2017年1月11日 

■ドゥカティXDiavel、XDiavel Sのリコール(平成28年12月21日届出)

 対象車両は型式EBL-GA01(通称名:XDiavel)の車台番号ZDMGA01JAGB002055~ZDMGA01JAGB004142(輸入期間:平成28年3月24日~平成28年6月14日)の95台、型式EBL-GA01(通称名:XDiavel S)の車台番号ZDMGA01JAGB001886~ZDMGA01JAGB004629(輸入期間:平成28年3月24日~平成28年7月5日)の133台、計1型式、計2車種、計228台。

 不具合の部位(部品名)は「①動力伝達装置(最終減速プーリー)②(サイドスタンド)」。

 基準不適合状態にあると認める構造、装置又は性能の状況及びその原因は「① 動力伝達装置において、ドライブプーリーを固定するナットの締付トルクの設定値が不適切なため、走行中、駆動ベルトから受ける力でナットが緩むことがある。そのため、プーリーがガタつき、そのままの状態で使用を続けると、プーリーのスプライン部が摩耗し、最悪の場合、後輪へ動力を伝えられなくなるおそれがある ②サイドスタンドを固定するスクリュの締付トルクの設定値が不適切なため、走行時の振動等によってスクリュが緩むことがある。そのため、駐車中、サイドスタンドに過大な負荷がかかって破損して、車両が転倒するおそれがある。また、スクリュが脱落すると走行中にサイドスタンドスイッチの配線が引っ張られて損傷し、最悪の場合、走行中にエンジンが停止するおそれがある」というもの。

 改善措置の内容は「①全車両、ドライブプーリーの固定ナットを良品に交換するとともに、ロックワッシャーを対策品に交換して、ナットを新しく設定した締付けトルクで締め付ける。なお、ドライブプーリーが損傷している場合は、ドライブプーリーも良品に交換する ②全車両、サイドスタンドを固定する下側のスクリュをネジロック剤を塗布した対策品に交換し、新しく設定した締付けトルクで締める。さらに上側のスクリュはネジロック剤を塗布したうえで適切に締め付ける。なお、サイドスタンド及び配線が損傷している場合は、良品と交換する」という。

 改善箇所説明図はコチラ

問:ドゥカティジャパンお客様相談窓口
TEL:0120-030-292