2018年10月1日 

■タイヤ整備不良の多くは残溝不足

アネスト岩田ターンパイク箱根スカイラウンジ前で行われたタイヤ点検活動の様子。今回の安全点検の実施により、これまでの累計点検台数は3,317台となった。

 住友ゴムの二輪車用タイヤ販売会社・ダンロップモーターサイクルコーポレーションが2012年から8月19日・バイクの日前後に実施している「DUNLOP 全国タイヤ安全点検」。これは定期的なタイヤ点検の重要性の啓発を行っているもので、今年は8月18日の土曜日、全国の道の駅など6か所にて実施された。

 当日はタイヤに起因する事故の未然防止を目的に、装着されているタイヤの残溝チェック、タイヤ表面の損傷、摩耗度合いなどを調べる外観点検を行うとともに、タイヤの安全で正しい使用・管理方法について説明したチェックカードを配布。

 全国で616台の車両を点検した結果、タイヤにかかわる整備不良は全点検台数のうち94台(15.3%)で、その内訳は(重複含む)タイヤの残溝不足が60台(9.7%)と最も多く確認された。以下、ヒビ割れ31台(5.0%)、偏摩耗24台(3.9%)、損傷3台(0.5%)という結果に。

 尚、ダンロップでは今回の点検結果を踏まえ、今後も継続してライダーに安全で正しいタイヤの使用方法や管理方法などを伝えていくという。