●文−松井 勉 ●撮影ーライドアフリカツイン実行委員会 |
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2017年8月。プレイベントとして行われた『ライド アフリカツイン インターナショナル』。ニセコから留寿都、日高を巡り、北上をして目指したのは最北端、宗谷岬。ルートすらゲームとして課せられた9名の参加者は連日、20度にも満たない雨模様の中、ホンダCRF1000Lアフリカツインを走らせ続けたのである。 |
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イギリス、カナダ、フランスそして日本。9名のライダー達が夏の北海道へと向かった。ある者は苫小牧、ある者は小樽、そして函館から北海道に上陸し、集合の地として指定されたニセコのドミトリーへと集まった。 |
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さあ、3日間の始まり。まずはコンボイで留寿都まで移動する。アフリカツイン独特の音に包まれながら一団は移動する。気温19度、かろうじて雨は上がっているが、路面はセミウエットな状況だ。 | ライドアフリカツインインターナショナルの仕掛け人。赤シャツはエンデューロ専門誌編集長であり、大会の代表である春木久史。白シャツはエントリーなどイベントをサポートするJECプロモーションの中西悟。ライドアフリカツインでもお馴染みのスタッフ。ここで何のゲームをするか密談中。 | |
DAY 1 決戦の場は留寿都
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ドミトリーの前に並んだアフリカツイン。おそらく綺麗な姿も今が見納め。出発前に記念撮影を済ませ、僕達はオフィシャルが運転するクルマに続いて走りだした。9台のアフリカツインがコンボイを組むとやっぱり壮観。目指すのは留寿都にあるビッグベアというオフロードコース。一団はそれぞれとの間合いをとりながら走る。 |
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初日のランチ後、オフロードコース、ビッグベアにてスラロームコースを設定するオフィシャル。黄色いテントの下が我々のホスピタリティーになっていた。 | ここが橇負山(そりおいやま)。留寿都の町並を眺め下ろす場所。チームビッグディアの三名、三橋、ステファニー、そして武部の各氏。3人ともレッド+ホワイト+ブラックのCRFカラーのアフリカツインで、チーム感はもっとも強し。アグレッシブ、戦略的、そしてクレバーなチームでした。 | |
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スタート地点となったニセコのドミトリー、NO TRACKS。バックカントリーを楽しむウインタースポーツの宿、というところだ。会場前に陣取るアフリカツイン。後ろに見えるバンは、イベントをサポートしたツアラテックジャパンのクルマ。ランチサービスもこのチームが中心に行った。 | DAY 1、オリエンテーリングのゲーム中、photoポイントで証拠写真を抑える、松井+裕太さん。 | |
ゲーム後、それぞれのチームのストーリーを聞きながらランチタイムだ。テーブルと椅子がホップアップテントの中に用意され、グリルでは今まさに香ばしい匂いとジュージューと音を上げているハンバーグだ。5分後、それはバンズに納まり、僕達のテーブルに運ばれてきた。サラダ、スープ、そしてハンバーガー。さらにデザートにアボガドのスムージー。ワイングラスに注がれた葡萄ジュース、という見た目の演出もニクイ。食後のコーヒーもしっかり楽しめた。 |
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初日のランチがコチラ。満足度、高し。 | ||
DAY 1 ゲーム2は「足し算スラローム」!!
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ランチ後、僕達は二つめのゲームに挑んだ。ランチスペースも置かれた広い草地の駐車場。そこに点在する赤いガーデンチェア。その背もたれには通過したときにチラリと見える場所に紙が貼り付けてあり、数字が書かれている。スタートからゴールまで椅子で造られたコースをスラロームしながらその数字を足し算せよ、というミッションだ。 |
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アウトドア製品としてお馴染み、コールマンも大会をサポートした。 | B+COMのインターコムは、チーム内の情報共有をスムーズにし、ゲームへの戦略などを走りながらでも練ることができた。音質、通話距離もなかなか。電源を落とし、次に使う時も、あらかじめペアリングしているヘッドセット同士は簡単に再接続する事が出来るのも有り難い。 | |
130キロのロードブックトリップに出る。
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2つのゲーム終了後、僕達はロードブックに従って走る移動セクションに出た。留寿都のビッグベアの入口ゲートから始まるルートは、すぐに林道だ。およそ10キロ。北海道らしい起伏とカーブ、そして直線がおり混ざった林道の脇には大きなフキが雨傘のようにひろがり林立する。 |
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今も夢で見そうな美しい林道の風景。 | おしむらくは天気。でも、みんな相当にハイ。毎日がこんな風景との出会いだった。 |
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