ピアッジオグループジャパンは、ベスパ スプリント150及びプリマベーラ125の安全性と快適性を向上させた2016年モデルを、それぞれ7月1日、8月1日から全国のベスパ正規販売店にて発売すると発表した。

　これらの2016年モデルは、ABSが標準装備とされ、快適性を向上させた新型エンジン“i-Get（アイゲット）”が新たに搭載されることになった。スタイリッシュな外観のみならず、コミューターとしての基本性能を向上させ、ライフスタイルをさらに充実させるアイテムとして、ベスパの魅力をさらに進化させた、としている。

●ベスパ スプリント150 ABS

　ベスパ スプリント150 は、ベスパらしい優美なデザインのボディに、1960年代より歴代のスポーティーモデルに採用されてきた伝統的な角形ヘッドライトを装着したアグレッシブな存在感を放つモデル。2016年モデルでは、ABSの標準装備の他、USB給電ポート及び電動シートロック解除ボタンを追加し、安全性と利便性を向上させている。またパワフルかつ経済的な155cc、3バルブエンジンは、始動性の向上と、振動及びノイズを軽減した新型“i-Get”エンジンを搭載。快適性と共に、エンジン出力も向上させている。

■全長1,863×全幅695×全高1,160mm、車両重量130kg、空冷4ストローク単気筒SOHC3バルブ、154.8㏄、最高出力9.5kW（12.7HP)／7,750rpm、最大トルク12.8N・m／6,500rpm、タイヤ前110／70-12、後120／70-12、燃料タンク容量9.0リットル。メーカー希望小売価格486,000円（消費税込み）。

●ベスパ プリマベーラ125 ABS

　プリマベーラは、1968年の誕生からベスパの歴史上で最も成功したモデルの名称で、2014年に新世代モデルとして生まれ変わっている。その新生プリマベーラの2016年モデルは、ABSを装備し、ホイールサイズを11インチから12インチへと径を拡大して安全性をさらに向上させると共に、USB電源ポート及びリモートシートオープナーを追加し、利便性も向上させた。また始動性の向上と、振動及びノイズを軽減し、出力もアップした新エンジン“i-Get”を搭載。実用域での魅力を増している。

■全長1,852×全幅680×全高1,160mm、車両重量130kg、空冷4ストローク単気筒SOHC3バルブ、124.4㏄、最高出力7.9kW（10.5PS)／7,700rpm、最大トルク10.4N・m／6,000rpm、タイヤ前110／70-12、後120／70-12、燃料タンク容量9.0リットル。メーカー希望小売価格458,000円（消費税込み）。

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