放置駐車確認制度が導入された2006年以降、東京都内のバイク放置駐車の摘発件数は100万台を超えた。東京都の二輪車保有台数は100万台。
「放置駐車が違法であることはわかるが、都内のライダーがすべて違反者となるような摘発は異常。単純に1人1回だから、何度も取り締まられている人もいるはず。圧倒的に駐車場が足りない現状を見直し、効果的な駐車場施策をお願いしたい。東京が変われば、全国が変わる」と、AJ東京・野間理事長は訴えた。
特にAJ東京は、取締りを受けたバイク使用者が納付した反則金に相当する行政制裁金についても問題にする。反則金は国に納付されるが、行政制裁金は都道府県の収入となる。
小池都知事に手渡された要望書には《オートバイの取締りを1件あたり9000円で計算すると、10年で8億4700万円になる。二輪車の駐車場の絶対数は不足しており、二輪車駐車場整備に使われることを切に願いたい》