RM-Z250 745,200円(2016年9月2日発売)
★スズキ RM-Z250 車両解説
スズキの4ストロークモトクロッサー、RM-Z250がカラーリングを変更して発売
カワサキと共同開発されたスズキ初の4ストローク・モトクロッサーが出発点となっているRM-Z250。2種類のイグニッションマップ特性を備えた水冷DOHC4バルブ・エンジンを、2ストローク・モトクロッサーのRMから発展させたフレームに搭載して、2003年8月に登場させたのがRM-Zシリーズの始まりだ。
マグネシウムやアルミニュウムを多用した軽量コンポーネントを使用、バルブやエキゾーストの一部にもチタンを採用するなど徹底した軽量化で、それまでの2ストロークから4ストロークへと変更したことによるエンジンの重量ハンディを克服。一足早く発売された2ストローク・エンジン搭載モデルのRM250よりも車両重量が軽いほどだった(RMの96kgに対してRM-Zは92.5kg)。
2011年の11月に発売された2012年モデルでは、イエローの基本カラーは変わらないものの、配色が若干変更となり、シート表皮色、フロントフォークプロテクター色を変更、「SUZUKI」デカールを廃止。そしてフロントフェンダーの「S」デカール、リアゼッケンの「FuelInjection」デカールも廃止された。
2012年11月に発売された2013年モデルでは、エンジンを初め戦力アップの機能面の改良を中心としたモデルチェンジが行われた、ECMの変更により始動性の向上も行われた。それ以外では、サイドゼッケンプレートが白から黄色ベースに、シュラウドデカールが変更された。
2014年9月には、カラー&グラフィック変更を中心としたマイナーチェンジが行われている。エンジンプロテクター、リアディスクカバー、リアキャリパーガード、ブレーキホースガイドのカラーを変更、シュラウドでカールのデザイン変更、レンサルハンドルのカラー変更、シート上面のカラーが赤からグレーへと変更されている。
そして2015年9月、RM-Z250では待望のフルモデルチェンジが行われた。ワークスマシンからのフィードバックにより、2015年モデルのRM-Z450で初採用された“スズキ・ホールショット・アシスト・コントロール(S-HAC)”を、さらに発展進化させて標準装備としたのが最大の特徴で、このほか新設計エンジンには、クランクケース、ピストン、カムシャフト等で80ヵ所以上にのぼる改良が行われ、パワーバンドの拡大やフリクションロスの低減、および減速フィーリングの改善などが行われた。
メインフレームも新設計で、軽量化と同時にフレーム剛性を最適化し、コーナリング性能を向上させた。フロントフォークにはKYB製の最新エアフォークシステム“PSF2”を採用、大幅な軽量化やダンパー性能の向上、フリクションの低減も行われていた。リアもインテグラルアジャスタシステムを搭載した新型KYB製ショックを採用。
2017年モデルの今年は、マイナーチェンジイヤーで、カラーリングの変更と、ホイールカラーの変更(精悍なブラックに)が行われてイヤーモデルとなった。
★SUZUKI プレスリリースより (2016年7月21日)
4ストローク249cm3モトクロッサー
「RM-Z250」をカラーリング変更して発売
スズキ株式会社は4ストローク249cm3モトクロッサー「RM-Z250」をカラーチェンジして9月2日より発売する。
- ●主な変更点
- カラーリング変更、ホイール色の変更。
- ※メーカー希望小売価格・諸元に変更は無い。
- ●RM-Z250の主な特長
- ワークスマシンによって培われた技術を惜しみなく市販モデルに投入
- ・スズキ・ホールショット・アシスト・コントロール(S-HAC)※を装備。
- ・KYB製PSF2エアサスペンションを採用。好みに合ったセッティングが容易になり、大幅な軽量化、ダンパー性能の向上、フリクションの低減を実現。
- ・リヤショックはインテグラルアジャスタシステム搭載のKYB製リヤショックを採用。
- ・軽量化と同時に、フレーム剛性を最適化したメインフレームの採用。
- ※スズキ・ホールショット・アシスト・コントロール(S-HAC)
- スタート状況に応じたモードスイッチの選択により、ホールショット獲得及びスタート後のトップ走行を狙いとした新機構。A/B/オフの3つのモードから選択が可能。さらにスタートからその後の状況を3つに分解し、各々の段階において最適化を実現した。
- 商品名
- RM-Z250(RM-Z250L7)
- メーカー希望小売価格
- 745,200円(消費税抜き 690,000円)
- 発売日
- 2016年9月2日
- 車体色 1色
- チャンピオンイエロー№2/ソリッドブラック(GY8)