CRF150R/CRF150RⅡ 493,560円/510,840円(7月18日発売)
★ホンダ CRF150R/CRF150RⅡ 車両解説
CRF150RとCRF150RⅡの2018年モデルを発売
2006年10月に「モトクロス競技の初心者から上級者まで、幅広いユーザーに向けて、扱いやすいサイズの車体にコンパクトな4ストローク150ccエンジンを搭載したモトクロッサー」として発売されたCRF150RとCRF150RⅡ。
1本のカムですべてのバルブを駆動する“ユニカムバルブトレイン”という兄貴分のCRF450RやCRF250R譲りのハイメカニズムを導入したエンジンを、専用設計のセミダブルクレードルに搭載。扱いやすい車体サイズながら本格的なモトクロス競技も楽しめるモデルとして人気を得ている。2007年、2008年とカラー&グラフィックの変更を受けたが、その後は継続販売というカタチで発売されていた。
2011年9月に、2012年モデルとして各部が熟成されるモデルチェンジを受けている。エンジン面では、シリンダーヘッド、燃焼室形状とピストンのサイドウォール形状を変更することなどにより、より力強く、高回転域まで伸びのあるパワーフィールを実現。車体面ではサスをより熟成させ悪路での走破性を向上。グラフィックもCRFシリーズに共通するアグレッシブなものに変更されている。フロントに19インチ、リア16インチのラージホイールを履くCRF150RIIも同様に2012年モデルとなった。
今回のモデルチェンジは、スイングアームの剛性を見直し、走行時の安定性を向上させたほか、最新のCRFシリーズに共通するイメージグラフィックがタンクシュラウドに与えられ、CRF450R、CRF450RXと同時発売となった。
★HONDA ニュースリリースより (2017年6月9日)
モトクロス競技専用車「CRF450R/CRF150R/CRF150RⅡ」ならびに
エンデューロ競技専用車「CRF450RX」の2018年型モデルを発売
Hondaは、世界各地のモトクロスレース、エンデューロレースで活躍する「CRF450R」、「CRF450RX」にリチウムイオンバッテリーとセルフスターターを標準装備し、7月18日(火)に受注期間限定※1で発売します。また、最新CRFシリーズと共通のグラフィックをタンクシュラウドに採用した「CRF150R」と「CRF150RⅡ」を7月18日(火)に受注期間限定※1で発売します。
CRF450Rには、レース中の不意なエンジンストール時に素早いエンジン再始動を可能とするセルフスターターを標準装備。これに伴い、CRF450R・CRF450RX ともにキックスターター機構を廃止しました。また、モトクロス世界選手権やAMAスーパークロスで検証を重ねた、軽量コンパクトなエリーパワー製リチウムイオンバッテリー※2を採用。加えて、点⽕時期や燃料噴射量の特性を変更することで、力強い加速性能と扱いやすさの熟成を図りました。
CRF150RおよびCRF150RⅡは、クラス唯⼀の150cc、4ストロークエンジンとコンパクトで扱いやすい車体はそのままに、最新CRFシリーズと共通のグラフィックをタンクシュラウドに採用しました。
※1:受注期間は2017年7月18日(火)から9月29日(金)まで
※2:別途リチウムイオン専用充電器が必要です
- ●販売計画台数(国内・年間)
- CRF450R シリーズ合計 80台
- CRF450RX シリーズ合計 100台
- ●メーカー希望小売価格
- CRF450R 966,600円(消費税抜き本体価格 895,000円)
- CRF450RX 982,800円(消費税抜き本体価格 910,000円)
- CRF150R 493,560円(消費税抜き本体価格 457,000円)
- CRF150RII 510,840円(消費税抜き本体価格 473,000円)
- ※価格にはリサイクル費用を含みます
- ※このCRF450R、CRF450RX、CRF150R、CRF150RⅡは、公道および一般交通の用に供する場所では一切走行できません。また、登録してナンバープレートを取得することもできません
- ※走行場所には十分注意してください。私道や林道、河原、海辺などの公共の道路以外の場所でも、人や車が自由に出入りできるところは道路とみなされ、道路交通法および道路運送車両法の違反になります
- =CRF450Rの主な特長=
- ●エンジン/電装
- レース中の不意なエンジンストール時に素早いエンジン再始動を可能とするセルフスターターを標準装備するとともに、キックスターター機構を廃⽌。
- ・エリーパワー製のリチウムイオンバッテリーを採用し、軽量化を実現。
- ●サスペンション
- ・前後サスペンションのバネレートを最適化して、ギャップ通過時の走破性とジャンプ着地時の安定性を向上。
- =CRF450RXの主な特長=
- ●エンジン/電装
- ・キックスターター機構を廃止。
- ・エリーパワー製のリチウムイオンバッテリーを採用し、軽量化を実現。
- =CRF150R/CRF150RIIの主な特長=
- ●カラーリング
- ・最新CRF シリーズと共通のグラフィックをタンクシュラウドに採用。
- ●車体
- ・スイングアームの剛性を⾒直し、走行時の安定性を向上。
★主要諸元
車名型式 | KE03〈KE03〉 | |
---|---|---|
CRF150R〈CRF150RⅡ〉 | ||
発売日 | 2017年7月18日 | |
全長×全幅×全高(mm) | 1,832〈1,900〉×770×1,133〈1,171〉 | |
軸距(mm) | 1,260〈1,285〉 | |
最低地上高(m) | 0.301〈0.336〉 | |
シート高(m) | 0.832〈0.866〉 | |
車両重量(kg) | 82.9〈84.9〉 | |
乾燥重量(kg) | - | |
乗車定員(人) | - | |
燃費(km/L) | - | |
登坂能力(tanθ) | - | |
最小回転小半径(m) | - | |
エンジン型式 | - | |
水冷4ストローク単気筒SOHC4バルブ | ||
総排気量(cm3) | 149.7 | |
内径×行程(mm) | 66.0×43.7 | |
圧縮比 | 11.7 | |
最高出力(kW[PS]/rpm) | - | |
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) | - | |
燃料供給装置形式 | FCR15C(φ32mm) | |
始動方式 | プライマリーキック式 | |
点火方式 | 電子進角CDIデジタル点火 | |
潤滑油方式 | - | |
潤滑油容量(L) | - | |
燃料タンク容量(L) | 4.3 | |
クラッチ形式 | 湿式多板コイルスプリング式 | |
変速機形式 | 常時噛合式5段リターン | |
変速比 | 1速 | 2.214 |
2速 | 1.647 | |
3速 | 1.318 | |
4速 | 1.105 | |
5速 | 0.956 | |
減速比1次/2次 | 4.117×3.333〈3.733〉 | |
キャスター(度) | 27°2′〈27°48′〉 | |
トレール(mm) | 78〈96〉 | |
タイヤサイズ | 前 | 70/100-17 40M〈70/100-19 42M〉 |
後 | 90/100-14 49M〈90/100-16 52M〉 | |
ブレーキ形式 | 前 | 油圧式シングルディスク |
後 | 油圧式シングルディスク | |
懸架方式 | 前 | テレスコピック式(倒立タイプ) |
後 | スイングアーム式(プロリンク) | |
フレーム形式 | セミダブルクレードル |
(Honda測定値)
※製造事業者/本田技研工業株式会社 熊本製作所
※〈 〉内はCRF150RⅡのデータです