、ということなのだ。
発売と同時に、このジャンルのマシンを待ち望んでいた多くのユーザーの支持を得たのはご存知の通り。最初のマイナーチェンジは、2012年12月におなじみ“無限”のパーツとカラーを纏った“無限スペシャル”が登場しているが、本来の意味でのモデルチェンジは2015年2月に、兄弟車だったCRF250Mと同時にカラーチェンジが行われたのが初めだろう。
CRF250 RALLYは、2015年3月に開催された大阪&東京モーターサイクルショーでコンセプトモデルとして世界初公開され、多くの注目を集めた250アドベンチャーモデルがスタートとなっている。ただし実際に市販モデルとして登場したのは若干間が空いて、2017年2月のことだった。“ダカールラリー”参戦マシンのCRF450 RALLYのレプリカといえるスタイリングほぼそのままのイメージで発売された。
「ザ・ダカールレプリカ 週末の冒険者へ」を開発コンセプトに、ダカールラリー参戦マシンCRF450 RALLYのフォルムを始め、その開発思想までも受け継いで開発されたという本格的アドベンチャーモデルだった。ウインドプロテクション性能に優れ、快適な高速巡航を可能とする大型スクリーンをはじめ、ラリーマシンと同様のフレームマウントで、個性的なフロントビューを印象付ける左右非対称の二眼LEDヘッドライトを採用。また、未舗装路での走行を考慮したロングストロークの前・後サスペンションを採用するなど、250ccクラスの枠を超えた存在感を演出しての登場だった。
エンジンは、CRF250Lで定評の低回転域での力強いトルクと高回転域での伸びのある出力を両立する、扱いやすい特性の水冷4ストローク単気筒DOHC4バルブ、250㏄エンジンを搭載。改良されたCRF250L/Mシリーズの2017年モデルと同一の出力、トルクを発揮。ブレーキシステムには、不意なブレーキ操作時や急な路面変化によるタイヤロックを抑制するABSもタイプ設定された。また、前・後サスペンションを変更し、シート高を65mm低くすることで足つき性を高めたType LDもタイプ設定と至れり尽くせり。
“On(日常)を便利に、Off(週末)を楽しむ ちょうどいい相棒 New On & Off Gear”をキーワードに登場したCRF250Lの思想に、さらに“長距離”と“オフ寄り”の長い脚がプラスされたアドベンチャーマシン、それがCRF250 RALLYだった。
CRF250 RALLYのモデルチェンジとしては、2018年3月に新色のブラックが追加されている。それまでのエクストリームレッドと合わせ2色のカラーバリエーションとなった。
好評な販売を続ける(軽二輪車の販売ベスト10位辺りを常に記録している)CRF250シリーズだが、今回はCRF250Lが2月15日に、CRF250 RALLYは3月26日にカラーリングを変更して発売される。ボディカラーのみではなく、フロントフォクカラーがブロンズに変更され、CRF250Lではホイールのリムカラーもブラックへと変更されるなど大がかりなものだ。
★HONDA ニュースリリースより (2019年2月4日)
「CRF250 RALLY」「CRF250L」のカラーリングを変更し発売
Hondaは、力強く扱いやすい出力特性の水冷・4ストローク・DOHC・単気筒249ccエンジンを搭載したアドベンチャーモデル「CRF250 RALLY」「CRF250L」のカラーリングを変更し、CRF250Lは2月15日(金)に、CRF250 RALLYは3月26日(火)に発売します。
今回、CRF250 RALLYには、最新のダカールラリー参戦マシン「CRF450 RALLY」のイメージを踏襲するカラーリングを採用するとともに、フロントフォークのカラーをブロンズに変更。カラーバリエーションを、アグレッシブな印象のエクストリームレッドと精悍な印象のブラックの全2色としました。
また、CRF250Lは、最新のモトクロスマシン「CRF450R」のイメージを踏襲し、ホイールリムのカラーをブラックに変更。フロントフォークをブロンズとし、トップブリッジ、ボトムブリッジ、ハンドルホルダーをブラック、ヘッドライトカウルを主体色と同色としています。カラーバリエーションは、レースイメージのエクストリームレッドと精悍な印象のブラックの全2色としました。
なお、CRF250 RALLY、CRF250Lともに、前・後サスペンションを変更することで、シート高をCRF250 RALLYでは65mm、CRF250Lでは45mm低くし、足つき性を向上させたType LDをタイプ設定しています。
- ●メーカー希望小売価格(消費税8%込み)
- CRF250 RALLY 702,000円(消費税抜き本体価格 650,000円)
- CRF250 RALLY Type LD 702,000円(消費税抜き本体価格 650,000円)
- CRF250L 497,880円(消費税抜き本体価格 461,000円)
- CRF250L Type LD 497,880円(消費税抜き本体価格 461,000円)
- ※価格(リサイクル費用を含む)には、保険料・税金(消費税を除く)・登録などに伴う諸費用は含まれておりません。
★主要諸元
車名型式 | 2BK-MD44 | |
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CRF250 RALLY〈CRF250L〉 | ||
発売日 | 2019年3月26日〈2月15日〉 | |
全長×全幅×全高(mm) | 2,210〈2,195〉×900〈815〉×1,425〈1,195〉 | |
軸距(mm) | 1,455 | |
最低地上高(m)★ | 0.270〈0.255〉 | |
シート高(m)★ | 0.895〈0.875〉 | |
車両重量(kg) | 155〈144〉 | |
乾燥重量(kg) | - | |
乗車定員(人) | 2 | |
燃費消費率(km/L)※1 | 44.3(国交省届出値 定地燃費値 60km/h 2名乗車時)※2 | |
33.1(WMTCモード値 クラス2-2 1名乗車時)※3★ | ||
登坂能力(tanθ) | - | |
最小回転小半径(m) | 2.3 | |
エンジン型式 | MD38E | |
水冷4ストローク単気筒DOHC4バルブ | ||
総排気量(cm3) | 249 | |
内径×行程(mm) | 76.0×55.0 | |
圧縮比★ | 10.7 | |
最高出力(kW[PS]/rpm) | 18[24]/8,500 | |
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) | 23[2.3]/6,750 | |
燃料供給装置形式 | 電子制御燃料噴射装置[PGM-FI] | |
始動方式★ | セルフ式 | |
点火方式★ | フルトランジスタ式バッテリー点火 | |
潤滑油方式★ | 圧送飛沫併用式 | |
潤滑油容量(L) | - | |
燃料タンク容量(L) | 10〈7.8〉 | |
クラッチ形式★ | 湿式多板コイルスプリング式 | |
変速機形式 | 常時噛合式6段リターン | |
変速比 | 1速 | 3.333 |
2速 | 2.117 | |
3速 | 1.571 | |
4速 | 1.304 | |
5速 | 1.103 | |
6速 | 0.967 | |
減速比1次/2次 | 2.807×2.857 | |
キャスター(度)★ | 28°05′〈27°35′〉 | |
トレール(mm)★ | 114〈113〉 | |
タイヤサイズ | 前 | 3.00-21 51P |
後 | 120/80-18M/C 62P | |
ブレーキ形式 | 前 | 油圧式シングルディスク |
後 | 油圧式シングルディスク | |
懸架方式 | 前 | テレスコピック式(倒立タイプ) |
後 | スイングアーム式(プロリンク) | |
フレーム形式 | セミダブルクレードル |
※〈〉内はCRF250L
■道路運送車両法による型式認定申請書数値(★の項目はHonda公表諸元)
■製造事業者/Thai Honda Manufacturing Co., Ltd. ■製造国/タイ ■輸入事業者/本田技研工業株式会社
※1 燃料消費率は定められた試験条件のもとでの値です。使用環境(気象、渋滞など)や運転方法、車両状態(装備、仕様)や整備状態などの諸条件により異なります
※2 定地燃費値は、車速一定で走行した実測にもとづいた燃料消費率です
※3 WMTCモード値は、発進、加速、停止などを含んだ国際基準となっている走行モードで測定された排出ガス試験結果にもとづいた計算値です。走行モードのクラスは排気量と最高速度によって分類されます