第42回「選手、関係者、そして観客。みんながんばるニッポン・トライアル!」 |
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2輪モータースポーツの最高峰クラスでタイトルを獲得した唯一の日本人といえば、トライアルのフジガスこと藤波貴久選手! TRIALGPは金曜から予選が行われ、第1セクションのコース変更した予選専用コースを作ってのタイムトライアル。もちろん足着きは減点対象になります。ここで停止をとられて最下位になったジェロニ・ファハルド選手(イケメン)が決勝で奮起することになるのです。 日本人ライダーはガッチこと小川友幸選手が14位、野崎史孝選手12位、黒山健一選手11位、フジガス10位と、13位にチャンピオン、トニー・ボウ 選手を挟んでまとまった感じ。決勝は両日ともこの予選の順にコースを回ります。 2000年から開催され、今年で18回目を迎えるもてぎラウンド、日本人的にはDay1が今回のハイライトだったのではないかと。 「日本ラウンドには特別の思いがある」と言うフジガス、勝つためにできることは全てやるスタイルで、前日も暗くなるまでトニー選手と下見をしていたそうです。 トライアル界では日本人で唯一の世界選手権ライダーであり、プレッシャーは計り知れないと思いますが、それを上回る日々の練習と強靭なメンタルでの全開の走りは、見る人をとても勇気づけてくれるし、レース後の表彰台からの笑顔はみんなに元気をくれるのです。表彰台で名前が呼ばれるときの高揚感は図り知れず、Day1の喜びをみんなで分かち合えたことを心から嬉しく思いました。 決勝の翌日、来年のトライアルGPもてぎ開催が発表になりました。レースが毎年行われるのは関係者の尽力があってこそ。日本では海外ライダーのためにインポーターがバイクを準備したり、普段はトライアルで使用していない場所の整備をしたり大変な時間と費用が掛かっています。日本ラウンドが開催されることはほんとにありがたいです。レースは生もの、ちょっとでも気になったら会場に足を運んでほしいと思います。 ここまで3戦、トニ・ボウ選手、ジェロニ・ファハルド選手、ハイメ・ブスト選手と、すべて違うウィナー。若手ハイメ選手の優勝でいよいよトライアルも世代交代か?? なんて思いきや、やはりトニー選手は別格なんだそう。再びヨーロッパに戻ったらトニー劇場が待っているのか? |
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朝、腕の調子をチェックするフジガス。 | 走行前でも笑顔でファンサービスしてくれる世界のフジガス。 | |
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フジガスにラインをアドバイスするガッチさん。 | 仲の良い二人、今回もいいコンビプレーが見られました。 | |
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黒山選手のバイクが崖落ち、アシスタントの次郎さんナイスな瞬間。 | 第3戦で優勝した野崎選手。 | |
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インドアで背骨を骨折したトニー・ボウ選手。 | 1日目優勝のファハルド選手。歩いても登れない壁を駆け上がる。 | |
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ダビルさ〜ん! そこ、ちょっとどいてくれません? て言ったらこのポーズされました……。 | 今回はミスの目立ったカベスタニー選手。 | |
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第1セクションにはかなり大きめの丸太が横たわっていましたが、トライアルライダーは軽々こえていきました(ガッチさん)。 | 杉林のすり鉢セクションを駆け上がるトニー選手。 | |
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結構な斜度を上がっていくのですが、分かりにくいですね。来年はもてぎでホンモノを見に来てください! | 3つのセクションが見渡せる岩盤エリア、ガッチさんのトライ。 | |
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新しく切り開いたセクションは涼しく、観客も多めでした(小川選手)。 | 自分の出番が終わったライダーは上位陣のラインを見学、セクションインしてるのは黒山選手。 | |
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岩盤エリアの最後のセクションは崖を駆け上がっていくのですがその高さに見ていてハラハラします(小川選手)。 | トライアルの凄いところはこんな高いところでバランスをとっているところ(黒山選手)。 |
勢いのあるフジガスのジャンプ。 | トニーさんはダニエルで。 | しなやかに跳ぶガッチさん。おなじセクションでもそれぞれ違います。 |
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