Z250SL 437,400円(5月15日発売)

★カワサキ Z250SL 車両解説

Ninja 250SLの兄弟モデル、「Z250SL」の2017年モデルを発売

250クラスにフルカウル・スポーツ旋風を巻き起こしてくれたNinja 250だが、このクラスでのさらなる覇権をかけてカワサキは、同じ「Ninja 250」の名称を受け継ぐ「Ninja 250SL」を2015年4月に発売開始した。発売時、Ninja 250のメーカー希望小売価格が553,500円に対して、ほぼ10万円近くのプライスダウンとなる、なんと459,000円で発売された。シングルエンジンのコストメリットをフルに生かしたニューモデルだったといえる。

Ninja 250は、250フルカウル・スポーツ市場を蘇らせ、そして快調に市場をリードしてきたとはいえ、2014年12月には、強力なツインエンジンのライバル、YZF-R25も発売開始され、またそれまでシングルエンジンながら強力な追撃を受けてきたライバル、CBR250Rにも対処せずにはいられない、というところで「次の一手」は必然だった。身内からライバル、というとらえ方ではなく、ツインとシングルエンジンという強力なタッグで迎え撃とう、という戦略だ。

そして、Ninjaといえば、兄弟車、スーパーネイキッド仕様の「Z」版がお約束事。2016年3月と、約1年遅れとなったがZ250SLが登場した。基本メカニズムはNinja 250SLと共用することでコストを抑えてリターンライダーや、ニューカマーに手軽に購入してもらえるマシンとして位置付けられていた。

スリムでコンパクトなトレリスフレームに搭載しているパワーユニットは、Ninja 250SL同様力強い低中速回転域と心地よいピックアップ特性、そして高速回転域での鋭い反応が特徴の249cm3、水冷単気筒DOHC4バルブエンジン。Zシリーズのアイデンティティであるアグレッシブでスリム、コンパクトなボディワークに、フラットでワイドなハンドルバーやスリムで独特なシルエットのフューエルタンク、スポーティな一灯式ヘッドライトやテールカウルを採用。足回りでは、軽快なハンドリングと高い路面追従性を可能とするインナーチューブ径φ37mmのフロントフォークとユニトラックリヤサスペンションを装備していた。

今回は、このZ250SLの2017年モデルが登場。カラー&グラフィックの変更と同時にフレームカラーにメタリックグリーンが新たに採用された。

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Z250SL。カラーは1色。「メタリックグラファイトグレー×エボニー」(GY1)。
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Z250SL。

★KAWASAKI ニュースリリースより (2017年4月14日)

2017年モデル Z250SL 新発売のご案内
モデル情報
車名(通称名) Z250SL
モデルイヤー 2017
マーケットコード BR250EHF
型式 JBK-BR250E
発売予定日 2017年5月15日
型式指定・認定番号 II-341
メーカー希望小売価格 437,400円
(本体価格405,000円、消費税32,400円)
カラー(カラーコード) メタリックグラファイトグレー×エボニー(GY1)
※当モデルは二輪車リサイクル対象車両です。価格には二輪車リサイクル費用が含まれます。
※価格には保険料、税金(消費税を除く)、登録等に伴う諸費用は含まれません。
※当モデルは川崎重工業株式会社の海外工場Kawasaki Motors Enterprise(Thailand)Co.,Ltd(KMT)で日本向けに生産された車両です。
【Z250SL】

軽量、スリム、コンパクトなスーパーネイキッド、Z250SL。気負わずカジュアルに走りを楽しめる都市型コミューターとして優れた性能と快適性を持ち合わせています。 スリムでコンパクトなトレリスフレームに搭載しているエンジンは、力強い低中速回転域と心地よいピックアップ特性。高速回転域での鋭いスロットルレスポンスが特徴のピークまで心地よく伸びるエンジンキャラクターです。 フラットでワイドなハンドルバーやスリムで独特なシルエットのフューエルタンク、スポーティな一灯式ヘッドライトやテールカウルは、Zのアイデンティティを継承するアグレッシブなデザイン。 また、軽快なハンドリングと路面追従性を高めるφ37mmのフロントフォークとユニトラックリヤサスペンションを装備。スタイリッシュな外観に加え高いスポーツ性能を発揮します。

2016年モデルからの変更点
・カラー&グラフィックの変更
・フレームにメタリックグリーンの塗装を採用
 
※性能及び諸元に変更はありません。

★主要諸元

車名型式 JBK-BR250E(BR250EHF)
Z250SL
発売日 2017年5月15日
全長×全幅×全高(m) 1.935×0.700×1,015
軸距(m) 1.330
最低地上高(m) 0.180
シート高(m) 0.785
車両重量(kg) 148
乾燥重量(kg) -
乗車定員(人) 2
燃費消費率(km/L)※1 39.0(国交省届出値 定地燃費値 60km/h 2名乗車時)※2
31.3(WMTCモード値 クラス3-2 1名乗車時)※3
登坂能力(tanθ) -
最小回転小半径(m) 2.4
エンジン型式 -
水冷4ストローク単気筒DOHC4バルブ
総排気量(cm3) 249
内径×行程(mm) 72.0×61.2
圧縮比 11.3
最高出力(kW[PS]/rpm) 21[29]/9,700
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) 22[2.2]/8,200
燃料供給装置形式 フューエルインジェクション
始動方式 セルフ式
点火方式 バッテリ&コイル(トランジスタ点火)
潤滑油方式 ウェットサンプ式
潤滑油容量(L) 1.3
燃料タンク容量(L) 11
クラッチ形式 湿式多板
変速機形式 常時噛合式6段リターン
変速比 1速 3.000
2速 1.933
3速 1.444
4速 1.217
5速 1.045
6速 0.923
減速比1次/2次 2.800/3.000
キャスター(度) 24°00′
トレール(mm) 90
タイヤサイズ 100/80-17M/C 52S
130/70-17M/C 62S
ブレーキ形式 φ290mm油圧式シングルディスク
φ220mm油圧式シングルディスク
懸架方式 φ37mmテレスコピック式
スイングアーム(ユニ・トラック)
フレーム形式 ダイヤモンド

※1:燃料消費率は、定められた試験条件のもとでの値です。使用環境(気象、渋滞等)や運転方法、車両状態(装備、仕様)や整備状況などの諸条件により異なります。
 ※2:定地燃費値は、車速一定で走行した実測にもとづいた燃料消費率です。
 ※3:WMTCモード値とは、発進・加速・停止などを含んだ国際基準となっている走行モードで測定された排出ガス試験結果にもとづいた計算値です。走行モードのクラスは排気量と最高速度によって分類されます。
 ※改良のため、仕様および諸元は予告なく変更することがあります。