2019年2月1日 

■あの“名コンビ”がJSB1000に挑む!

(左より)柳川 明、井筒仁康、ウィルレイズ 志田 仁 代表取締役、 RS-ITOH 伊藤一成 代表、和田留佳。

 全日本JSB1000や鈴鹿8耐など、国内最高峰のロードレースで活躍した井筒仁康が監督を務める「will-raise racing RS-ITOH」が今シーズンの参戦体制を発表。同チームは2014年、井筒が自らの経験を若手ライダーに継承したいという思いで発足。昨年までJ-GP2クラスへ参戦してきた。そして6年目となる2019年、念願のJSB1000クラスへ参戦することとなった。

 JSB1000クラスは、ベテラン柳川 明をライダーに起用。井筒にとって柳川はライバルであり、時にカワサキで共に鈴鹿8耐を戦った同士。このコンビは2001年の鈴鹿8耐以来のジョイントとなるが、今回は井筒が柳川にオファー。チームにとって初挑戦となるJSB1000でベースを作るためにも、ベテラン柳川の力が必要だったという。また、ここ2年ほどはカワサキのWSBマシンの開発に専念していたこともあり、JSB1000クラスは2年ほどブランクがある柳川だがレースを続けたい気持ちはあり、そのきっかけを井筒が作ってくれたという。

 マシンは2019年型ZX10RRのキット車をベースに、これから RS-ITOHによって製作。開幕までにやらなければならないことがたくさんあるとのことだが、現実的な目標ではプライベータートップ。早く勝てるマシンに仕上げていきたいという。

 尚、昨年までJ-GP2クラスを戦ったジュニア育成の和田留佳は今シーズンよりST600クラスにスイッチ。周りのベテランから多くを学び、新たな挑戦で走りに磨きをかけていきたいと語る。