2016年7月22日
■トライアル国別対抗世界選手権、“史上最強”の日本代表選手決定
イギリスがその発祥の地と言われるトライアルは、ライディング技術の正確性を競う競技。自然の中に設けられたルートに沿い、複数のセクション(採点区間)内にある岩山や急坂、沢などをいかに足を着かずに走破するかを競い、テクニックや体力に加え、走行ラインを読む知的な能力も必要とする。
そんなトライアルの国別対抗世界選手権「TRIAL DES NATIONS 」(トライアル・デ・ナシオン)が、国際モーターサイクリズム連盟(FIM)の主催によって年に一度開催される。ナショナルチームとして戦う、サッカーで言えばワールドカップ、テニスで言えばデビスカップのようなイベントである。
今年は「2016 FIM トライアル・デ・ナシオン」として9月10日・11日、フランスのIsola2000が舞台。ルールの変更によって今年は3名となった日本代表チームは、世界選手権に参戦中の藤波貴久(Repsol Honda Team)、全日本選手権でチャンピオン争いをしている小川友幸(HRC CLUB MITANI)と黒山健一(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)の3名に決定した。
|
|
|
小川友幸 | 黒山健一 |
2011年以来4年ぶりの参戦となった昨年は3位入賞を果たした日本代表チーム。現在考えられる最強のメンバーが揃ったところで、更に上の成績に期待したい。