当日、サプライズで発表された「CB1300 SUPER FOUR SP 」と 「CB1300 SUPER BOL D’OR SP」の一般公開は今回が初めとなる。求められた開発コンセプトは乗り心地だった。CB1300に対する製品アンケート調査によるユーザーのリクエストで多かったのが足周りのグレードアップで、中でも多かったのがオーリンズサスペンションの搭載だったそうだ。上質な乗り心地を追求するためにスウェーデンのトップサスペンションメーカーのオーリンズとの共同開発によって、CB1300専用の正立フロントフォークとリアツインショックを完成させた。
CB1300を実際にスウェーデンに送り装着調整を行い、更に日本へと送り返しロードテストを重ね調整を繰り返したという。
従来持つCBの操縦安定性に加えて上質な乗り心地とマシンの軽快さを求めた結果、バネレートやショック長など細かな部分の検証が行われ、従来のCB1300に比較して車高が8mm高くなっている。改良はオーリンズ留まらず、CBR1100RRと同様のブレンボ製ラジアルマウントキャリパーも採用。さすがにレーシング仕様ではないのでマスターシリンダーはNISSIN製を採用し、握り心地とコントロール性を意識したセッティングになっている。オーリンズとブレンボを採用するにあたってブレーキディスクのオフセット位置も変わるので、実はホイールもCB1100の物を採用しているのだそうだ。
その他にもターゲットユーザーがベテランライダーやロングツーリングユースのユーザーなどコアなユーザーを想定していて、ブルーを基調とした高級感のあるカラーリングやETC2.0を標準装備するなどオーナー心をくすぐる仕様となっている。
気になる発売時期と価格だが、発売は今秋、価格はCB1300 SUPER FOUR SPが180万円台、CB1300 SUPER BOL D’OR SPは190万円台を想定しているらしい。