RM-Z450 896,400円(2016年9月2日発売)

★スズキ RM-Z450 車両解説

スズキの4ストロークモトクロッサー、RM-Z450をカラーチェンジして発売

カワサキと共同開発されたスズキ初の4ストローク・モトクロッサー、RM-Z250登場の翌年、2004年シーズンからIA1(国際A級、旧国際A級250cc)に投入されたワークスマシンの市販モデルといえるのがRM-Z450だった。

新開発された449cm3水冷単気筒DOHC4バルブをアルミツインスパーフレームに搭載。エンジンや車体各部にマグネシウムやチタン素材を導入、2ストローク・エンジン搭載モデル並の車重、取り回しの良さを狙っていた。

2007年10月に、新開発のバッテリーレスフューエルインジェクションシステムを市販モトクロッサーとして、世界で初めて搭載するとともに、トランスミッションの5速化、新設計アルミフレームの採用など大幅な改良が施され、幅広いレベルのユーザーが本格的にモトクロス走行を楽しめる、高性能と扱いやすさを両立させた2008年モデルへと発展している。

その後は、カラー&グラフィック変更程度のマイナーチェンジが繰り返されて来ていたが、2013年モデルで、エンジンの熟成をはじめとする戦力アップへの機能充実のモデルチェンジが行われた。さらに翌2014年モデルで、ECM変更による始動性の向上が行われた。

そして2014年7月発売の2015年モデルで、RM-Z450は、またまたより戦力の大幅なアップを目指してさまざまな熟成が行われた。最大の注目ポイントは、スズキ・ホールショット・アシスト・コントロール(S-HAC)の導入であり、SHOWA製SFF-AIRサスペンションの新採用、約4%の軽量化と剛性アップを果たした新設計メインフレームの採用などなど、ワークスマシンのレプリカとしてさらなる進化が図られた。

2015年9月発売の2016年モデルでも戦力アップの改良が続けられた。軽量化された新設計のフロントブレーキキャリパーが採用され、スズキ・ホールショット・アシスト・コントロール(S-HAC)も制御系をさらに進化させ、より緻密なコントロールを可能とした。

今回は、休む間もなく行われてきた熟成もさすがに一休み。RM-Z250と同様カラーリングの変更のみで2017年モデルとなった。

2017年モデルのRM-Z450。カラーリングの変更のみ。
2017年モデルのRM-Z450。車体色名は「チャンピオンイエロー№2/ソリッドブラック」(GY8)と変わらず。

★SUZUKI プレスリリースより (2016年7月21日)

4ストローク449cm3モトクロッサー「RM-Z450」を
マイナーチェンジして発売

スズキ株式会社は4ストローク449cm3モトクロッサー「RM-Z450」をマイナーチェンジして、9月2日より発売する。

RM-Z450は、2005年にスズキの初の4ストローク市販モトクロッサーとして登場した。その後、2008年にモトクロスマシンでは初の、フューエルインジェクションシステムを搭載し、以降もマシン各部の見直しをおこない、年毎にそのパフォーマンスレベルを高め、熟成を重ねてきた。

●主な変更点
・カラーリング変更、ホイール色の変更。
※メーカー希望小売価格・諸元に変更は無い。
 
●RM-Z450の主な特長
ワークスマシンによって培われた技術を惜しみなく市販モデルに投入
・スズキ・ホールショット・アシスト・コントロール(S-HAC)※を装備
・SHOWA製SFF-AIRサスペンションの採用
・軽量化と剛性アップを両立した新設計メインフレームの採用
※スズキ・ホールショット・アシスト・コントロール(S-HAC)
スタート状況に応じたモードスイッチの選択により、ホールショット獲得及びスタート後のトップ走行を狙いとした新機構。A/B/オフの3つのモードから選択が可能。スタートからその後の状況を3つに分解し、各々の段階において最適化を実現した。
商品名
RM-Z450(RM-Z450L7)
メーカー希望小売価格
896,400円(消費税抜き 830,000円)
発売日
2016年9月2日
車体色1色
チャンピオンイエロー№2/ソリッドブラック(GY8)