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今年のMotoGP第16戦もてぎは、過去最高の入場者数を記録したそうです。昨年は悪天候で肌寒い開催日でしたが、土日ともに晴れ、気温も高く絶好のレース日和。
レースはランキングトップのマルク・マルケス選手がアンドレア・ドビツィオーゾ選手より前でゴールすれば日本でチャンピオンが決まるという局面。レース後半この2人のバトルがあり、まさかのドビツィオーゾ選手の転倒でマルケス選手の自身7度目の世界タイトル決定。急がずとも、次のフィリップアイランドもしくはその先でもポイント差を詰められなければタイトルだったのですが、のちの会見で「なるべく最初のチャンスで獲るよう自分にプレッシャーをかけてた」と言い、7度もチャンピオンを獲る人というのは、その獲りかたすらレースの組み立て方と同じなんだなと思った次第。
とにかく表彰式に上がるまえの、パルクフェルメでの騒ぎ様から表彰台のパフォーマンスまで、その興奮状態は異常なくらいで、現地や中継でご覧になった人も多いと思いますが、壁をバンバン蹴飛ばしたり大声で叫んだり、かなり子供っぽいとは思ったけれど、そういうところも、7度タイトルを獲得するヒトのテンションの凄さを感じましたね。マルケス選手本人のみならず、チームスタッフのおじさんたちも大盛り上がりでした。
日本人唯一のMotoGPライダー中上選手はコースアウトで順位を落としてしまい勿体ないレース。ワイルドカードの中須賀選手はFP4で転倒、予選は20番手からのスタートで、中上選手の前でゴール。トップ争い以外に日本人ライダー同士の走りは見どころだったかと思いますが、ペースのあがらない中上を完全に押さえきって仕事キッチリ。
Moto2チームアジアの長島哲太選手はFPでは上位にも顔を出し存在感を出してくれていました。決勝はフロントの切れ込みを抑えながらの我慢のレース。走りの手ごたえをひとつひとつ感じながら成長しています。 Moto3ではワイルドカードの2人には厳しいレースだった模様。日本人選手では佐々木歩夢選手がトップグループについていく走り。
ダニ・ペドロサ選手の日本でのラストランでもあった今年のもてぎは、過去最高観客動員で裏ストレートにもS字の山もたくさんのファンで埋まって壮観でした。そこで見せてくれる数々の名場面をまた来年も!
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