2016年10月28日 

■ホンダ・ジャイロXのリコール(平成28年10月27日届出)

 対象車両は型式JBH-TD02(通称名:ジャイロ X)の車台番号TD02-1100002~TD02-1112581(製作期間:平成 23 年 5 月 9 日~平成 27 年 9 月 30 日)の12,580台、型式JBH-TD02(通称名:ジャイロ X)の車台番号TD02-1180004~TD02-1180619(製作期間:平成 23 年 5 月 16 日~平成 27 年 8 月 21 日)の228台(郵政専用車両)、型式JBH-TD02(通称名:ジャイロ X)の車台番号TD02-1180104~TD02-1180669(製作期間:平成 24 年 1 月 19 日~平成 27 年 9 月 15 日)の438台、計 1型式、計 1車種、計13,246台。

 不具合の部位(部品名)は「緩衝装置(フロントピボットアーム)」。

 基準不適合状態にあると認める構造、装置又は性能の状況及びその原因は「フロントフォークにおいて、ピボットアームブッシュの表面処理が不適切なため、ブッシュホルダとブッシュ間のオーリングが早期に摩耗してグリースが流出すると、フロントピボットアームとブッシュ側面の摺動抵抗が大きくなることがある。そのため、そのままの状態で使用を続けると、右側フロントピボットアームへ過大な応力が加わり折損し、最悪の場合、前輪ブレーキ操作時にフロントブレーキケーブルが引っ張られ、前輪がロックして転倒や走行不能となるおそれがある」というもの。

 改善措置の内容は「全車両、ピボットアームブッシュを対策品に交換するとともに、フロントピボットアーム及びオーリングを新品に交換する。なお、改善措置用部品の供給に時間を要することから、当面の暫定措置として、全車両、フロントピボットアームを点検し、作動不良が確認されたものについては、フロントピボットアームを新品に交換し、ピボットアームブッシュにグリースを塗布す
る。それ以外については、ピボットアームブッシュにグリースを塗布する」という。

 改善箇所説明図はコチラ

 本件は、平成27年4月14日付け届出番号「3554」にてリコール届出を行ったものであるが、新たな原因が判明したため、対象を拡大し届出するもの。

問:本田技研工業 お客様相談センター
TEL:0120-086819