2016年11月15日
■スズキ、インドに職業訓練校設立へ
スズキが二輪や四輪車の生産や販売を展開しているインドのグジャラート州に職業訓練校を設立することを決定したのは、2016年11月11日に日印両政府によって合意された「ものづくり技能移転推進プログラム」に協力し、インド製造業の人材育成支援を行うことを目的とするもの。
職業訓練校は、日本式ものづくり学校(JIM:Japan-India Institute for Manufacturing)として設立。スズキが協力する職業訓練校はグジャラート州メーサナ地区に2017年8月の新学期からの開校を予定している。設立、運営はスズキ四輪車のインド子会社マルチ・スズキ・インディア社が行う。
組立工、電気工、ディーゼルエンジン整備、自動車整備、自動車板金修理、自動車塗装修理、溶接の7コースを設定し、各コースで1年から2年間の訓練が行われ、2018年以降の卒業生は約300名を目指している。
スズキ 鈴木 修 代表取締役 会長 のコメント
「インド政府が掲げる『メーク・イン・インディア』や『スキル・インディア』の促進にあたり、日本企業としてこのたびのプロジェクトに参加できることを大変光栄に思います。今後も、日本のものづくりを通じて、インドの人材育成に協力し、インド製造業発展のお役に立ちたいと思っております」