2018年12月11日
■トライアンフが2019年ニューモデルの「Street Twin」と「Street Scrambler」の発表会を開催
トライアンフモーターサイクルズジャパンは、このたびトライアンフのニューモデルである「Street Twin」と「Street Scrambler」の2機種を国内発売すると発表した。
これらのモデルは、2016年にデビューしたStreet Twinの(Street Scramblerは、2017年発売)進化バージョンといえるもので、搭載する水冷2気筒SOHC8バルブエンジンの基本はそのままながら大幅に出力の向上を図ったもので、具体的には、新型の軽量クランクシャフトやバランスシャフトの採用、マスの最適化を行った新しいクラッチカバーやマグネシウムカムカバーの新採用、そして新しい軽量クラッチシステムの採用などが行われ、出力は65PS(48kW)/7,500rpmと、現行モデルよりも実に18%もパワーアップ。
また車体面でも、新ライディングモードの採用やインストルメントパネルのメニューから切り替えが可能なトラクションコントロールなど最新電子機器の導入なども積極的に行われ、見た目以上の“進化”が行われている。足回りではKYB製の高性能カートリッジ式フロントフォークの採用、ブレンボの新型4ピストンキャリパーの導入、シートの快適性の向上、などなどまさに“中身”はフルモデルチェンジといえそうな内容のモデルなのだ。
また今回発売のニューモデルは「カスタマイズするために誕生したモデル」(トライアンフモーターサイクルズジャパン)とされており、Street Twinでは実に140点、Street Scramblerでは120点を超えるカスタムアクセサリーが用意されているのも特徴で、トライアンフからもStreet Twinでは「Urban Ride」と「Cafe Custom」、Street Scramblerでは「Ulban Tracker」という“カスタムインスピレーションキット”としてファクトリー・カスタムが提示され、ユーザーの希望次第で簡単に変身できるカスタマイズの提案も積極的に行っていくという。
ちなみに販売は12月15日からで、全国の正規販売店にて販売が開始される。希望小売価格は、Street Twinが、1,050,600円(税込み)、Street Scramblerが、1,280,100円(税込み)からとなる。
TRIUMPH Street Twin。Bonnevilleシリーズの中でも最もモダンなモデル“モダンクラシックバイク”が新型に。 |
TRIUMPH Street Scrambler。1960年代初頭にTRIUMPHのブランドイメージを決定づけたT120TTやTR6′C’の伝統が受け継がれたモデル。 |
■TRIUMPH Street Twin〈Street Scrambler〉 主要諸元
●エンジン:水冷4ストローク並列2気筒SOHC8バルブ270度クランク、総排気量:900cc、内径×行程:84.6×80mm、圧縮比:11、最高出力:65PS(48kW)/7,500rpm、最大トルク:80Nm/3.800rpm、変速機型式:5速リターン、始動方式:セルフ式●全長×全幅×全高:2,090×785×1,114mm〈2,125×835×1,180mm〉、軸距:1,415mm〈1,445mm〉、シート高:760mm〈790mm〉、乾燥重量:198kg、燃料タンク容量:12リットル、タイヤ:前100/90-18〈100/90R19〉、後150/70 R17、ブレーキ形式:前φ310mmシングルディスクABS、後φ255mmシングルディスクABS。
■トライアンフモーターサイクルズジャパン トライアンフコール03-6809-5233 http://www.triumphmotorcycles.jp/