モンキー・50周年アニバーサリー 352,080円(2月28日発売)
★ホンダ モンキー・50周年アニバーサリー 車両解説
発売50周年を記念して初代モンキーのカラーをイメージしたアニバーサリーモデルが登場
特別仕様としてのスペシャル・モンキーといえば、最近では、独自の可愛らしいキャラクターとオープンなライセンスで一躍国民的なアイドルキャラクターとなった“くまモン”のイメージを取り入れた「モンキー・くまもんバージョン」(2014年4月発売)がすぐに思い浮かぶが、このモデルは定番人気で現在はモンキーシリーズのレギュラーバージョンとなっている。
販売台数等に限定の縛りのある“特別仕様”を振り返れば、2013年12月にモンキーではおなじみのブラック・リミテッドをベースにタンクサイドにチェッカーストライプを入れ、シート座面にもくっきりチェッカー柄表皮を採用とにぎやかなイメージのリミテッドが最後だろうか(受注期間限定だった)。また、2012年2月には、本体のモンキー・シリーズに新色が追加されたのと同時に、鮮やかなモンツァレッドの車体色とシルバーカラーのフューエルタンクという出で立ちで、受注期間限定で販売されたモンキー・リミテッドがある。モンキーの特別仕様の中でも定番と言えるブラックカラーのリミテッドでは、2011年2月にもモンキー・リミテッドが発売されている。
それ以前は若干間隔が空いており、2006年12月にモンキー・40周年スペシャルを発売。モンキーの販売40周年を記念して“初代モンキー”イメージのチェック柄シートなどを採用したカラフルなモデルだった。また、その年の2月にはモンキーの特別仕様ではこれまた定番の“シルバー”のスペシャルモデルが発売されていた。
さらにモンキーの特別仕様車が人気を集めていた頃をちょっと遡ってみると、2003年12月にはCBX400Fイメージ、2002年11月にはCB750FOURイメージ、同じ年の1月にはCB1100Rイメージ、2001年1月にはFTRイメージのトリコロールの限定カラー、2000年1月にはツートーンカラータンクの新春スペシャル、1997年2月にはモンキー生誕30周年を記念したZ50Mカラーイメージのスペシャル、1996年1月にはゴールドのリミテッド、などなど様々な特別仕様車が登場し“限定バージョンコレクター”も存在していたほどだった。
ブラックカラーの特別仕様としては、1981年3月に発売されたBLACKモンキーが第一弾だろう。その後も1990年1月、ブラックカラーにプラス、ゴールドストライプのモンキー・スペシャルが発売されたり、通常モデルにもそれに近いブラックカラーを基本としたモデルが出るなど、モンキーと黒は相性が良いといえる。
そのモンキーも、いよいよ50周年。で、40周年記念の時と同様、1967年発売の初代モンキー「モンキーZ50M」を彷彿させるカラーリングをイメージして「パールサンビームホワイト」のメインカラーに、フロントとリアのフェンダーをシャスタホワイト、フレーム、フロントフォーク、スイングアーム、ヘッドライトケース、燃料タンク上面などにマグナレッドを採用。シートはお決りのチェック柄だ。この他タンク側面に復刻デザインのウイングマークバッジ、上面に記念ステッカー、サイドカバーやメインキーに50周年記念エンブレム、シート後部にも50周年記念マークと徹底している。
ちなみに、今回の50周年アニバーサリーモデルの発売と同時に従来の「プラズマイエロー」と「ハーベストベージュ」の2モデルは廃止され、「グラファイトブラック」(モンキー・くまモンバージョン)が継続販売される。
★HONDA ニュースリリースより (2017年2月28日)
原付レジャーモデル「モンキー・50周年アニバーサリー」を発売
Hondaは、原付50ccの人気レジャーモデル「モンキー」の発売50周年を記念し、1967年に発売された初代モデル※1“モンキーZ50M”のカラーリングイメージを踏襲し、記念モデルにふさわしい専用の立体エンブレムやメインキーを採用した「モンキー・50周年アニバーサリー」を2月28日(火)に発売します。
モンキー・50周年アニバーサリーは初代モデル“モンキーZ50M”のカラーリングイメージを踏襲し、燃料タンク側面やサイドカバーを主体色のパールサンビームホワイトに、フロントやリアのフェンダーはシャスタホワイトとしています。フレームやフロントフォーク、スイングアームなどのほか、ヘッドライトケースや燃料タンク上面のストライプをマグナレッドとするとともに、シートには初代モデルを模したおしゃれなチェック柄シートを採用。また、発売50周年を記念して、燃料タンク側面に復刻デザインのウイングマークバッジを、上面には記念ステッカーを配しています。さらに、サイドカバーに50周年記念エンブレムを、シート後部に50周年記念ロゴを、メインキーに50周年記念マークを施すことで特別感にあふれ所有感を満たすモデルとなっています。
モンキーは、1961年に東京都日野市にオープンした遊園地「多摩テック」の乗り物として製作された「モンキーZ100」に端を発しています。このモデルは子どもたちに「操る楽しさ」を提供することで好評を博し、やがて海外の各種ショーで展示されるなど、世界各地で注目を集めました。その後1967年に、初代モデルとして公道走行可能なモンキーZ50Mを国内発売。以来、小柄で愛らしいデザインや粘り強く扱いやすい4ストローク・50㏄エンジンの搭載などにより、半世紀にわたり幅広いユーザーに好評を得ているロングセラーモデルです。
* 車体色は、パールサンビームホワイト1色を設定
* 従来のプラズマイエローとハーベストベージュの2モデルは廃止し、グラファイトブラック(モンキー・くまモンバージョン)は継続販売
※1 国内向け量産市販車
- ●販売計画台数
- (国内・年間) 1,800台(シリーズ合計)
- ●メーカー希望小売価格(消費税8%込み)
- 352,080円(消費税抜き本体価格 326,000円)
- ※価格(リサイクル費用を含む)には保険料・税金(消費税を除く)・登録などに伴う諸費用は含まれておりません
★主要諸元
車名型式 | JBH-AB27 | |
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モンキー・50周年アニバーサリー | ||
発売日 | 2017年2月28日 | |
全長×全幅×全高(m) | 1.365×0.600×850 | |
軸距(m) | 0.895 | |
最低地上高(m) | 0.145 | |
シート高(m) | 0.660 | |
車両重量(kg) | 68 | |
乾燥重量(kg) | - | |
乗車定員(人) | 1 | |
燃費(km/L)※2 | 100.0(30km/h定地走行テスト値) | |
登坂能力(tanθ) | - | |
最小回転半径(m) | 1.4 | |
エンジン型式 | AB28E | |
空冷4ストローク単気筒SOHC2バルブ | ||
総排気量(cm3) | 49 | |
内径×行程(mm) | 39.0×41.4 | |
圧縮比 | 10.0 | |
最高出力(kW[PS]/rpm) | 2.5[3.4]/8,500 | |
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) | 3.4[0.35]/5,000 | |
燃料供給装置形式 | 電子制御燃料噴射装置(PGM-FI) | |
始動方式 | キック式 | |
点火方式 | フルトランジスタ式バッテリー点火 | |
潤滑油方式 | 圧送飛沫併用式 | |
潤滑油容量(L) | - | |
燃料タンク容量(L) | 4.3 | |
クラッチ形式 | 湿式単板コイルスプリング | |
変速機形式 | 常時噛合式4段リターン | |
変速比 | 1速 | 3.272 |
2速 | 1.937 | |
3速 | 1.350 | |
4速 | 1.043 | |
減速比1次/2次 | 4.312/2.384 | |
キャスター(度) | 25°00′ | |
トレール(mm) | 42 | |
タイヤサイズ | 前 | 3.50-8 35J |
後 | 3.50-8 35J | |
ブレーキ形式 | 前 | 機械式リーディングトレーリング |
後 | 機械式リーディングトレーリング | |
懸架方式 | 前 | テレスコピック式 |
後 | スイングアーム式 | |
フレーム形式 | バックボーン |
※2 燃料消費率は定められた試験条件のもとでの値です。使用環境(気象、渋滞など)や運転方法、車両状態(装備、仕様)や整備状態などの諸条件により異なります。