リード125 309,960円/313,200円(12月8日発売)

★ホンダ リード125 車両解説

リード125が平成28年排出ガス規制対応と外装リフレッシュなどのモデルチェンジ

「リード」シリーズの原付二種モデルは、1982年3月に発売されたリード80に始まる。リード50と共通の車体に空冷2ストローク、79cc、6.5馬力エンジンを搭載した2人乗りモデルとして発売された。フルサイズ原付二種モデルとしては、同じ年の1982年10月に発売開始されたリード125で、専用開発されたゆったりとした乗車姿勢が取れる本格的なボディに、新設計の空冷2ストローク、124ccエンジンを搭載し“乗用車感覚”をセールスポイントとしたモデルだった。

1985年6月には、スタイルを一新、“ハイパーエキゾースト”を採用したニューエンジンを搭載するリード80SSが発売される。さらに1988年4月には、ゆとりのボディサイズにメットイン機構を新設したリード90に発展。そして1998年3月、フルモデルチェンジし、2ストロークモデルながら二輪車排出ガス規制に国内で初の適合車種となったリード100を発売。

2008年1月には、原付二種モデル1機種のみとなったことから車名も「リード」のみの名称となった新型モデルを発売。新開発の水冷4ストローク、107ccエンジンを搭載、PGM-FIや触媒装置を採用することで平成19年国内二輪排出ガス規制に適合、燃費もリッター当たり50.0km(60km/h定地走行テスト値)を達成する新世代のモデルとなった。このモデルからグローバル開発モデルとなり、中国広州の五羊-本田摩托有限公司で製造されている。

この新世代リードは、翌2009年1月にニューカラーリング、2月にはさらに高級感のある特別なカラーリングのリード・スペシャルカラーを発売。また、2010年2月にはカラーリングの変更とともに、2万3千100円プライスダウンし車名も「リード・EX」となった。

リード・EXは、2013年7月にフルモデルチェンジされ、低燃費技術やACGスターターなどの先進技術を採用、環境性能と動力性能を高めたスクーター用新エンジン“eSP”が搭載され、また排気量も原付二種のフルサイズ、124ccとなったリード125に生まれ変わっている。

最高出力は6.6kWから8.4kWへ、最大トルクも9.3N・mから12N・mへとさらなるパワーで余裕の走りをバックアップ。デザインはキープコンセプトで、よりクリーンとなったフロントフェイスデザインの違いで気がつくくらいで、“大人のビジネススクーター”リードのイメージをより色濃く引き継いだモデルといえた。

2015年6月には、この“eSP版”リード125はマイナーチェンジを受け、新色の追加の他、アイドリングストップシステムに電圧感知機能を追加するとともに、バッテリーサイズを大型化することでさまざまな使用環境におけるバッテリー周りの信頼性を向上させている。またオイル交換時期のインジケーターに、新たに自分で交換サイクルを設定できる機能も追加している。

今回発表された新型リード125は、平成28年排出ガス規制に対応するとともに、LEDライト採用によるフロントフェイス回りを中心としたボディ全体のデザインのリフレッシュ、フロアステップ後部の絞り込みによる足付き性の向上、そしてフロントインナーボックス内にアクセサリーソケットの追加などが行なわれた。
 

リード125。カラーは6色。“ランベントシルバーメタリック”。309,960円。
リード125。“ポセイドンブラックメタリック”。
リード125。“パールメタロイドホワイト”。
リード125。“キャンディラスターレッド(ツートーン)”。ツートーン系は313,200円
リード125。“エグザルテッドブルーメタリック(ツートーン)”。
リード125。“パールメタロイドホワイト(ツートーン)”。

★HONDA プレスリリースより (2017年11月30日)

原付⼆種スクーター「リード125」の外観を⼀新するとともに、
仕様装備を充実させ発売

Hondaは、優れた実用性とスタイリッシュなデザインが好評の原付二種スクーター「リード125」にLEDヘッドライトを採用するなどシャープで高級感のある外観に一新し、新たにツートーンカラーを採用するなど仕様装備を充実させ、平成28年排出ガス規制対応を施して12月8日(金)に発売します。

今回、省エネルギーで長寿命なLEDヘッドライトを採用し、フロントインナーボックス内にスマートフォンなどを充電できるアクセサリーソケットを装備。さらに、フロアステップ後部を左右合わせて30mm絞り込み、停車時に足を着きやすくする事で、日常での使い勝手を高めました。

また「リード125」のスタイリッシュなデザインを際立たせるツートーンのボディーカラーを設定。ツートーンタイプは、シート下部のセンターカバーおよび、ロアカバーの⼀部を「フォースシルバーメタリック」にすることでより軽快な印象としたほか、2色の表皮(ブラック×グレー)に赤のステッチをあしらったシートを採用。フロントフォークアウターチューブとホイールカラーをブラックに、フロントブレーキキャリパーとリアサスペンションスプリングのカラーをレッドに変更することで、スポーティーなイメージとしています。

「リード125」は、低フリクション技術とアイドリングストップシステムによる優れた燃費性能と環境性能、力強い出力特性を実現する水冷・4ストローク・OHC・単気筒125ccエンジン「eSP(イーエスピー)」※1 を搭載。シート下のラゲッジボックスはヘルメットを2個収納できる37L※2 の大容量を確保するなど、通勤や通学、レジャーまでさまざまな場面での使い勝手に優れ、幅広い層のお客様に支持されている原付二種スクーターです。

※1 enhanced(強化された、価値を高める)Smart(洗練された、精密で高感度な)Power(動力、エンジン)の略で、低燃費技術やACGスターターなどの先進技術を採用し、環境性能と動力性能を高めたスクーター用エンジンの総称です

※2 Honda測定値。ラゲッジボックスには、ヘルメットの形状・大きさによっては入らない場合があります

●リード125のカラーバリエーション
 ・ランベントシルバーメタリック >
 ・ポセイドンブラックメタリック
 ・パールメタロイドホワイト
 ・キャンディラスターレッド(ツートーン)
 ・エグザルテッドブルーメタリック(ツートーン)
 ・パールメタロイドホワイト(ツートーン)
 
●販売計画台数(国内・年間) 7,000台
●メーカー希望小売価格
 リード125 309,960円(消費税抜き本体価格 287,000円)
 リード125(ツートーン) 313,200円(消費税抜き本体価格 290,000円)
※価格(リサイクル費用を含む)には保険料・税金(消費税を除く)・登録などに伴う諸費用は含まれておりません
 

★主要諸元

車名型式 2BJ-JF45
リード125
発売日 2017年12月8日
全長×全幅×全高(m) 1.840×0.680×1.130
軸距(m) 1.275
最低地上高(m)★ 0.140
シート高(m)★ 0.760
車両重量(kg) 114
乗車定員(人) 2
燃費消費率(km/L)※3 52.2(国交省届出値 定地燃費値 60km/h 2名乗車時)※4
50.0(WMTCモード値 クラス1 1名乗車時)★※5
最小回転半径(m) 2.0
エンジン型式 JF45E
水冷4ストローク単気筒SOHC2バルブ
総排気量(cm3) 124
内径×行程(mm) 52.4×57.9
圧縮比★ 11.0
最高出力(kW[PS]/rpm) 8.3[11]/8,500
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) 11[1.1]/5,000
燃料供給装置形式 電子制御燃料噴射装置(PGM-FI)
始動方式★ セルフ式
点火方式★ フルトランジスター式バッテリー点火
潤滑油方式 -
潤滑油容量(L) -
燃料タンク容量(L) 6.0
クラッチ形式 -
変速機形式 無段変速式(Vマチック)
変速比 -
キャスター(度) -
トレール(mm) -
タイヤサイズ 90/90-12 44J
100/90-10 56J
ブレーキ形式 油圧式シングルディスク
機械式リーディング・トレーリング
懸架方式 テレスコピック式
ユニットスイング式
フレーム形式 アンダーボーン

■道路運送車両法による型式認定申請書数値(★の項⽬はHonda公表諸元)
 ※3 燃料消費率は定められた試験条件のもとでの値です。使用環境(気象、渋滞など)や運転方法、車両状態(装備、仕様)や整備状態などの諸条件により異なります
 ※4 定地燃費値は、車速一定で走行した実測にもとづいた燃料消費率です
 ※5 WMTCモード値は、発進、加速、停止などを含んだ国際基準となっている走行モードで測定された排出ガス試験結果にもとづいた計算値です。走行モードのクラスは排気量と最高速度によって分類されます
 製造事業者/Honda Vietnam Co., Ltd. 製造国/ベトナム 輸入事業者/本田技研工業株式会社