YZ250F 677,250円(7月29日発売、白は11月30日発売)
★ヤマハ YZ250F 車両解説
フレームの新設計、サス仕様変更等で2011モデルに
YZシリーズの2012年モデルでは、YZ250FとYZ450Fの4ストロークコンビのみ、仕様変更を伴う改良が行われた。その他のYZシリーズはすべてカラー&グラフィックの変更のみだ。
2012年モデルのYZ250Fの最大の特徴は、新設計フレームが採用されたことだろう。縦、横、ねじれの剛性バランスを一新するため、タンクレールをそれまでの2ボックス断面型から、3ボックス断面型へと変更し、リアアーム取り付け部周りの形状、エンジン懸架部分の仕様変更も行っている。
新設計のフレームに合わせて、フロント周りのねじれ剛性のアップも図られた。エンジン面でもピストン周りの軽量化、吸気・排気系の変更などが行われている。
★YAMAHA プレスリリースより (2011年6月9日)
「YZ250F」はフレーム新設計などで性能向上
YZシリーズ 2011年国内仕様モデルについて
ヤマハ発動機株式会社は、モトクロス競技専用モデル、YZシリーズの2012年国内仕様モデル6機種を2011年7月29日より順次、下記日程で発売します。
国内で人気の高い「YZ250F」は、1)ピストンまわりの軽量化、吸排気系仕様変更、2)新設計フレーム採用、3)サスペンション仕様変更など大幅な変更を行い、エンジンの中高速域と旋回性能を向上させました。「YZ450F」についても、1)F.I.セッティング変更、2)サスペンション仕様変更などを施し乗車感を向上させています。両モデルとも2色の設定で、「パープリッシュホワイトソリッド1」(ホワイト:ゴールドチェーン標準装備)は、受注期間限定での発売となります。
水冷2ストロークエンジン搭載のYZ各機種(250cc、125cc、85cc)は、シリーズ共通の2012年グラフィックを採用、基本性能は現行モデル同様です。
本製品は「ヤマハオフロードコンペティションモデル正規取扱店」にて販売します。
- <名称>
- 「YZ450F」「YZ250F」「YZ250」「YZ125」「YZ85LW」「YZ85」
- <発売日>
- 「YZ450F」「YZ250F」「YZ250」「YZ125」「YZ85LW」「YZ85」:2011年7月29日
- (「YZ450F」「YZ250F」の「パープリッシュホワイトソリッド1」は2011年11月30日)
- <予約期間>
- 「YZ450F」「YZ250F」:2011年6月21日~11月30日
- (「YZ450F」「YZ250F」の「パープリッシュホワイトソリッド1」は2011年6月21日~8月31日)
- 「YZ250」「YZ125」「YZ85LW」「YZ85」:2011年6月21日~9月30日
- <メーカー希望小売価格>
- YZ450F 871,500円(本体価格830,000円、消費税41,500円)
- ※「パープリッシュホワイトソリッド1」は882,000円(本体価格840,000円、消費税42,000円)
- YZ250F 677,250円(本体価格645,000円 消費税32,250円)
- ※「パープリッシュホワイトソリッド1」は687,750円(本体価格655,000円、消費税32,750円)
- YZ250 661,500円(本体価格630,000円、消費税31,500円)
- YZ125 567,000円(本体価格540,000円、消費税27,000円)
- YZ85LW 346,500円(本体価格330,000円、消費税16,500円)
- YZ85 336,000円(本体価格320,000円、消費税16,000円)
- <カラーリング>
- ■ディープパープリッシュブルーソリッドE(ブルー)
- ■パープリッシュホワイトソリッド1(ホワイト) ※YZ450F/YZ250Fのみ
- <販売計画>
- 500台(シリーズ合計、年間・国内)
- ※YZシリーズ各モデルは、国土交通省の認定を受けていませんので、ナンバープレートを取得できません。また道路を走行できません。道路を走行すると道路交通法及び道路運送車両法の違反となります。私道、寺の境内、海辺、堤防上、農道、林道など道路の形態を整えていないところでも、人や車が自由に出入り出来るところは道路とみなされます。
- ※保証(クレーム)の対象外製品となります。
- YZF250Fの主な変更点
- (1)ピストン周りの軽量化
- 鍛造ピストンは、裏面形状の見直し、軽量ピストンピン採用(現行比15g軽量化)、張力バランス最適化のリング採用などにより、ピストン回りの往復慣性モーメントを低減、またフリクションロスを低減させました。
- (2)吸気・排気系の変更
- 中高速回転域での性能向上を図るためキャブレター口径を変更(φ37 ㎜→φ39 ㎜)、さらにエアクリーナーまわりの仕様変更で通気抵抗を低減、さらにキャブレターメインボア径変更に合わせたキャブレタージョイントの形状変更とサイレンサー内部構造の変更などを行いました。
- (3)新設計フレーム
- アルミ製フレームは、新設計を行い<縦・横・ねじれの剛性バランスを一新しました。タンクレールを現行の「2ボックス断面型」から「3ボックス断面型」に変更しました。その他リアアーム取り付け部まわりの形状、エンジン懸架部分の仕様変更を行いました。
- (4)フロントまわりのねじれ剛性アップ
- フロントサスペンションは、アウターチューブ、フ
ォークブラケット上下、ステアリング軸にYZ450Fと同様の部品を織り込んだうえで、専用セッティングを施しました。新設計フレームの効果と相まって、荒れたコーナーからの脱出時にピッチングが生じにくい優れた走破性に貢献しています。 - (5)その他の変更
- ① フォークオフセット値変更(現行25㎜→22㎜/クイックなハンドリング特性に貢献します)
- ② 前後サスペンション新仕様(リアショックアブソーバー新設計など/フロント接地感、リアトラクション感に貢献します)
- ③ シートのクッション材質変更(良好な乗り心地に貢献します)
★主要諸元
車名型式 | - | |
---|---|---|
YZ250F | ||
発売日 | 2011年7月29日(白は11月30日) | |
全長×全幅×全高(m) | 2.164×0.825×1.307 | |
軸距(m) | 1.468 | |
最低地上高(m) | 0.378 | |
シート高(m) | 0.992 | |
車両重量(kg) | 103 | |
乾燥重量(kg) | - | |
乗車定員(人) | 1 | |
燃費(km/L) | -(60km/h定地走行テスト値) | |
登坂能力(tanθ) | - | |
最小回転半径(m) | - | |
エンジン型式 | - | |
水冷4ストローク単気筒DOHC5バルブ | ||
総排気量(cm3) | 249 | |
内径×行程(mm) | 77.0×53.6 | |
圧縮比 | 13.5 | |
最高出力(kW[PS]/rpm) | -[-]/- | |
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) | -[-]/- | |
燃料供給装置形式 | キャブレター | |
始動方式 | キック式 | |
点火方式 | CDI(コンデンサ放電式) | |
潤滑油方式 | 強制圧送ドライサンプ | |
潤滑油容量(L) | 1.2 | |
燃料タンク容量(L) | 6.4 | |
クラッチ形式 | 湿式多板 | |
変速機形式 | 常時噛合式5段リターン | |
変速比 | 1速 | 2.143 |
2速 | 1.750 | |
3速 | 1.444 | |
4速 | 1.222 | |
5速 | 1.042 | |
減速比1次/2次 | 3.353/3.923 | |
キャスター(度) | 27°15′ | |
トレール(mm) | 122.3 | |
タイヤサイズ | 前 | 80/100-21 51M |
後 | 100/90-19 57M | |
ブレーキ形式 | 前 | 油圧式シングルディスク |
後 | 油圧式シングルディスク | |
懸架方式 | 前 | テレスコピック式 |
後 | スイングアーム式(リンク式) | |
フレーム形式 | セミダブルクレードル |