2017年1月13日
■ヤマハがスタイリッシュなスポーティスクーター「GDR155」をアセアン市場で発売
ヤマハ発動機株式会社は、スタイリッシュなフォルムとスポーティな乗り味を調和させたスクーターの新製品「GDR155」をアセアン地域における戦略モデルとして発表した。このモデルの導入により、アセアン地域でビッグスクーターへと繋がるスポーティスクーターカテゴリーを新たに構築することを目指すとしている。ベトナム向けはモデル呼称「NVX155」、タイ向けは「AEROX155」として2016年12月から発売、以後インドネシア(3月からを予定)などアセアン各市場に導入する予定だ。
この「GDR155」は“ASEAN Best Sporty Scooter”をコンセプトに、上昇志向の25~30歳男性をターゲットに開発されている。搭載される“BLUE CORE”エンジンには始動用動力と発電を兼ねるヤマハ初のスマート・モーター・ジェネレーターを採用し、静かな始動性を実現するとともに発電ロスの低減も図っている。
「GDR155 (AEROX155)」(2017年インドネシア仕様) |
主な特徴は、1)可変バルブシステム(VVA:Variable Valve Actuation)を採用し、優れた加速性と低燃費を実現する水冷“BLUE CORE”155ccエンジンを搭載、2)スポーティな走行性に寄与する116kgの軽量ボディ、3)高い運動性能と上質感を表現した斬新なデザイン、など。
標準モデルに加え、サブタンク付きリアサスペンションとウエーブ形状フロントディスクを採用した「Rバージョン」、“ストップ&スタートシステム”(アイドリングストップ機構)、スマートキー、ABSを採用した「Aバージョン」を設定している(仕向け地により仕様は異なる)。生産はベトナム、タイ、インドネシアの各工場で行い、それぞれの国のユーザーの嗜好を取り入れたカラー&グラフィック展開を行うという。
ちなみに参考小売価格は、ベトナム向けの「NVX155」が44,990,000ドン(約22万6千円)、タイ向けが63,900バーツ(約20万5千円)、インドネシア向けが21,850,000ルピア(約18万5千円)。販売計画台数は、発売から1年間、アセアン圏内で27万台を予定している。