2012年3月16日
■ドゥカティ、オークションにMotoGPマシンを出品
モナコで開催される、高級自動車を取り扱う世界最大のオークション「RMオークションズ」において、かつてドゥカティ・ファクトリーのテストライダーを務めたカルロ・サルタレッリが、ドゥカティ・コレクション100台を出品。さらに、ドゥカティのファクトリーおよびミュージアムも参加し、MotoGPを戦ったファクトリー・マシン「D16GP10」「D16GP11」も出品されるという。
今回のオークションについて、ドゥカティの社長兼CEOであるガブリエーレ・デル・トルキオは「 RMオークションズのようなプレステージの高いオークション・ハウスで、歴史的なドゥカティを集めたサルタレッリ・コレクションを提供することに、喜びを感じています。またドゥカティ・コルセから、きわめてスペシャルなモーターサイクルを出品し、そのイベントを盛り上げることができるのは私の誇りです。信じられないような内容のこのオークションによって、ドゥカティ・クッチョロからドゥカティ・デスモセディチMotoGPマシンに至る、歴史的な名車が情熱的な入札者のもとに届けられることになります」とコメント。
また、RMヨーロッパのマネージング・ディレクターであるマックス・ジラルドは「 ドゥカティ・ファクトリーも参加していただき、すばらしいコンディションのワークス・レーシングバイクを出品していただきます。今回のモナコでのオークションはドゥカティのコレクターやエンスージアスト諸氏にとって、まさに一生に一度のチャンスとなるでしょう。世界の最先端を走るブランドとの連携を強化してゆくにあたり、ドゥカティ・ファクトリーと協力できるこのチャンスに、私たちは胸を躍らせています」と語る。
「最低落札価格なし」として出品されるサルタレッリ・コレクションの目玉は1970年のワークスマシンであった「450デスモ コルサ」。その他、125F3(1956年。モトジロマシン プライベーター用市販レーサー)、860(1979年。 マイク・ヘイルウッド・レプリカ、未レストア、オリジナルコンディション、人気の高い初期モデル)、MH900E(2000年。ショーモデル、走行僅少 ドゥカティ・ミュージアム展示車両)、450デスモスクランブラ―(1970年。未レストア、オリジナルコンディション、人気の高いイエローカラー)など。