2018年1月25日
■ヤマハ、反撃の2018年シーズンへ
1月24日、スペイン・マドリードでロードレース世界選手権・MotoGPに参戦するヤマハのファクトリーチーム「Movistar Yamaha MotoGP」が2018年シーズンのチーム体制と参戦マシンを発表した。
ライダーは昨年に引き続き、最高峰クラス19シーズン目(MotoGPクラスは17シーズン目)を迎えるバレンティーノ・ロッシ(2017年ランキング5位)と、移籍2年目となるマーベリック・ビニャーレス(2017年ランキング3位)を起用。ライダー、チーム、マニュファクチャラーの3タイトル奪還を目指す。尚、ビニャーレスは翌日、ヤマハと2019・2020年の2年間の契約の更新も発表している。
新しいカラーリングとなった2018年型YZR-M1にはこれまでのインドネシア、ベトナム、フィリピンの現地法人それぞれのスローガンに加え、新たにタイ・ヤマハのスローガンも加わることになった。
バレンティーノ・ロッシのコメント
「すばらしい一日を過ごすことができました。プレゼンテーションは、私自身にとってもいつも特別なものです。新しいカラーリングのマシンと対面し、とてもワクワクしてくるからです。オフシーズンの間もYZR-M1 に乗りたいと思い続けてきましたが、今はすぐにでも乗りたい気持ちです。しかし、それもあと数日の我慢。シーズンのスタートを心から待ち望んでいます。昨年は優勝 1 回と表彰台 6 回を獲得しましたが、怪我やトラブルもありました。Movistar との 5 年目のシーズンは、記憶に残るすばらしいものにするためにベストを尽くします。そのためにもセパンでのテストは非常に重要です。少しでも早くよい感触をつかみたいと思います」
マーベリック・ビニャーレスのコメント
「2 ヶ月以上も待ち続け、ようやく新シーズンを迎えることができます。シーズンのスタートに照準を合わせてしっかり準備を重ねてきたので、YZR-M1 に乗ることがとても楽しみです。デザインが新しくなり、ロゴも変わったマシンはとても新鮮です。昨年は絶好のスタートを切ってランキング 3 位を獲得することができましたが、今年は昨年を上回る成績を残したいと思っています。すばらしいチームに支えられているため、毎回、勝利を目指し、最終的にチャンピオンを狙うことも自然なことと考えています。しかしそのためには、毎回のセッションを充実させ、常に全力で取り組んでいかなければなりません。数日後には、2017 年の最終テストを行ったセパンで、2018 年型マシンをテストすることになります。エンジンをスタートさせて新しいマシンの音を聞くのは特別な気分です。よいシーズンになるよう楽しみにしています」
●ロードレース世界選手権・MotoGP 2018年開催スケジュール(全19戦)
第1戦 3月18日 カタール(ロサイル)
第2戦 4月8日 アルゼンチン(テルマス・デ・リオ・オンド)
第3戦 4月22日 アメリカ(サーキット・オブ・ジ・アメリカズ)
第4戦 5月6日 スペイン(ヘレス)
第5戦 5月20日 フランス(ル・マン)
第6戦 6月3日 イタリア(ムジェロ)
第7戦 6月17日 カタルニア (カタルニア)
第8戦 7月1日 オランダ(アッセン)
第9戦 7月15日 ドイツ(ザクセンリンク)
第10戦 8月5日 チェコ(ブルノ)
第11戦 8月12日 オーストリア (レッドブルリンク)
第12戦 8月26日 イギリス(シルバーストーン)
第13戦 9月9日 サンマリノ(ミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリ )
第14戦 9月23日 アラゴン (モーターランド・アラゴン)
第15戦 10月7日 タイ(チャーン・インターナショナル・サーキット)
第16戦 10月21日 日本(ツインリンクもてぎ)
第17戦 10月28日 オーストラリア(フィリップアイランド)
第18戦 11月4日 マレーシア(セパン)
第19戦 11月18日 バレンシア(リカルド・トルモ)