GSX-S125 ABS 354,240円(2017年10月11日発売)
★スズキ GSX-S125 ABS 車両解説
GSX-Sシリーズの原付二種版、GSX-S125 ABSを国内発売
スズキの125クラスの“フルサイズ・ロードスポーツ”モデルが22年ぶりに復活した。
スズキのフルサイズ版125ネイキッド・ロードスポーツといえば、1995年にラインナップから消えたウルフ125が最後だったから、実に四半世紀近くも昔のこととなる。で、一気に飛んで最新のフルサイズ・ロードスポーツモデルは、名称に「GSX-S」が与えられているのでも分かる通り、125クラスながらもまさにスーパーネイキッドシリーズの一員として位置付けられたモデルだ。
エンジンは、スーパースポーツGSX-Rシリーズの最新技術を投入して開発された最高出力11kW/10,000rpm、最大トルク11N・m/8,000rpmを発生する水冷DOHC4バルブ単気筒、124cm3エンジン。6つのセンサーを備え、4穴のインジェクターから2つの吸気ポートへ向けて燃料を噴射し、ツインインジェクター並みの吸気効率向上を図ったインジェクションシステム、直径32mmのスロットルボディ、大容量4.3リッターのエアクリーナーボックスなどを採用するGSX-Sシリーズの名に恥じないメカニズムを搭載している。
車体は、高い剛性と軽量化を実現したダイヤモンドタイプフレームを採用。ペタルディスクやABSを標準装備。軽量10本スポークのホイールに17インチチューブレスタイヤを組み合わせている。
ちなみにプロダクトコンセプトは「The spirit of GSX-R ready for street」。125クラスにスクーターブームを巻き起こしたアドレスシリーズのように、125フルサイズ・ロードスポーツにも新たな風を吹き込むことができるか、GSX-S125 ABSの活躍に期待したい。
★SUZUKI ニュースリリースより (2017年9月20日)
スズキ、GSX-Sシリーズの
新型モデル「GSX-S125 ABS」を発売
スズキ株式会社は、アグレッシブなスタイリングや高出力エンジンを特長とするストリートスポーツバイクのGSX-Sシリーズに125㏄の新型モデル「GSX-S125 ABS」を追加し、10月11日より発売する。
「GSX-S125 ABS」は、初心者や若年層にも幅広く楽しんでいただける、GSX-Sシリーズのエントリーモデルの原付二種スポーツバイクである。スーパースポーツバイクのGSX-Rシリーズの技術を投入した、高出力の124cm3エンジンと軽量でコンパクトな車体は、力強い加速と、街乗りからワインディングにおける扱いやすさを実現した。GSX-Sシリーズ共通のイメージとなる低く構えたアグレッシブなスタイリングを採用し、前後輪に17インチの大径ホイールと花弁形状のブレーキディスクや、スズキの国内の125㏄二輪車に初採用となるABSを標準装備した。また、ワンアクション式シャッター付ステアリングロックや、スタータースイッチを押し続けずにワンプッシュするだけでエンジンが始動する「スズキイージースタートシステム」など、利便性の高い装備を採用した。
- ●「GSX-S125 ABS」の主な特長
- エンジン・車体
- ・124cm3水冷4バルブ単気筒DOHCエンジン。GSX-Rシリーズの解析技術を用いた燃焼室の最適化や、吸気効率の向上、燃料噴射の最適化などにより、最高出力11kW/10,000rpm、最大トルク11N・m/8,000rpmの出力性能と48.2km/L※1の燃費性能を実現。
- ・スムーズな出力伝達による力強い加速を実現する6速マニュアルトランスミッション。
- ・軽量・高剛性フレームと、GSX-Rシリーズの技術を投入して設計した、コンパクトな車体レイアウト。ショートホイールベースと、133kgの軽量・スリムなボディーにより、街乗りにおける扱いやすさや、ワインディングにおける高い操縦性を実現。
- ・アップハンドルによる前傾の少ない快適なライディングポジションと、785mmの低いシート高による良好な足つき性を実現。
- ※1 国土交通省届出値:定地燃費値(60km/h)2名乗車時。定地燃費値は、車速一定で走行した実測にもとづいた燃料消費率です。燃料消費率は、定められた試験条件のもとでの値です。使用環境(気象、渋滞等)や運転方法、車両状態(装備、仕様)や整備状態などの諸条件により異なります。
- 装備
- ・前後輪にスポーティーな10本スポークの17インチ大径アルミ製キャストホイールと花弁形状のペータルブレーキディスクを装備。
- ・前・後輪に取り付けられたホイールスピードセンサーにより各車輪速度を検知し、ブレーキの効きを自動的にコントロールして車輪のロックを一定範囲内で防ぐABSを標準装備(スズキの国内の125cc二輪車に初採用)。※2
- ・長距離の走行に安心な大容量11Lの燃料タンク。
- ・フルデジタル表示の多機能メーター。
- 1)任意に設定したエンジン回転数に到達するとランプの点灯/点滅でシフトチェンジのタイミングを知らせるRPMインジケーター
- 2)一目でギヤポジションがわかるギヤポジションインジケーター
- 3)切替式のオドメーター/ツイントリップメーター
- ・鍵穴へのいたずらや盗難を抑止する、ワンアクション式シャッター付ステアリングロック。グローブをした状態や、夜間の鍵穴が見えにくい状況でも、シャッターを開ける際はキーマスコットを指定部に押し込み、閉める際はノブを操作するだけで開閉が可能。
- ・スタータースイッチを押し続けずにワンプッシュするだけで、スターターモーターを回転させてエンジンが始動する「スズキイージースタートシステム」を採用。また、ニュートラル時はクラッチレバーを握らなくても始動可能とした。
- ※2 ABSは制動距離を短くするためのシステムではありません。また、コーナリング中のブレーキングによる車輪の横滑りはコントロールすることができません。ABSを過信せずに安全運転を心がけてください。
- デザイン
- ・GSX‐Sシリーズ共通のイメージとなる低く構えたアグレッシブなスタイリング。
- 1)ラジエーターシュラウドと燃料タンクに一体感を持たせ、アンダーカウルを装備することで、コンパクトながらボリュームのあるデザインを実現
- 2)ハンドル位置を低くし、ヘッドライトを前に出した、シャープでスポーティーな印象の力強い顔つき
- 3)サイレンサーに2つの排気口を設けたスポーティーなデュアルタイプマフラー
- ・車体色は、黒「ソリッドブラック(半ツヤ)」、青「トリトンブルーメタリック」の2色を設定。
- 年間目標販売台数
- 240台
- 商品名
- GSX-S125 ABS
- エンジン
- 4サイクル 124cm3
- メーカー希望小売価格(消費税8%込み)
- 354,240円
- 価格(リサイクル費用を含む)には、保険料、税金(消費税を除く)、登録等に伴う費用は含まれない。
- ※製造事業者/スズキ・インドモービル・モーター社
- ※製造国/インドネシア
- ※輸入事業者/スズキ株式会社
★主要諸元※1
車名型式 | 2BJ-DL32B | |
---|---|---|
GSX-S125 ABS | ||
発売日 | 2017年10月11日 | |
全長×全幅×全高(m) | 2.000×0.745×1.035 | |
軸距(m) | 1.300 | |
最低地上高(m) | 0.165 | |
シート高(m) | 0.785 | |
装備重量(kg)※1 | 133 | |
乾燥重量(kg) | - | |
乗車定員(人) | 2 | |
燃費消費率(km/L)※2 | 48.2(国交省届出値 定地燃費値 60km/h 2名乗車時)※3 | |
44.7(WMTCモード値 クラス2 サブクラス2-1 1名乗車時)※4 | ||
登坂能力(tanθ) | - | |
最小回転半径(m) | 2.3 | |
エンジン型式 | CFA1 | |
水冷4ストローク単気筒DOHC4バルブ | ||
総排気量(cm3) | 124 | |
内径×行程(mm) | 62.0×41.2 | |
圧縮比 | 11.0 | |
最高出力(kW[PS]/rpm)※6 | 11.0[15]/10,000 | |
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm)※6 | 11[1.1]/8,000 | |
燃料供給装置形式 | フューエルインジェクション | |
始動方式 | セルフ式 | |
点火方式 | フルトランジスタ式 | |
潤滑油方式 | ウエットサンプ式 | |
潤滑油容量(L) | 1.5 | |
燃料タンク容量(L) | 11 | |
クラッチ形式 | 湿式多板コイルスプリング | |
変速機形式 | 常時噛合式6段リターン | |
変速比 | 1速 | 2.923 |
2速 | 1.933 | |
3速 | 1.476 | |
4速 | 1.217 | |
5速 | 1.045 | |
6速 | 0.925 | |
減速比1次/2次 | 3.285/3.214 | |
キャスター(度) | 25°30′ | |
トレール(mm) | 93 | |
タイヤサイズ | 前 | 90/80-17M/C 46S |
後 | 130/70-17M/C 62S | |
ブレーキ形式 | 前 | 油圧式シングルディスク(ABS) |
後 | 油圧式シングルディスク(ABS) | |
懸架方式 | 前 | テレスコピック式 |
後 | スイングアーム式 | |
フレーム形式 | ダイヤモンド |
※1:装備重量は、燃料・潤滑油・冷却水・バッテリー液を含む総重量となります。
※2:燃料消費率は、定められた試験条件のもとでの値です。使用環境(気象、渋滞等)や運転方法、車両状態(装備、仕様)や整備状態などの諸条件により異なります。
※3:定地燃費値は、車速一定で走行した実測にもとづいた燃料消費率です。
※4:WMTCモード値は、発進、加速、停止などを含んだ国際基準となっている走行モードで測定された排出ガス試験結果にもとづいた計算値です。走行モードのクラスは排気量と最高速度によって分類されます。
※5:エンジン出力表示は「PS/rpm」から「kW/rpm」へ、トルク表示は、「kgf・m/rpm」から「N・m/rpm」へ切り替わりました。〈 〉内は、旧単位での参考値です。