2016年11月10日 

■ヤマハ「PAS」2017年モデル登場、機能・性能・使いやすさの進化は止まらない!

電動アシスト自転車・PASの2017年ニューモデル「Kiss mini un」「PAS Babby un」とファミリーモデルさん、ヤマハ発動機 ビークル&ソリューション事業本部 SPV事業部マーケティング部 清水亘 部長。※以下、写真をクリックすると大きく、または違う写真を見ることができます。

 ヤマハの電動アシスト自転車「PAS」が世界新商品として市販を開始してから23年となる。需要は今も伸び続け、2016年の総需要は前年に対し112%の見通しだとか。かなり世の中に浸透したイメージのある電動アシスト自転車だが、PASを購入した人の約8割は初の電動アシスト自転車だというから、まだまだ今後も増え続けていきそうな予感。

 PASシリーズは毎年改良を続けニューモデルをラインナップしているが、11月には2017年モデル5機種を発表、11月25日より順次販売が開始される。中でもトピックは、幼児2人同乗基準に適合した20型小型タイプのファミリーモデルとしてフルモデルチェンジされた「PAS Kiss mini un」「PAS Babby un」の2機種。ユーザーからの声を徹底的に反映させ、ゼロから企画・開発されているのがポイントだ。



「PAS Kiss mini un」:
幼児の乗せ降ろしがしやすくなった開閉式フロントチャイルドシート「コクーンルーム」を標準装備。ワイヤー内臓型の新デザイン・アルミフレームの採用で軽く、従来モデルより全長を短くしたことで扱いやすくなった。車体色は全7色。151,200円(税込)。2017年3月1日発売。
「PAS Babby un」:
Kiss mini un同様、アルミフレームなどの採用で軽量かつコンパクトで扱いやすく仕上がる。こちらのモデルはリアのチャイルドシートが標準装備に。車体色は全8色。144,720円(税込)。2017年1月27日発売。
2017年モデルの特徴、大きく見やすい「液晶5ファンクションメーター」。時刻表示、幼児のいたずらや押し間違いなどの誤作動を防ぐロック機能を新たに追加。「ナチュラ」などのスタンダードモデルにも採用される。 “繭(まゆ)”を意味する“cocoon”の名を冠したチャイルドシートはその名の如く幼児の足先まで包み込むシェル形状。ソフトな座り心地のサポートクッションをもち、成長に合わせヘッドレストも調整可能。 開閉式フロントチャイルドシート「コクーンルーム」には身体をしっかりホールドする5点式シートベルトを装備。バックルをひっかける場所を設けるなど、使いやすさも考慮されている。
小型砲弾型のホワイトLEDヘッドライト(2W)を装備。サイドから光が漏れる構造で、被視認性も向上させている。 従来モデルに対し「Kiss mini un」で49mm、 「Babby unで30mm」リアセンター(後輪車軸)までの距離を短縮。小柄な人でもスタンドがかけやすくなった。 「車体の重さ」に続き、ユーザー満足度のワースト2である「スタンドのかけやすさ」を改良。手を添えやすいガード付きサドルも採用された。

 第1の特徴は軽量化。メインユーザーと思われる幼児を乗せる機会が多い女性からは車体が重く、取り回しにくいという声が依然としてあるようで、従来モデル(2016年モデルの「Kiss mini XL」「Babby XL」)に対し2.7~2.8kg軽く仕上がった。これは20型小型タイプのファミリーモデルとして初めて採用されたアルミフレームが大きな効果を生んだようだ。また、リアセンター(後輪車軸)までの距離を短縮することでスタンドがかけやすくなっているのも特徴。

 バッテリーは12.3Ahを搭載。外寸は従来(8.7Ah)に対しほぼ同じ大きさながら、セル容量が40%アップしていることで充電回数も少なくなった。さらに、アシスト力は「6」とPASシリーズ最高レベルに。幼児を二人乗車させた状態での坂道の走りはよりパワフルとなった。

 他、時計の追加や液晶画面の大型化で見やすく便利になった「新・液晶5ファンクションメーター」も2017年モデルのトピックだ。

問:ヤマハ発動機 お客様相談室
TEL:0120-090-819
http://www.yamaha-motor.co.jp/pas/



「Kiss mini un」、「Babby un」共にアシストレベルはPASシリーズ最高の☆6つとなり、幼児を二人乗せた状態での坂道走行がより楽に。オートエコモードでの発進はマイルドなセッティングとなり、初心者でも安心して電動アシストのフィーリングに慣れることができる。写真は「Kiss mini un」にオプションのリアチャイルドシートを装着。 いわゆる“軽快車”と呼ばれるスタンダードモデル「ナチュラ」シリーズ3機種も2017年モデルに。「液晶5ファンクションメーター」が採用され、「ナチュラXL」「ナチュラXLデラックス」にはバッテリーケースの大きさはそのままに12.3Ah に約40%容量アップした新開発リチウムイオンバッテリーを搭載。アシストレベルは☆4つ。写真の「ナチュラXLデラックス」は120,960円(税込)。2016年11月25日発売。