CRF110F/CRF125F 270,000円/340,200円(2月1日発売)
★ホンダ CRF110F/CRF125F 車両解説
オフロードモデルのCRFシリーズにCRF110Fが登場、同時にCRF125Fがモデルチェンジ
ホンダのミニ・オフ専用車が4ストローク化したのは2003年9月に発売されたCRF50F、CRF70F、そしてCRF100Fから。その中でもCRF100Fは、前19インチ、後16インチのホイールを持つダイヤモンドタイプのフレームに、5速ミッションを組み合わせた99.2ccエンジンを搭載する本格的な入門オフ車として登場した。そして、年々カラー&グラフィックの変更や、マイナーチェンジを経て現在に。2013年の1月にも、マイナーチェンジを受けたCRF50Fと同時に受注期間限定で発売されている。
そしてもうひとつ、2006年10月にミニCRFシリーズに加わったのが、兄貴分のCRF150Rだ。サイズこそ小さいが小排気量クラスの本格的モトクロス競技車といえる存在のモデルで、エンジンも水冷でユニカム方式ヘッドを採用(CRF250Rなどと共通する最新技術だ)し、前17インチ+後14インチの組み合わせのCRF150R、前19インチ+後16インチのCRF150RIIという2タイプのモデルを選ぶことが出来るモデルだった。こちらもカラー&グラフィックの変更やマイナーチェンジを経て現在に至っている。
CRF125Fは、2013年10月の発売で「より乗りやすく専用開発した前後サス、フレームに、より扱いやすく力強い出力特性とした空冷エンジン組み合わせた、初心者には特にお勧めの入門オフ車」として登場している。セルモーターが採用されているのもこのマシンの特徴で、気軽にオフ・スポーツに入門し、オフロードを楽しむことから始めよう、というマシンだ。ちなみに、このモデルの発表と同時にCRF50Fは60台限定で、CRF150R、CRF150RIIも受注期間限定で継続販売されることがアナウンスされたが、CRF100Fのみは去就の表明がなかった。そして今回、CRF125Fのモデルチェンジに合わせて、気軽にオフスポーツ入門が図れるCRF110Fの登場へとつながったという流れだ。「CRF50FとCRF125Fの中間モデルとして、CRF50Fからステップアップを目指すユーザーのために、新たにラインナップに追加されたモデル」ということで、セルモーターにPGM-FI、さらには自動遠心クラッチも採用されている。
今回、CRF110Fの登場に合わせてモデルチェンジが行われたCRF125Fは、CRF110Fと同様、より扱いやすい出力特性を実現するPGM-FI採用のエンジンを、再開発した新型フレームに搭載。フロントフォークのストローク量も増加させている。
★HONDA ニュースリリースより (2018年12月20日)
オフロード走行専用車「CRF110F」を新発売するとともに
「CRF125F」を全面刷新して発売
Honda は、オフロード走行専用車のラインアップ(CRF50F/CRF125F)に「CRF110F」を
新たに追加するとともに、「CRF125F」の扱いやすさと走破性を向上させ、CRF110Fは100台限定、CRF125Fは170台限定で2019年2月1日(金)に発売します。
オフロード走行専用車CRF50F/CRF125Fは、力強く扱いやすい特性のエンジンやコンパクトで取り回しやすい車体サイズなどと排気量に応じたラインアップで、初心者をはじめ、ベテランライダーもオフロード走行を楽しめるモデルとしてご好評をいただいています。
CRF110Fは、CRF50FとCRF125Fの中間モデルとして、CRF50Fからステップアップを目指すユーザーのために、新たにラインアップに追加しました。電子制御燃料噴射装置(PGM-
FI)を採用した、力強く扱いやすい出力特性の空冷4ストロークOHC単気筒エンジンを、
取り回しやすいサイズの車体に搭載することで、気軽にオフロード走行を楽しめるモデルとしています。また、エンジンの始動方式に、キック式に加えセルフスターターを併設することで、エンジン始動を容易にしています。
CRF125Fは、より扱いやすい出力特性とするため、電子制御燃料噴射装置を新たに採用。新設計フレームとストローク量を増やしたフロントサスペンションを採用することで、オフロードでの扱いやすさと走破性を向上させました。
カラーリングは、両車種ともにHondaのモトクロスマシン「CRF450R」のイメージを踏襲するエクストリームレッドとしています。
★主要諸元
車名型式 | JE02 | |
---|---|---|
CRF110F | ||
発売日 | 2019年2月1日 | |
全長×全幅×全高(m) | 1.540×0.675×925 | |
軸距(m) | 1.065 | |
最低地上高(m) | 0.170 | |
シート高(m) | 0.660 | |
車両重量(kg) | 77 | |
乾燥重量(kg) | - | |
乗車定員(人) | 1 | |
燃費(km/L) | -(60km/h定地走行テスト値) | |
登坂能力(tanθ) | - | |
最小回転半径(m) | - | |
エンジン型式 | - | |
空冷4ストローク単気筒SOHC | ||
総排気量(cm3) | 109 | |
内径×行程(mm) | 50.0×55.6 | |
圧縮比 | 9.0 | |
最高出力(kW[PS]/rpm) | -[-]/- | |
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) | -[-]/- | |
燃料供給装置形式 | 電子式<電子制御燃料噴射装置(PGM-FI)> | |
始動方式 | セルフ式(キック式併設) | |
点火方式 | フルトランジスタ式バッテリー点火 | |
潤滑油方式 | 圧送飛沫併用式 | |
潤滑油容量(L) | - | |
燃料タンク容量(L) | 3.7 | |
クラッチ形式 | - | |
変速機形式 | 常時噛合式4段リターン(ボトムニュートラル) | |
変速比 | 1速 | 2.615 |
2速 | 1.555 | |
3速 | 1.136 | |
4速 | 0.916 | |
減速比1次/2次 | 4.058/2.714 | |
キャスター(度) | 25°30′ | |
トレール(mm) | 53 | |
タイヤサイズ | 前 | 70/100-14M/C 37J |
後 | 80/100-12 61J | |
ブレーキ形式 | 前 | 機械式リーディングトレーリング |
後 | 機械式リーディングトレーリング | |
懸架方式 | 前 | テレスコピック式 |
後 | カンチレバー式 | |
フレーム形式 | バックボーン |
(Honda測定値)
■製造事業者/新大洲本田摩托有限公司 ■製造国/中国 ■輸入事業者/本田技研工業株式会社
★主要諸元
車名型式 | JE03 | |
---|---|---|
CRF125F | ||
発売日 | 2019年2月1日 | |
全長×全幅×全高(m) | 1.855×0.770×1.070 | |
軸距(m) | 1.255 | |
最低地上高(m) | 0.260 | |
シート高(m) | 0.785 | |
車両重量(kg) | 88 | |
乾燥重量(kg) | - | |
乗車定員(人) | 1 | |
燃費(km/L) | -(60km/h定地走行テスト値) | |
登坂能力(tanθ) | - | |
最小回転半径(m) | - | |
エンジン型式 | - | |
空冷4ストローク単気筒SOHC2バルブ | ||
総排気量(cm3) | 124.9 | |
内径×行程(mm) | 52.4×57.9 | |
圧縮比 | 9.0 | |
最高出力(kW[PS]/rpm) | -[-]/- | |
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) | -[-]/- | |
燃料供給装置形式 | 電子式<電子制御燃料噴射装置(PGM-FI)> (スロットルボアφ22mm) | |
始動方式 | セルフ式(キック式併設) | |
点火方式 | フルトランジスタ式バッテリー点火 | |
潤滑油方式 | 圧送飛沫併用式 | |
潤滑油容量(L) | - | |
燃料タンク容量(L) | 3.7 | |
クラッチ形式 | 湿式多板コイルスプリング式 | |
変速機形式 | 常時噛合式4段リターン | |
変速比 | 1速 | 3.181 |
2速 | 1.706 | |
3速 | 1.238 | |
4速 | 0.916 | |
減速比1次/2次 | 3.250/3.769 | |
キャスター(度) | 27°30′ | |
トレール(mm) | 94 | |
タイヤサイズ | 前 | 70/100-19M/C 42M |
後 | 90/100-16M/C 51M | |
ブレーキ形式 | 前 | 油圧式シングルディスク |
後 | 機械式リーディングトレーリング | |
懸架方式 | 前 | テレスコピック式 |
後 | スイングアーム式(プロリンク) | |
フレーム形式 | ダイヤモンド |
(Honda公表諸元)
■製造事業者/新大洲本田摩托有限公司 ■製造国/中国 ■輸入事業者/本田技研工業株式会社