2012年2月28日
■ヤマハ、2012年国内外の主要レース活動を発表
「今シーズンも、わたしたち自身のチャレンジを通じて、夢をもつことの素晴らしさや挑戦するこころの尊さを社会にメッセージしながら、同時に世界の人々と『感動』の共有を目指していきます」というヤマハ発動機。国内外のモータースポーツ各カテゴリーを全力投球で挑む。
ロードレースの世界最高峰クラスであるMotoGPには2チーム4名のライダーが参戦。「ヤマハ・ファクトリー・レーシング」は昨年同様、2010年チャンピオンのホルヘ・ロレンソと、昨シーズンはMotoGPクラスで初優勝を飾ったベン・スピースという体制。サテライトチームの「モンスター・ヤマハ・テック3」からは昨年ルーキー・オブ・ザ・イヤーに輝いたカル・クラッチロー、そしてホンダから移籍のアンドレア・ドビツィオーゾが参戦する。4人のライダーは1000ccとなったYZR-M1を駆り、ライダー、コンストラクター、チームの3タイトル奪還に燃える。
モトクロス世界選手権には、最高峰クラスのMX1にファクトリーチームとして「モンスターエナジー・ヤマハ・チーム」が参戦。2008年チャンピオンのデビッド・フィリッパーツ、昨シーズン2位のスティーブン・フロサードに、若手のショーン・シンプソンを加えた体制となった。マシンはファクトリーチューンが施されたYZ450FM。2008年以来のチャンピオン奪還を目指す。
尚、スーパーバイク世界選手権での活動を休止したヤマハだが、今年は英国スーパーバイク選手権に「スワン・ヤマハ・チーム」が参戦。芳賀紀行が久々にYZF-R1を駆ることとなった。
AMAスーパークロスは「JGRMX・トヨタ・ヤマハ・チーム」として新体制に。ヤマハから参戦3年目となるジェームス・スチュワート、デイビー・ミルサップスがYZ450Fで参戦する。
一方国内。全日本ロードレースの最高峰であるJSB1000クラスに「ヤマハ・YSP・レーシング・チーム」から、昨年のMotoGPスポット参戦で6位を獲得する活躍を見せた中須賀克行が参戦。YZF-R1で2009年以来のチャンピオン獲得を目指す。
全日本モトクロス選手権はIA1クラスで新たに田中教世を迎え「ヤマハ・YSP・レーシング・チーム」からYZ450Fで参戦。若手ライダーの育成を目的とする今年発足したチーム「ヤマハ・レーシング・ユース」からは、IA2クラスに安原志、レディースクラスに伊集院忍を起用。それぞれYZ250F、YZ85LWで戦う。
全日本トライアル選手権は、最高峰のIAスーパークラスに「チーム・黒山レーシング・ヤマハ」から黒山健一がTYS250Fで出場。自身がもつ最多記録を更新する通算11度目のチャンピオンを狙う。