CRF450L 1,296,000円(9月20日発売)
★ホンダ CRF450L 車両解説
CRF250Lの兄貴分、CRF450Lをモトクロッサー直系の本格オフロードマシンとして新発売
CRF250Lに兄貴分が登場した。
“On(日常)を便利に、Off(週末)を楽しむ ちょうどいい相棒 New On & Off Gear”をキーワードに登場したCRF250Lだが、兄貴分のCRF450Lはまさに正真正銘“オフロードのレーサレプリカ”だった。
CRF450Rのフレーム、スイングアームをベースに、各部を公道も走行できるマシンへとチューニングアップ。エンジンもこれまたCRF450Rがベースで、ユニカムブバルブトレインを採用するOHC4バルブ単気筒をもとに、バルブタイミングの最適化により低回転域での粘り強さをアップさせるなどの特性変更や、公道マシンとしての環境対応などを実施。
また、全ての灯火類をLED化するとともに、バッテリーにリチウムイオンバッテリーを採用し車体の軽量化、マスの集中化も図っている。
今年の3月にCRF250Lのラインナップに加わったCRF250 RALLY<ABS>同様、CRF450Lにも「RALLY」仕様がスタンバイしているのでしょうか。CRF450Lの年間販売計画台数は、500台と発表されています。
★HONDA ニュースリリースより (2018年8月23日)
モトクロスマシン直系の本格オフロードモデル「CRF450L」を新発売
Hondaは、モトクロス競技専用車「CRF450R」をベースに、公道での走行に必要な保安部品などを装備し、コンペティションモデルのポテンシャルを体感する事が出来る本格オフロードモデル「CRF450L」を9月20日(木)に発売します。
CRF450Lは、「Attack next trail」を開発のキーワードとして、CRF450Rで培ったオフロードでの走破性を有するとともに、公道走行を含めた幅広いシーンで操る楽しさを実現したモデルです。
パワーユニットはCRF450Rに採用されている水冷4ストロークOHC(ユニカムバルブトレイン)4バルブ単気筒エンジンをもとに、バルブタイミングなど細部の仕様を変更。低回転域の粘り強さと、中回転から高回転域にかけての扱いやすい出力特性を実現。オフロード走行での優れた扱いやすさと公道モデルとしての環境性能を高次元で両立し、6速ミッションの採用により一般道を使用した長距離移動時の快適性を確保しています。
車体はCRF450Rのフレーム、スイングアームをベースに各部の剛性を最適化。フロントフォークとリアサスペンションには専用のセッティングを施す事で、舗装路から未舗装路まで幅広い路面状況に対応しています。また、すべての灯火類はLEDを採用することで軽量コンパクト化を図るとともに、消費電力を低減。リチウムイオンバッテリーの採用により車体の軽量化とマスの集中化を図っています。
カラーリングはHondaのモトクロスマシンに採用されているエクストリームレッドを主体色に、ホイールリムをブラックとすることでCRF450Rと同様の精悍なデザインとしています。
- ●メーカー希望小売価格(消費税8%込み)
- CRF450L 1,296,000円(消費税抜き本体価格 1,200,000円)
- ※価格(リサイクル費用を含む)には、保険料・税金(消費税を除く)・登録などに伴う諸費用は含まれておりません。
- =CRF450Lの主な特徴=
- ●パワーユニット
- ・CRF450Rに採用されている水冷4ストロークOHC(ユニカムバルブトレイン)4バルブ単気筒エンジンをベースに、公道やオフロード走行での扱いやすさと環境性能を両立させるため、バルブタイミングや圧縮比など各部の仕様を変更。
- ・クランクウエイトの形状を最適化する事で、オフロード走行で求められる低回転域から粘り強い出力特性と、中回転から高回転域にかけたリニアなスロットルコントロール性能を高次元で両立。
- ・新設計のマフラーはO2センサーを備えキャタライザーを内蔵することで排出ガス規制に対応。
- ●車体
- ・フレームは、6速ミッションに対応しピボットプレートを新設計。また、ヘッドパイプを専用設計とすることで、公道走行に対応した剛性とオフロード走行に適したしなやかさを両立。なお、新設計のアルミ製サブフレームも最適な剛性バランスを確保しながら、保安部品およびナンバープレートブラケットの取り付けに対応しています。
- ・専用設計のチタン製フューエルタンクは、スリムなライディングポジションを実現しながらも7.6Lのタンク容量を確保。
- ・前後サスペンションはCRF450Rをベースに専用セッティングを施す事で、オフロード⾛⾏に必要な路面追従性と公道走行時の快適性を追求。
- ・スイングアームにはドライブチェーンガードを装備。チェーンスライダーは耐摩耗性を向上。
- ●電装
- ・LEDヘッドライトは軽量コンパクトでありながら高輝度かつ広域な照射範囲を確保。
- ・メーターは視認性の良いデジタルメーターを採用。
- ・ウインカーは転倒時のダメージを軽減するフレキシブルラバーマウントを採用。
- ・ハンドルスイッチは専用設計とし、小型・軽量化を実現するとともに扱いやすさにも配慮。
- ●スタイリング
- ・ベースモデルのCRF450Rと同様にモトクロスマシンの機能美を追求した外観はそのままに、公道走行に必要な保安部品などを装備。インサートフィルム成型のシュラウド一体型グラフィックを採用することで、洗車や摩擦に対して剥がれにくい耐久性を確保。
- ※CRF450Lはモトクロス競技専用車両であるCRF450Rをベースに、公道走行に必要な装備を追加し法規に対応させることで公道走行を可能としたモデルです。Hondaの2年保証の適用とCRF450Lの性能を維持し、長くご愛用いただくためには、Honda指定のスケジュールに沿ったメンテナンスと部品交換が必要となります
★主要諸元
車名型式 | 2BL-PD11 | |
---|---|---|
CRF450L | ||
発売日 | 2018年9月20日 | |
全長×全幅×全高(mm) | 2,280×825×1,240 | |
軸距(mm) | 1,500 | |
最低地上高(m)★ | 0.299 | |
シート高(m)★ | 0.895 | |
車両重量(kg) | 131 | |
乾燥重量(kg) | - | |
乗車定員(人) | 1 | |
燃費消費率(km/L)※1 | 31.0(国交省届出値 定地燃費値 60km/h 1名乗車時)※2 | |
25.7(WMTCモード値 クラス2-2 1名乗車時)※3★ | ||
登坂能力(tanθ) | - | |
最小回転小半径(m) | 2.4 | |
エンジン型式 | PD11E | |
水冷4ストローク単気筒OHC(ユニカム)4バルブ | ||
総排気量(cm3) | 449 | |
内径×行程(mm) | 96.0×62.1 | |
圧縮比★ | 12.0 | |
最高出力(kW[PS]/rpm) | 18[24]/7,500 | |
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) | 32[3.3]/3,500 | |
燃料供給装置形式 | 電子制御燃料噴射装置[PGM-FI] | |
始動方式★ | セルフ式 | |
点火方式★ | DC-CDI点火 | |
潤滑油方式★ | 圧送飛沫併用式 | |
潤滑油容量(L) | - | |
燃料タンク容量(L) | 7.6 | |
クラッチ形式★ | 湿式多板コイルスプリング式 | |
変速機形式 | 常時噛合式6段リターン | |
変速比 | 1速 | 3.357 |
2速 | 1.705 | |
3速 | 1.300 | |
4速 | 1.090 | |
5速 | 0.916 | |
6速 | 0.793 | |
減速比1次/2次 | 2.357×3.923 | |
キャスター(度)★ | 29°30′ | |
トレール(mm)★ | 127 | |
タイヤサイズ | 前 | 80/100-21M/C 51P |
後 | 120/80-18M/C 62P | |
ブレーキ形式 | 前 | 油圧式シングルディスク |
後 | 油圧式シングルディスク | |
懸架方式 | 前 | テレスコピック式 |
後 | スイングアーム式(プロリンク) | |
フレーム形式 | セミダブルクレードル |
(Honda測定値)
*製造事業者/本田技研工業株式会社 熊本製作所
■道路運送車両法による型式指定申請書数値(★の項目はHonda公表諸元)
※1 燃料消費率は定められた試験条件のもとでの値です。使用環境(気象、渋滞など)や運転方法、車両状態(装備、仕様)や整備状態などの諸条件により異なります
※2 定地燃費値は、車速一定で走行した実測にもとづいた燃料消費率です
※3 WMTCモード値は、発進、加速、停止などを含んだ国際基準となっている走行モードで測定された排出ガス試験結果に基づいた計算値です。走行モードのクラスは排気量と最高速度によって分類されます