前回のインドネシア戦から約2か月。FIMアジアロードレース選手権はシリーズ第5戦を迎えることとなった。その舞台は、インドにあるブッダ・インターナショナル・サーキット。ARRCスーパースポーツ600クラスに参戦するTeam KAGAYAMA SUZUKI Asiaのナイトロ・ノリもインドへ向かう。 |
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●取材協力-Team KAGAYAMA SUZUKI Asia |
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FIMアジアロードレース選手権 Rd.5 インド 9月30日~ 10月2日 ブッダ・インターナショナル・サーキット(全長5・141㎞/コーナー数16) Team KAGAYAMA SUZUKI Asia #41 SUZUKI GSX-R600 (スーパースポーツ600㏄クラス) 予選=12番手 レース1=10位 レース2=11位 ポイントランキング=11番手 |
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Team KAGAYAMA SUZUKI Asiaの芳賀です。FIMアジアロードレース選手権、今回の舞台となるのは、インドのブッダ・インターナショナル・サーキット。ここはチームも自分も、選手権の大半の選手にとっても初めてのコースや。コースのレイアウトは、2本の長い直線とテクニカルなコーナーが組み合わさっていて、いろんなサーキットのいろんな部分が取り込まれたようなコースで、どちらかというと好きなコースやね。600ccで走るよりも1000ccバイクで走ったほうがおもしれえやろうね。 |
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ニューデリーの南東に位置するF1を開催するために2011年に作られたサーキットである。高低差のあるコースは1コーナーから3コーナーまでが登り、そこからのバックストレートはなだらかに下がりつつ、さらに下る4コーナーの手前にはジャンピングスポットがある。後半セクションもアップダウンがあり、カントのついたすり鉢状の複合コーナーまで用意されたテクニカルなコースである。 | ||
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シリーズ初開催であり、このコースを知っているライダーはほぼいない。各チームもデータの蓄積がない。全チームが同じスタートラインに立ったといえる。その中でレースを制したのはアンソニー・ウエスト(Akeno Speed WJRレーシングチーム)だった。 | ||
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インドのスズキ関係者およびスズキ・ジクサー・カップ関係者も応援に駆け付けた。TEAM KAGAYAMA Asiaの2人のライダーもサイン会などに大忙し! | チームの加賀山就臣ゼネラルマネージャー兼監督も隼オーナーを引き連れてのパレード走行を行なうなどイベントも盛りだくさん。 | |
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芳賀のチームメイト、スズキ・アジアン・チャレンジの150ccのマシンからSS600へのステップアップを果たしたパティス・チョープラテット選手は、レース1のオープニングラップで転倒リタイア。レース2も大事を取って欠場に。 | ARRCのレースの一つとして組み込まれているスズキ・アジアン・チャレンジはインドでは開催しない。その代わりといっては何だが、スズキ・ジクサー・カップ(インドで開催されている150cc単気筒モデルによるワンメイクレース)が開催され、Suzuki Gixxer Cupレースクイーンが来場。 | |
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芳賀紀行(はがのりゆき)
1975年生まれ。ワールドスーパーバイクをメインに活躍してきた、世界戦43勝を誇るライダー。TEAM KAGAYAMAに合流し、2013年~2015年にかけて鈴鹿8時間耐久レースでは3年連続3位表彰台を獲得している。 |
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