V-Strom 250/V-Strom 250 ABS 507,240円/602,640円(10月29日/10月1日発売)
★スズキ V-Strom 250/V-Strom 250 ABS 車両解説
V-Strom 250をマイナーチェンジ、同時にV-Strom 250 ABS仕様を発売
スズキの250ロード・スポーツといえば、2012年7月から国内でも発売されたGSR250がおなじみだったが、そのネイキッド・スポーツに続き250クラスのラインナップを充実させるべくフルカウル・スポーツ版のGSX250Rが2017年4月に登場している。
2016年の11月にイタリア・ミラノショーで正式発表されたグローバルモデルで、生産にあたる常州豪爵鈴木摩托車有限公司の地元、中国では2016年12月から販売が開始され、日本国内にはやや遅れて販売が開始された。そのGSX250Rと同時にミラノショーでデビューしていたのがV-Strom 250だ。
搭載されるエンジンは、GSR250の水冷2気筒248cm3から発展したGSX250R用をベースとしたもので、最高出力18kW/8,000rpm、最大トルク22Nm/6,500rpmと基本スペックは同一。フリクション低減や燃焼効率向上を図ることで、街乗りで多用する低中速の扱いやすさを重視した出力特性を持ち、平成28年国内新排出ガス規制に対応。ただし燃費はGSX250Rの41.0km/Lから39.0km/Lと若干ダウンしているが、コンパクトながら高い防風性を持つフェアリングの採用や、上半身を起こしたライディングポジションによる快適性とのトレードオフといえるだろう。
「DR-BIG」のDNAを引き継いだ車体は、V-Stromシリーズのデザインイメージを忠実にトレースしており、一クラス上の車格を感じさせるもの。アドベンチャーツアラーとしてタフで力強いイメージを強調している。
装備面では、黒基盤に白字を表示する視認性の高いネガ液晶を採用したフルデジタル表示の多機能メーターを採用。任意に設定したエンジン回転数に到達するとランプの点灯/点滅でシフトチェンジのタイミングを知らせてくれるRPMインジケーター、ギヤポジションインジケーター、切替式のオドメーター/ツイントリップメーター、時計などの各機能を装備。また、12Vのアクセサリーソケットを標準装備。ナックルカバーも標準装備。前後輪はペタルディスクブレーキを装備し、スポーティーな10本スポークの17インチアルミ製キャストホイールを採用とGSX250Rに準じている。
今回は、このV-Stromシリーズの末弟がマフラーカバーを変更、同時に新たにABS仕様が設定された。ABS仕様が一足早く10月1日発売、本体のV-Strom 250は10月29日から発売開始される。
★SUZUKI ニュースリリースより (2018年9月26日)
ツーリングでの快適性と日常的な扱いやすさを両立させた
スポーツアドベンチャーツアラー「V-Strom(ブイストローム) 250」を
マイナーチェンジ及び、ABS仕様を追加して発売
スズキ株式会社は、ツーリングでの快適性と日常的な扱いやすさを両立させ、幅広いユーザーの
ニーズに応えた、250ccスポーツアドベンチャーツアラー「V-Strom(ブイストローム) 250」をマイナーチェンジ及び、ABS仕様を追加して、「V-Strom 250」を10月29日より、「V-Strom250 ABS」を10月1日より発売する。
「V-Strom 250」は、街中から高速道路、山岳路まで、長距離ツーリングを快適に楽しむことができる、スポーツアドベンチャーツアラーのV-Strom(ブイストローム)シリーズのエントリーモデルである。
エンジンは低中速の扱いやすさを重視した出力特性とし、車体には低いシート高や専用セッティングを施したサスペンションを採用することで、良好な足つき性と取り回し性能を実現した。シリーズ共通イメージのスタイリングを採用し、ヘッドライトを中心にアウトドアギアのタフなイメージのデザインとした。
- ●主な変更点
- マフラーカバーの変更、ABS仕様の設定
- 「V-Strom 250」の主な特長
- エンジン・車体
- ・水冷2気筒248cm3エンジンは、フリクション低減や燃焼効率向上を図ることで、低中速の扱いやすさを重視した出力特性(最高出力18kW/8,000rpm、最大トルク22Nm/6,500rpm)と優れた燃費性能(39.0km/L※)を実現。
- ・平成28年国内新排出ガス規制に対応。
- ・アップハンドルによる前傾の少ない快適なライディングポジションと、800mmの低いシート高による良好な足つき性を実現。
- ・専用セッティングを施したフロントフォークと7段階調整式のリヤサスペンション。
- ※国土交通省届出値:定地燃費値(60km/h)2名乗車時。定地燃費値は、車速一定で走行した実測にもとづいた燃料消費率です。燃料消費率は、定められた試験条件のもとでの値です。使用環境(気象、渋滞等)や運転方法、車両状態(装備、仕様)や整備状態などの諸条件により異なります。
- デザイン
- ・1988年発売の野性的で力強いスポーツアドベンチャーツアラー「DR-BIG」のDNAを継承した、シリーズ共通イメージのスタイリング。
- ・アウトドアギアの持つ、タフで力強いイメージでデザインしたヘッドライト。
- ・先進的なイメージを持たせた面発光LEDのリヤコンビネーションライト。
- ・車体色は、黒/黄「パールネブラーブラック/ソリッドダズリンクールイエロー」、赤「ダイヤモンドレッドメタリック」、黒「パールネブラーブラック」の3色を設定。
- 装備
- ・黒基盤に白字を表示する視認性の高いネガ液晶を採用した、フルデジタル表示の多機能メーター。
1)任意に設定したエンジン回転数に到達するとランプの点灯/点滅でシフトチェンジのタイミングを知らせるRPMインジケーター
2)一目でギヤポジションがわかるギヤポジションインジケーター
3)切替式のオドメーター/ツイントリップメーター
4)ツーリングに便利な時計 - ・12Vのアクセサリーソケットを標準装備。
- ・高い防風性をもったコンパクトなウインドシールドと、長距離や寒冷時における快適性を向上させるナックルカバーを標準装備。
- ・前後輪に花弁形状のブレーキディスクとスポーティーな10本スポークの17インチアルミ製キャストホイールを採用。
- ・長距離の走行に安心な大容量17Lの燃料タンク。
- 【ABS仕様のみ】
- ・前・後輪に取り付けられたホイールスピードセンサーにより各車輪速度を検知し、ブレーキの効きを自動的にコントロールして車輪のロックを一定範囲内で防ぐABSを標準装備。※2
- ※2 ABSは制動距離を短くするためのシステムではありません。また、コーナリング中のブレーキングによる車輪の横滑りはコントロールすることができません。ABSを過信せずに安全運転を心がけてください。
- 商品名
- Vストローム250(DL250L9)
- メーカー希望小売価格(消費税8%込み)
- 570,240円(消費税抜き 528,000円)
- 発売日
- 2018年10月29日
- 商品名
- Vストローム250 ABS(DL250AL9)
- メーカー希望小売価格(消費税8%込み)
- 602,640円(消費税抜き 558,000円)
- 発売日
- 2018年10月1日
- 価格(リサイクル費用を含む)には、保険料、税金(消費税を除く)、登録等に伴う費用は含まれない。
- ※製造事業者/常州豪爵鈴木摩托車有限公司
- ※製造国/中国
- ※輸入事業者/スズキ株式会社
- ※製造国/中国
★主要諸元
車名型式 | 2BK-DS11A | |
---|---|---|
Vストローム250 ABS | ||
発売日 | 2018年10月1日 | |
全長×全幅×全高(m) | 2.150×0.880×1.295 | |
軸距(m) | 1.425 | |
最低地上高(m) | 0.160 | |
シート高(m) | 0.800 | |
装備重量(kg)※1 | 189 | |
乾燥重量(kg) | - | |
乗車定員(人) | 2 | |
燃費消費率(km/L)※2 | 39.0(国交省届出値 定地燃費値 60km/h 2名乗車時)※3 | |
31.6(WMTCモード値 クラス2 サブクラス2-2 1名乗車時)※4 | ||
登坂能力(tanθ) | - | |
最小回転半径(m) | 2.7 | |
エンジン型式 | J517 | |
水冷4ストローク2気筒SOHC2バルブ | ||
総排気量(cm3) | 248 | |
内径×行程(mm) | 53.5×55.2 | |
圧縮比 | 11.5 | |
最高出力(kW[PS]/rpm)※5 | 18.0[24]/8,000 | |
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) | 22[2.2]/6,500 | |
燃料供給装置形式 | フューエルインジェクション | |
始動方式 | セルフ式 | |
点火方式 | フルトランジスタ式 | |
潤滑油方式 | ウエットサンプ式 | |
潤滑油容量(L) | 2.4 | |
燃料タンク容量(L) | 17 | |
クラッチ形式 | 湿式多板コイルスプリング | |
変速機形式 | 常時噛合式6段リターン | |
変速比 | 1速 | 2.416 |
2速 | 1.529 | |
3速 | 1.181 | |
4速 | 1.043 | |
5速 | 0.909 | |
6速 | 0.807 | |
減速比1次/2次 | 3.238/3.357 | |
キャスター(度) | 25°10′ | |
トレール(mm) | 100 | |
タイヤサイズ | 前 | 110/80-17M/C 57H |
後 | 140/70-17M/C 66H | |
ブレーキ形式 | 前 | 油圧式シングルディスク(ABS) |
後 | 油圧式シングルディスク(ABS) | |
懸架方式 | 前 | テレスコピック式 |
後 | スイングアーム式 | |
フレーム形式 | セミダブルクレードル |
※平成28年国内排出ガス規制に対応
※1:装備重量は、燃料・潤滑油・冷却水・バッテリー液を含む総重量となります
※2:燃料消費率は、定められた試験条件のもとでの値です。実際の燃費は、使用環境(気象、渋滞等)や 運転方法、車両状態(装備、仕様)や整備状態などの諸条件により異なります。
※3:定地燃費値は、車速一定で走行した実測にもとづいた燃料消費率です。
※4:WMTCモード値は、発進、加速、停止などを含んだ国際基準となっている走行モードで測定された排出ガス試験結果にもとづいた計算値です。走行モードのクラスは排気量と最高速度によって分類されます。
※5:エンジン出力表示は、「ps/rpm」から「kW/rpm」へ、トルク表示は「kgf・m/rpm」から「N・m/rpm」へ切り替わりました。( )内は、旧単位での参考値です。