2017年3月15日
■SACにニューマシン「GSX-R150」を投入!
レースベース車両となるGSX-R150 はインドネシアにあるスズキの子会社、スズキ・インドモービル・モーター社で生産。同地ではすでに販売を開始、他アセアン地域では順次販売されるという。
GSX-R150スペック(市販車)●全長×全幅×全高:2,020×700×1,075mm●ホイールベース:1300mm●車両重量:131kg●最高出力:14.1kW●最大トルク:14.0N・m |
将来、MotoGPで活躍できるアジア太平洋地域のライダー育成を主眼においたスズキのライダー育成プログラムとして、FIMアジアロードレース選手権(ARRC) の新カテゴリーとしてスタートした「スズキ・アジアン・チャレンジ」(SAC)。150ccのロードモデルを使用し、イコールコンディションで各選手が競い合うワンメイクレースである。
20年以上の長きに渡りスズキからロードレースに参戦・活躍してきた“ゆっき~”こと加賀山就臣(かがやま ゆきお)がプロデュース・監修するSACが3年目を迎える。
マシンは2015年にFU150、2016年シーズン途中よりF.I.を採用した SATRIA(サトリア)F150が使用されてきたが、今シーズンより「GSX-R150」が投入されることになった。バックボーン式のフレームを採用するGSX-R150、エンジンはサトリアF150と基本的に共通の147.3cm3水冷4バルブ単気筒DOHCユニットを搭載。SACではレース仕様としてリファインされ、ギヤレシオや車両重量が異なることから、最高速度はサトリアF150を大きく上回ることになるという。
尚、日本、インドネシア、フィリピン、マレーシア、タイ、インド、スリランカ、ネパール、オーストラリアのアジア9カ国から各国での予選会や選考を経て、計16名(5名が継続、1名が復帰参戦)のライダーが3月15日・16日の2日間、開幕戦でも使用されるマレーシアのジョホール・サーキットにて最終審査中だ。