ビーノ XC50D Vino Navy Style 204,120円(7月20日発売)
★ヤマハ ビーノ XC50D Vino Navy Style 車両解説
レトロポップなお洒落スクーター、ビーノに特別カラー仕様「Vino Navy Style」
1997年3月の2ストロークモデル発売に始まる“レトロポップ”スクーター、ビーノ。
丸目ヘッドライト、フラットなフロア、大きめのレッグシールドに深いフロントフェンダー、フルカバードタイプをイメージさせるリアサイドカバーなどノスタルジックなビンテージスクーターフォルムに、ジョグで定評の6.3馬力エンジンを搭載してデビューした。
流行廃りの多いファッション系スクーターといえたが、すでに20年にならんとする歴史を作り上げてきている。やはりビンテージスクーターの定番デザインには強い力があるのだろう。それはともかく、歴史を刻み続けられたのは、2004年(3月発売)のフルモデルチェンジで、燃費向上と環境対応をはかった4ストロークエンジンへと切り換えられたことも大きなポイントだ。それも原付スクーター初の3バルブとメッキシリンダーを採用した先進の4ストロークエンジンだった。生産もこの頃から“定番”となりつつあった海外拠点(ヤマハモーター台湾)に移行されている。
その後は2008年モデル(2007年11月発売)としてF.I.化が行われたのが一番大きな変更点で、それ以外はイヤーモデルとしてほぼ毎年細かい改良が続けられて今日に至っている。
2011年は、ベーシックモデルのビーノ XC50が新グラフィックの「Vino」立体エンブレムの採用と、インナー色に淡いベージュ系を取り入れカジュアル&ポップ感を演出。デラックスバージョンのXC50Dでは、ヘッドライトカバーが従来のクロームメッキ処理から車体と同色の塗装仕様となった。2012年モデル(4月20日発売)は、XC50がカラー設定の変更と新グラフィックエンブレムの採用、デラックス仕様のXC50Dがニューカラー3色の採用により、継続色の2色と合わせ5色展開になった。
2013年3月には、標準モデルのビーノXC50にもデラックス仕様と共通デザインのVinoロゴグラフィックを採用、ビーノブランドを印象づける“ビトロエンブレム”も新たに追加した。ビーノXC50Dの方は5色中4色をニューカラーとしボディサイドにグラフィックを追加したカラータイプもラインナップした。2014年2月には、新色の追加とカラー設定の変更で2014年モデルへ。また、2014年7月には、1,300台の限定でスペシャルカラーを施した“トロピカルな夏”モデルも発売した。
2015年2月には、女性をメインのターゲットとしていることは従来通りで変わりはないが(ちなみにデザインも女性チームが担当しているという)、「女の子らしいスタイルを好む女性に向けて“Vino Girl”、ボーイッシュでアクティブな女性に向けて“Vino Boy”という2つのスタイルを設定しました」。特に“Vino Girl”の新色「マットダークグレーメタリック1」では、ビーノ初のマットカラーをベージュ系ボディと調和させ、ホイール、ウインカーボディ等もベージュとしたモデルだった。
2015年10月には、ビーノシリーズ全体が、ヤマハの定番原付スクーター、ジョグと同様のエンジン面の改良が行われている。排気系の見直しによりエンジンの出力を3.1kWから3.3kWに、トルクも3.9N・mから4.2N・mに向上させた。また、新型ECUの採用とO2フィードバック制御を追加し、FIシステムの変更などにより、燃費性能も30km/hの定地燃費で66.0km/Lから68.3km/L(この数値のみジョグの69.7km/Lと異なっている)へアップ、WMTCモード値でも50.1km/Lから56.5km/Lへと向上を図っている。フロントバスケットを採用して2009年4月にシリーズに加わったビーノ モルフェも同様にエンジン面の改良が行われている。
このビーノシリーズのマイナーチェンジに合わせて、チョコレートをイメージさせる特別なカラーリングが採用された「Sweet Style」が発売された。「女の子のハッピーがたくさん詰まったチョコレート」をテーマにブロンズとレッドのツートンカラーのボディをベースに、チェック柄をモチーフとしたグラフィックでアクセントを付けている。フロントにはゴールドの音叉エンブレムを採用していた。
今回の「Vino Navy Style」の発売もこれに続くもので、国内限定1,000台で「アクティブな女性のちょっとしたお出かけにピッタリなモデル」をイメージしているという。
★YAMAHA プレスリリースより (2016年6月9日)
ジーンズが似合うデニムブルーの限定カラー
「ビーノ XC50D」Vino Navy Styleを発売
ヤマハ発動機株式会社は、レトロポップなスタイルで人気の原付一種スクーター「ビーノ XC50」シリーズに、ジーンズが似合う「ビーノ XC50D」Vino Navy Styleを設定、台数限定1,000台にて2016年7月20日より発売します。
「ビーノ XC50D」Vino Navy Style は、「ビーノ XC50D」をベースに、新色マットブルーと専用グラフィックを施し、アクティブな女性のちょっとしたお出掛けにもぴったりなモデルです。主な特徴は、1)マットブルー&ホワイトの外装、2)マットブルーのハンドルグリップ/シート/マット、3)ボディサイドのポジティブワードグラフィック、4)「VINO」のタグ付のシートステッチと専用ロゴなどです。
製造は当社のグループ会社ヤマハモーター台湾(YMT)が行います。
- <名称>
- 「ビーノ XC50D」Vino Navy Style
- <メーカー希望小売価格>
- 204,120円(本体価格189,000円、消費税15,120円)
- ※メーカー希望小売価格(リサイクル費用含む)には、保険料、税金(除く消費税)、登録などに伴う諸費用は含まれません。
- <カラー>
- マットダークブルーイッシュグレーメタリック2(マットブルー/ホワイト)
- <発売日>
- 2016年7月20日
- <販売計画>
- 1,000台(限定、国内)
- 「ビーノ XC50D」Vino Navy Style フィーチャー
- ★質感あるレッドのメーターリング
- ★お洒落な“Navy Style”ロゴ
- ★フロントのサイドグラフィック
- ・アルミ製ホイール(前後)
- ★マットブルーのマット
- ・水冷4ストロークオートマチックのFIエンジン
- ・燃焼効率に優れた3バルブ
- ★マットブルーのハンドルグリップ
- ★マットブルーのシート
- ★限定タグ
- ★ボディサイドのポジティブワード
- ・シートを開けずに給油可能な給油⼝
- ・容量約19リットルのシート下トランク
- ・鍵穴シャッターとリアホイールロックがワンタッチで可能な盗難抑止機構「Gロック」
- ★印は「ビーノ XC50D」Vino Navy Styleの専用フィーチャー
★主要諸元
車名型式 | JBH-SA54J | |
---|---|---|
ビーノ XC50D Vino Navy Style | ||
発売日 | 2016年7月20日 | |
全長×全幅×全高(m) | 1.675×0.645×1.005 | |
軸距(m) | 1.160 | |
最低地上高(m) | 0.095 | |
シート高(m) | 0.715 | |
車両重量(kg) | 80 | |
乾燥重量(kg) | - | |
乗車定員(人) | 1 | |
燃費消費率(km/L)※1 | 68.3(国交省届出値 定地燃費値※2 30km/h 1名乗車時) | |
56.5(WMTCモード値 クラス1 1名乗車時※3) | ||
登坂能力(tanθ) | - | |
最小回転半径(m) | - | |
エンジン型式 | A329E | |
水冷4ストローク単気筒SOHC3バルブ | ||
総排気量(cm3) | 49 | |
内径×行程(mm) | 38.0×43.5 | |
圧縮比 | 12.0 | |
最高出力(kW[PS]/rpm) | 3.3[4.5]/8,000 | |
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) | 4.2[0.43]/6,500 | |
燃料供給装置形式 | フューエルインジェクション | |
始動方式 | セルフ・キック併用式 | |
点火方式 | T.C.I.式(フルトランジスタ) | |
潤滑油方式 | ウェットサンプ | |
潤滑油容量(L) | 0.8 | |
燃料タンク容量(L) | 4.5 | |
クラッチ形式 | 乾式遠心シュー | |
変速機形式 | Vベルト無段 | |
変速比 | 2.731~0.844 | |
一次/二次減速比 | 1.000/13.230 | |
キャスター(度) | 24°05′ | |
トレール(mm) | 70 | |
タイヤサイズ | 前 | 90/90-10 41J |
後 | 90/90-10 41J | |
ブレーキ形式 | 前 | 機械式リーディング・トレーリング |
後 | 機械式リーディング・トレーリング | |
懸架方式 | 前 | テレスコピック式 |
後 | ユニットスイング | |
フレーム形式 | バックボーン |
※1:燃料消費率は、定められた試験条件のもとでの値。使用環境(気象、渋滞等)や運転方法、車両状態(装備、仕様)や整備状態などの諸条件により異なります。
※2:定地燃費値は、車速一定で走行した実測の燃料消費率。
※3:WMTCモード値は、発進、加速、停止などを含んだ国際基準となっている走行モードで測定された排出ガス試験結果からの計算値。