2015シーズンからTeam KAGAYAMA SUZUKI Asiaに合流し、アジア5か国を転戦するFIMアジアロードレース選手権(ARRC)スーパースポーツ600クラスに参戦を開始したナイトロ・ノリ。すでに開幕から2か月が経った2016シーズン。その第3戦はシリーズ唯一の日本戦となる鈴鹿サーキットでの一戦。前年の鈴鹿戦では表彰台に立っているだけに期待は高かったものの・・・・・・。 |
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●取材協力-Team KAGAYAMA SUZUKI Asia |
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FIMアジアロードレース選手権 Rd.3 日本 6月3日~ 6月5日 鈴鹿サーキット(全長5・821㎞/コーナー数20) Team KAGAYAMA SUZUKI Asia #41 SUZUKI GSX-R600 (スーパースポーツ600㏄クラス) 予選=16番手 レース1=12位 レース2=8位 ポイントランキング=13番手 |
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なかなか厳し戦いが続いているナイトロ・ノリ選手。苦戦が続いているが、何とかしてくれる、という期待を込めて応援してもらいたい! | ||
Team KAGAYAMA SUZUKI Asiaの芳賀です。日本へ帰ってきたよ。アジア選手権は、三重県・鈴鹿サーキットで第3戦。全6戦が組まれるこのシリーズで日本での開催はこの1回きり。昨年は「雨の鈴鹿」で表彰台に上がっとるし、何とかしたいところ。なかなか状況が良くなれへん状態が続いとるで、ここで一発流れを変えていきたいところ。 |
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今回の鈴鹿戦から、チームはマシンのカラーリングを変更。スズキのMotoGPマシンに近いカラーで登場した。チームのモチベーションも上げて、さらに上位を目指したいところ。 | ||
初日の走り出しからセッティングを出してきたんや。車体フィーリングもまぁまぁなんやけど、マシンを速くしていこうとすると他の部分の問題が発生するっていうイタチごっこのような状況が続いて、この週末はどえれえ厳しい状況になってしまっておるんやて。 走行セッションを重ねるごとにタイプアップをしていて。予選では今回のベストタイムを更新したわけやが、それ以上とはいかず、他チームとの差が少なからずあるわけで、スタートポジションは、いっつも通りのところに 落ち着いてしまったな、という状況やったんや。 レース1もマシンのフィーリングがえぇとはいえない状況が続いていたで、それをごまかしながら走った。途中で赤旗が出たりしたけれど、巻き込まれることなく終了。 |
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日曜日のレース2は、土曜日夜から降った雨も上がって路面が乾いていくという中でのレースやった。路面グリップは中途半端に良くなくて、フィーリングも同じく。タイヤの消耗を見ながらその落ち具合を探っていきつつ、3つめの大きな集団についていったというところ。マシントラブルを抱えたライダーもいたで、ほんな落ちてきたライダーをパスしながら、ほんで一方で自分のマシンの様子を見ながらポジションを上げていくというタフなレースやったわ。 次はインドネシア戦(セントゥール・インターナショナル・サーキット/8月5日~7日)となるんやでなも。皆さん応援よろしゅうお願いしま~す。 |
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スズキ・アジアン・チャレンジというステップアッププログラムに参戦している芳賀家長男の芳賀瑛大(あきと)くん。今シーズン、このSACに参戦している3名の日本人のうち、服部真騎士選手と佐藤進之介選手の2名が表彰台に乗っただけに悔しいところ。次回こそは表彰台に! | スズキ・アジアン・チャレンジの150ccのマシンからSS600へのステップアップを果たしたチームメイトのパティス・チョープラテット選手は、レース1、レース2ともに15位という結果に。 | |
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隣り合わせのスズキ・アジアン・チャレンジのピットには、スズキのMotoGPマシンと、TEAM KAGAYAMAの鈴鹿8時間耐久マシンの2台が並べられた。アジアン・チャレンジを戦う未来を夢見る若者たちの目標が目の前に! | スズキ・アジアン・チャレンジにやってくるレースクイーン。今回はもちろん日本人のレースクイーン3名が来場。 | |
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芳賀紀行(はがのりゆき)
1975年生まれ。ワールドスーパーバイクをメインに活躍してきた、世界戦43勝を誇るライダー。TEAM KAGAYAMAに合流し、2013年~2015年にかけて鈴鹿8時間耐久レースでは3年連続3位表彰台を獲得している。 |
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