ホンダには二輪・四輪の他にも柱となる事業がある。それはロボットでも飛行機でもない、今まで「汎用」と呼ばれてきた、様々な実用的な商品の数々だ。人々の暮らしを楽にしたい、と農家をはじめとする日本の働き者たちを支えてきたこれら商品は今、パワープロダクツと名前を改めた。このタイミングでこの個性的な事業にスポットを当ててみたい。 |
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「汎用」は「汎用」であっても 「汎用」ではない
「ホンダ」と言えば、我々からすれば当然「バイク」である。頭に浮かぶのはウイングマークであり、本田宗一郎という創始者のチャレンジ精神と独創的なアイディア(とキャラクター)などにより、マン島TTなどのチャレンジを通して世界の大企業になった、日本の誇るバイクメーカー……。だけど、それだけではないのだ。 |
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ホンダの耕うん機、発電機、除雪機、船外機、芝刈機、草刈機、蓄電器、ポンプなどは、ひとくくりに「汎用製品」と呼ばれていたが、「汎用」ではなく、実はそれぞれ特化した「専用機」なのだ。 |
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