アドレス125 221,400円(9月29日発売)
★スズキ アドレス125 車両解説
原付二種アドレスにニューモデル「アドレス125」を新発売
原付二種スクーターブームの立役者の一台でもあるアドレス125。軽快な走りとリーズナブルな価格で通勤、通学ユーザーをはじめ多くの若者の人気を集めたモデルだが、更なる環境、燃費の時代を見据えて2015年3月に新型が登場した。といっても投入されたのは125ではなく、ちょっと小さめの110という排気量を持つアドレス110だった。そしてホイールも14インチと、名称こそアドレス110だが、それまでのアドレスV125シリーズとはまったく違った、新アドレスモデルの誕生だったと言っていいだろう。
クラストップレベルの軽量ボディといえる97kgの装備重量、そして前後に14インチの大径ホイールを持つ車体に組み合わされたのは、WMTCモード値でリッター51.2kmの燃費性能を誇る強制空冷単気筒112ccエンジンで、6.7kW[9.1PS]/ 8,000rpmの最高出力と、8.6N・m[0.88kgf・m]/6,000rpmの最大トルクを発生していた。
なによりも重要な使い勝手の面では、容量20.6リットルのシート下トランクスペースに、左側に600mml、右側に500mlのペットボトルを1本ずつ収納可能なフロントインナーラック、そして駐輪時に便利なサイドスタンドの標準装備、同様駐輪時にブレーキを掛けた状態を維持できるブレーキロックシステムの採用など、ベストセラーのアドレスならではの使い勝手をさらに発展させていた。
ちなみにそれまでのアドレスV125、2006年3月の発売モデル以降は、台湾の合弁会社で生産されていたが、このアドレス110は、インドネシアのスズキ・インドモービル・モーター社で生産され国内に輸入された。
で、お待たせしました、今回はいよいよ“本家”アドレス125に新型が登場だ。空冷SOHC2バルブ、単気筒、124cm3、フルサイズ125版の新設計SEP(SUZUKI Eco Performance)エンジンを、フロント12インチ、リア10インチホイールの足回り、フラットな足元スペースを確保したニューフレームに搭載。「毎日の生活を支える、スタイリッシュスクーター」の開発コンセプトにピッタリのボディデザインを採用しての登場だ。
そしてまた、アドレスシリーズの嬉しい“伝統”であるお手軽価格、221,400円(消費税8%込み)というプライスでの発売となった。
★SUZUKI ニュースリリースより (2017年9月20日)
スズキ、新型125ccスクーター「アドレス125」を発売
スズキ株式会社は、快適で使い勝手の良い新型125ccスクーター「アドレス125」を9月29日より発売する。
「アドレス125」は、1991年の発売以来、軽量・コンパクトでパワフルな原付二種スクーターとしてご好評いただいているロングセラー「アドレス」シリーズの新型モデルである。新開発の124cm3エンジンは、燃焼効率の向上やフリクションの低減などにより、スムーズな加速性能と優れた燃費性能を両立。車体は、伸びやかさに新規性を取り入れたデザインとしながら、広々としたフラットな足元スペースを確保することで快適なライディングポジションを実現した。また、シート下トランクスペース、フロントインナーラック、シート開錠機能付ステアリングロックなど、使い勝手の良い装備を採用した。
- ●「アドレス125」の主な特長
- エンジン・車体
- ・新開発の124cm3空冷2バルブ単気筒SOHCエンジン。燃焼室形状の最適化と曲線形状の吸気ポートの組み合わせにより燃焼効率の向上を図った。フリクション低減などにより、スムーズな加速性能(最高出力6.9kW/7,000rpm、最大トルク10N・m/6,000rpm)と52.0km/L※1の優れた燃費性能を実現。
- ・広々としたフラットな足元スペースを確保することで、快適なライディングポジションを実現。
- ・左右の足元付近を絞り込んだカットフロアボードによる良好な足つき性。
- ・12インチの大径フロントホイールによる高い安定性。
- ※1 国土交通省届出値:定地燃費値(60km/h)2名乗車時。定地燃費値は、車速一定で走行した実測にもとづいた燃料消費率です。燃料消費率は、定められた試験条件のもとでの値です。使用環境(気象、渋滞等)や運転方法、車両状態(装備、仕様)や整備状態などの諸条件により異なります。
- 装備
- ・ヘルメット等の収納に便利なシート下トランクスペース。※2
- ・フロントインナーラックは、600mlのペットボトルを左右1 本ずつ収納可能。※3
- ・大型のストッパー付かばんホルダーをハンドル下に装備。※4
- ・シート開錠機能付ステアリングロックには、鍵穴をカバーすることができるシャッターキーを採用。
- ・センタースタンドに加え、駐輪時に便利なサイドスタンドも標準装備。
- ※2 形状、大きさによりシート下トランクスペースに収納できないヘルメットもあります。最大積載許容重量10kg。
- ※3 形状によりフロントインナーラックに収納できないペットボトルもあります。最大積載許容重量1.5kg。
- ※4 最大積載許容重量1.5kg(左右合計)。
- デザイン
- ・快適性とデザイン性を両立した、伸びやかさに新規性を取り入れたデザイン。
- 1)ハンドルを切った方向を常に照らすことができる、ハンドルマウントのヘッドランプ
- 2)切れ長で個性的な、フロントレッグシールド内蔵のフロントウィンカー
- 3)スピード感を表現する、スポーティーなサイドラインと躍動的なシルエットのリヤビュー
- ・車体色は、白「パールグレイスフルホワイト」、赤「キャンディパトリシアンレッド」、黒「パールノベルティブラック」の3色を設定。
- 商品名
- アドレス125(2BJ-DT11A)
- メーカー希望小売価格
- 221,400円
- ※ 価格(リサイクル費用を含む)には、保険料、税金(消費税を除く)、登録等に伴う費用は含まれない。
- 発売日
- 2017年9月29日
- 年間目標販売台数
- 3,000台
- ※ 製造事業者/済南軽騎鈴木摩托車有限公司
- ※ 製造国/中国
- ※ 輸入事業者/スズキ株式会社
★主要諸元※1
車名型式 | 2BJ-DT11A | |
---|---|---|
アドレス125 | ||
発売日 | 2017年9月29日 | |
全長×全幅×全高(m) | 1.900×0.685×1.135 | |
軸距(m) | 1.285 | |
最低地上高(m) | 0.120 | |
シート高(m) | 0.745 | |
装備重量(kg)※1 | 109 | |
乾燥重量(kg) | - | |
乗車定員(人) | 2 | |
燃費消費率(km/L)※2 | 52.0(国交省届出値 定地燃費値※3 60km/h 1名乗車時) | |
51.0(WMTCモード値 クラス1 1名乗車時※4) | ||
登坂能力(tanθ) | - | |
最小回転半径(m) | 2.0 | |
エンジン型式 | AF22 | |
強制空冷4ストローク単気筒SOHC2バルブ | ||
総排気量(cm3) | 124 | |
内径×行程(mm) | 52.5×57.4 | |
圧縮比 | 10.3 | |
最高出力(kW[PS]/rpm) | 6.9[9.4]/7,000 | |
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) | 10[1.0]/6,000 | |
燃料供給装置形式 | フューエルインジェクション | |
始動方式 | セルフ・キック併用式 | |
点火方式 | フルトランジスタ式 | |
潤滑油方式 | 圧送式 | |
潤滑油容量(L) | 0.8 | |
燃料タンク容量(L) | 6.0 | |
クラッチ形式 | 乾式自動遠心シュータイプ | |
変速機形式 | Vベルト無段変速 | |
変速比 | 2.645~0.801 | |
一次/二次減速比 | 2.470/3.461 | |
キャスター(度) | 27°00′ | |
トレール(mm) | 92 | |
タイヤサイズ | 前 | 90/90-12 44J |
後 | 100/90-10 56J | |
ブレーキ形式 | 前 | 油圧式シングルディスク |
後 | 機械式リーディング・トレーリング | |
懸架方式 | 前 | テレスコピック式 |
後 | ユニットスイング | |
フレーム形式 | アンダーボーン |
※1:装備重量は、燃料・潤滑油・バッテリー液を含む総重量となります。主要諸元は道路運送車両法による型式指定申請書の数値です。(シート高を除く)
※2:燃料消費率は、定められた試験条件のもとでの値です。使用環境(気象、渋滞等)や運転方法、車両状態(装備、仕様)や整備状態などの諸条件により異なります。
※3:定地燃費値は、車速一定で走行した実測にもとづいた燃料消費率です。
※4:WMTCモード値は、発進、加速、停止などを含んだ国際基準となっている走行モードで測定された排出ガス試験結果にもとづいた計算値です。走行モードのクラスは排気量と最高速度によって分類されます。
※5:エンジン出力表示は「PS/rpm」から「kW/rpm」へ、トルク表示は、「kgf・m/rpm」から「N・m/rpm」へ切り替わりました。[ ]内は、旧単位での参考値です。