CB400 SUPER FOUR/SUPER BOL D’OR 815,400円~/947,160円~(10月20日発売)
★ホンダ CB400 SUPER FOUR/SUPER BOL D’OR 車両解説
CB400SF/SBシリーズが出力の向上や平成28年国内排出ガス規制対応のモデルチェンジ
1992年4月の発売以来、多少の変動はあっても常に400クラスの販売をリードするポジションを維持してきたベストセラー“ヨンヒャク”CB400 SUPER FOUR。1991年の第29回東京モーターショーで参考出品された“CB1000SUPER FOUR”の弟分として「新しい時代にふさわしいホンダのロードスポーツはどうあるべきか」を徹底的に追求する“PROJECT BIG-1”により開発されたモデルだった。
その後、1996年3月にはサイレンサーを独立させた集合マフラーなど、よりスポーティなイメージが盛り込まれた“バージョンS”を発売。1996年12月には外観のマイナーチェンジとブレーキを強化。1999年2月には「HYPER VTEC」エンジンを搭載してフルモデルチェンジ。2002年1月には「HYPER VTEC SPECII」エンジンに発展。2003年12月には「HYPER VTEC SPECIII」、2005年3月にはハーフカウルを装備するバリエーションモデルのCB400SUPER BOL D’ORを追加。2007年12月には、さらに「HYPER VTEC Revo」エンジンへと発展して今日に至っている。
2012年1月に主要諸元、メカニズムには変更無しでカラーバリエーションのみを変更したモデルを継続販売。また、同時にCB400SUPER FOURとSUPER BOL D’ORシリーズに、受注期間限定で特別仕様が発売されている。ブラックをベースに金のグラフィックをあしらったモデルで、マイナーチェンジと同時に特別仕様を発売するのは、2011年2月の時と同じパターンだが、この時は受注期間限定ではなく、各500台と台数限定の販売だった。
2012年11月には、CB400/CB1000に始まる「プロジェクト BIG 1」の20周年を記念したスペシャル・エディションが発売されている。赤/白ボディをベースに、エンジンをシルバーに、ブラックホイールの採用、フロントブレーキディスクハブもブラックに、そして20周年を記念したオリジナル・ステッカーや立体ウイングエンブレムの採用などが行われた。2014年3月発売では、約7年ぶりとなるボディ周りのデザイン変更が行われた。新デザインのサイドカバー、リアカウルなど採用し、スタイリッシュな外観に磨きをかけたことと、CB400 SUPER BOL D’ORでは、新たにLEDのヘッドライトを採用した新形状のフロントカウルが装着され、さらに精悍なスタイリングとなった。
2015年2月に、専用のパールコスミックブルーの車体色、前後アルミキャストホイールとシリンダーヘッドカバーにはブロンズゴールドカラーを採用するなど、上質感を高めた特別カラー・バージョンが登場している。2016年3月には、ツートーンカラーの新色として「チタニウムブレードメタリック」を追加して発売している。
今回のモデルチェンジは、平成28年国内排出ガス規制に対応するとともに、高回転域での出力向上が図られており、その他前後サスの熟成、BOL D’ORシリーズでは全車にABSを装備するなどの変更が行われた。主な変更点は下のニュースリリースで。
★HONDA プレスリリースより (2017年10月19日)
ロングセラーのロードスポーツモデル「CB400 SUPER FOUR」と
「CB400 SUPER BOL D'OR」の商品魅力を向上し、法規対応を施して発売
Hondaは、ロングセラーのロードスポーツモデル「CB400 SUPER FOUR」と、防風効果の高いフロントカウルを装着した「CB400 SUPER BOL D’OR(スーパーボルドール)」を高回転域での出力やハンドリング性能を向上させ、各部の熟成を図るとともに、平成28年度排出ガス規制の法規対応を施して10月20日(金)に発売します。
CB400 SUPER FOURは1992年4月に「PROJECT BIG-1(プロジェクト ビッグワン)」※1の開発コンセプトを踏襲した400ccロードスポーツモデルとして発売。ハーフカウルを装備したCB400 SUPER BOL D’ORをタイプ追加するなど、1992年の初代モデル発売以来、四半世紀に渡り進化を続け、熟成を重ねるとともに、豊富なバリエーションで幅広い層のお客様から支持され続けているロングセラーのロードスポーツモデルです。
※1 PROJECT BIG-1とは、
「水冷・4サイクル・DOHC・直列4気筒エンジンを搭載していること」
「その躯体はあくまでもセクシー&ワイルドであること」
「走る者の心を魅了する感動性能を有すること」
を基本コンセプトとしている
- =今回のCB400シリーズの主な変更点=
- ・スロットルボディーと排気系の刷新により、最高出力を従来モデル比で+2kwの41kwに向上させた直列4気筒エンジン。
- ・直列4気筒らしい伸び感のある排気音を実現した小型2室構造マフラー。
- ・軽快なハンドリング性能をさらに熟成させた前後サスペンション。
- ・CB400 SUPER FOURに伝統と先進を融合させた丸形LEDヘッドライトを採用。
- ・安心のライディングをサポートするABSをCB400 SUPER BOL D’ORの全タイプに標準装備。
- ・燃料タンク上面に配したPROJECT BIG-1誕生25周年記念専用マーク。
- ・前後ホイールに空気圧調整時の利便性に配慮したL字型エアバルブを採用。
- ・左シートカウル下にプッシュタイプのヘルメットホルダーを採用。
カラーバリエーションは「CB400 SUPER FOUR」、「CB400 SUPER FOUR<ABS>」、「CB400 SUPER BOL D’OR<ABS>」、「CB400 SUPER BOL D’OR<ABS>E Package」とも、グリントウェーブブルーメタリック、グラファイトブラック、パールサンビームホワイトの3色を設定しています。
- ●販売計画台数(国内・年間)
- CB400シリーズ合計 2,300台
- ●メーカー希望小売価格(消費税8%込み)
- CB400 SUPER FOUR グリントウェーブブルーメタリック、グラファイトブラック 815,400円(消費税抜き本体価格 755,000円)
- CB400 SUPER FOUR パールサンビームホワイト 847,800円(消費税抜き本体価格 785,000円)
- CB400 SUPER FOUR<ABS> グリントウェーブブルーメタリック、グラファイトブラック 866,160円(消費税抜き本体価格 802,000円)
- CB400 SUPER FOUR<ABS> パールサンビームホワイト 898,560円(消費税抜き本体価格 832,000円)
- CB400 SUPER BOL D’OR<ABS> グリントウェーブメタリック、グラファイトブラック 947,160円(消費税抜き本体価格 877,000円)
- CB400 SUPER BOL D’OR<ABS> パールサンビームホワイト 979,560円(消費税抜き本体価格 907,000円)
- CB400 SUPER BOL D’OR<ABS>E Package グリントウェーブメタリック、グラファイトブラック 1,015,200円(消費税抜き本体価格 940,000円)
- CB400 SUPER BOL D’OR<ABS>E Package パールサンビームホワイト 1,047,600円(消費税抜き本体価格 970,000円)
- ※価格(リサイクル費用を含む)には保険料・税金(消費税を除く)・登録などに伴う諸費用は含まれておりません
★主要諸元
車名型式 | 2BL-NC42 | |
---|---|---|
CB400 SUPER FOUR〈SUPER BOL D’OR〉 | ||
発売日 | 2017年10月20日 | |
全長×全幅×全高(m) | 2.080×0.745×1.080〈1.160〉 | |
軸距(m) | 1.410 | |
最低地上高(m)★ | 0.130 | |
シート高(m)★ | 0.755 | |
車両重量(kg) | 199〈205〉 | |
乗車定員(人) | 2 | |
燃費消費率(km/L)※3 | 31.0(国交省届出値 定地燃費値 60km/h 2名乗車時)※4 | |
21.2(WMTCモード値 クラス3-2 1名乗車時)※5★ | ||
登坂能力(tanθ) | - | |
最小回転小半径(m) | 2.6 | |
エンジン型式 | NC42E | |
水冷4ストローク直列4気筒DOHC4バルブ | ||
総排気量(cm3) | 399 | |
内径×行程(mm) | 55.0×42.0 | |
圧縮比★ | 11.3 | |
最高出力(kW[PS]/rpm) | 41[56]/11,000 | |
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) | 39[4.0]/9,500 | |
燃料供給装置形式 | 電子式(電子制御燃料噴射装置[PGM-FI]) | |
始動方式★ | セルフ式 | |
点火方式★ | フルトランジスタ式バッテリー点火 | |
潤滑方式★ | 圧送飛沫併用式 | |
潤滑油容量(L) | - | |
燃料タンク容量(L) | 18 | |
クラッチ形式★ | 湿式多板コイルスプリング式 | |
変速機形式 | 常時噛合式6段リターン | |
変速比 | 1速 | 3.307 |
2速 | 2.294 | |
3速 | 1.750 | |
4速 | 1.421 | |
5速 | 1.240 | |
6速 | 1.130 | |
減速比1次/2次★ | 2.171/2.933 | |
キャスター(度)★ | 25°5′ | |
トレール(mm)★ | 90 | |
タイヤサイズ | 前 | 120/60ZR17 M/C 55W |
後 | 160/60ZR17 M/C 69W | |
ブレーキ形式 | 前 | 油圧式ダブルディスク |
後 | 油圧式シングルディスク | |
懸架方式 | 前 | テレスコピック式 |
後 | スイングアーム式 | |
フレーム形式 | ダブルクレードル |
※〈 〉の数値はCB400 SUPER BOL D’OR。
※2 <ABS>仕様は+2kg、E Package仕様は+1kg。
■道路運送車両法による型式指定申請書数値(★の項目はHonda公表諸元)
※3 燃料消費率は定められた試験条件のもとでの値です。使用環境(気象、渋滞など)や運転方法、車両状態(装備、仕様)や整備状態などの諸条件により異なります
※4 定地燃費値は、車速一定で走行した実測にもとづいた燃料消費率です
※5 WMTCモード値は、発進、加速、停止などを含んだ国際基準となっている走行モードで測定された排出ガス試験結果に基づいた計算値です。走行モードのクラスは排気量と最高速度によって分類されます
■製造事業者/本田技研工業株式会社