5th CB Owner’s Meeting in MOTEGI 2016/05/22  過去最高の盛り上りを見せた CBの祭典 ゴキゲンCB!

HMJ


続々と集まるCBオーナー達

過去最高の参加者

 今回で五回目の開催となるCBオーナーズミーティングは前代未聞の参加申し込みがあり、773台のCBオーナーと同伴者を合わせて871名もの参加者が「ツインリンクもてぎ」に集った。当日は真夏を思わせる暑い晴天の下、CBファンの熱気が重なり熱い一日となった。
 いつもながら10時30分の受付時間には、早くから来場していた参加者が今や遅しと受付テントに行列をつくっていた。続々と集まるCBで、見る見るうちに国際サーキットツインリンクの広大なパドックが埋め尽くされ、過去最高の参加台数となった。

もてぎの第二パドックに続々と集まるCBオーナー達。広いパドック内を係員の誘導で整然と駐車していった。 

 過去四回(鈴鹿開催も含む)の平均参加台数が495台という数から察すると二倍近い参加台数という飛躍的な数が集まった。新旧入り混じっているとはいえ、世の中にこれだけの台数のCBが走っているのかと思うと驚愕せざるを得ない。それだけHONDAのCBというオートバイがポピュラー(人気)であるという証だ。
 会場内がCBと参加者で一杯になり賑わいを増した11時には、特設ステージにおいて恒例により元GPライダーの中野真矢氏、延時成実ちゃん、国友愛佳ちゃんの司会進行でオープニングステージが始まった。



受付のテント


CBで埋め尽くされた
受付のテントには開始時間前から行列ができ、参加者は早々に参加受付を済ませると思いおもいの場所へと移動していた。 「ツインリンクもてぎ」の広いパドックが、あっという間に本日の主役であるCBで埋め尽くされた。

オープニングステージ
オープニングステージは中野真矢氏、延時成実ちゃん、国友愛佳ちゃんの進行で元気よく開会された。

熊本地震を乗り越えて

 オープニングステージが始まると、毎回恒例のホンダモーターサイクルジャパン加藤千明社長の登壇で開会宣言となるのだが、今年はHONDAモーターサイクルにとって重要な場所、熊本という地で地震による未曾有の災害が発生し、HONDA製品を待っているファンへの供給が止まってしまったお詫びから始まった。この地震は本田技研熊本製作所と1キロと離れていないところの震源で発生したのだ。
 未だ復興できない被災地も、この苦難を乗り越えHONDA製品とともに、また楽しい生活を取り戻すべく頑張ることを誓って開催の言葉に繋げられた。



開会宣言


八の字押し歩き大会
タイムを競う八の字押し歩きチャレンジでは、体力に自信のある参加者が汗だくになってトライしていた。 開会宣言は、加藤千明社長により「がんばろう!九州」の横断幕の下で元気良く発せられた。


一本橋走行のタイムトライアル大会

会場に溢れる大歓声

 開会が宣言されると、準備された催しがスケジュールに従い実施され、会場のあちらこちらに参加者たちが思いおもいに集まっていた。会場の真ん中にパイロンで仕切られた特設会場が設置され、それぞれタイムを競い合う「八の字押し歩きチャレンジ」と「一本橋走行チャレンジ」が準備されていた。
 八の字押し歩きはCB400SUPER FOURを押して、スタートしてから設置されたコーンの間を八の字を描いてどのくらい早くゴールできるかを競う。一本橋走行チャレンジは文字通り橋に見立てた板の上をいかに長い時間をかけて渡れるかを競うものだ。
 

一本橋走行のチャレンジでは、運転の腕に覚えのある参加者がチャレンジしていたが悪戦苦闘。

 八の字押し歩きでは力自慢の参加者が、我こそはと汗だくになってマシンを押す姿がなかなか滑稽だった。
 腕に覚えのあるライダーは一本橋にチャレンジしていたが、こちらも普段の様に簡単にはいかない様で、脂汗をかきながらのチャレンジに周りからは声援が飛んでいた。
 どちらの競技も新たなるタイムが出されると、周りの観客からは大歓声と拍手の嵐が沸き起こっていた。



丁寧に説明する宮城光氏

超目玉!宮城光プレゼンツ
CBヒストリーツアー

 今回のミーティングに用意された目玉イベントのひとつが、元ホンダワークスライダーの宮城光氏がホンダコレクションホールを巡りCBの歴史を案内・解説をしてくれるスペシャルツアーだ。
 ツインリンクもてぎの施設内にある「ホンダコレクションホール」には、歴代のホンダマシンや他メーカーのオートバイや4輪車、F1カーを含むレーサーなどが展示されていて、マニアならずともそのコレクションには圧倒される素晴らしいミュージアムだ。

展示されている歴代のCBの前に立ち、その生い立ちや歴史的背景などを丁寧に説明する宮城光氏。

 人数限定で行われたツアーでは、宮城氏が展示されている歴史的CBの前で、その生い立ちや歴史的経緯などを丁寧に説明してくれた。レーシングマシンの前では宮城氏の経験を交えた解説が本領を発揮し参加者は大満足だった。



MAスーパーバイクでフレディスペンサーによって優勝したCB750F


スペシャルツアー
AMAスーパーバイクでフレディ・スペンサーによって優勝したCB750Fに、実際に火を入れて披露してくれた。 スペシャルツアーにはミーティング会場のパドックからコレクションホールまで専用バスで移動。


スペンサーのマシン前で記念撮影
スペンサーのマシン前で記念撮影をする参加者と宮城氏。参加者にとっては一生の記念となるワンショット。
会場で気になったCBオーナーさん

森田(森田)さん

■森田(モリタ)さん ユリナさん ■年齢:46歳 ■会社員 
■CB1300 SUPER BOL D’OR ■2007年式
■走行距離:8,000km
■茨城県つくば市から親子で参加
■栃木県塩谷郡高根沢町にある通称バイク神社(安住神社)にお参りをしてから会場に来た。もてぎのCBミーティングは欠かさず参加していて、前回はご子息との参加だったけれども、今回は野球の試合で子息にふられたのでお嬢様と参加したという子煩悩なお父さんライダー。根っからHONDAが好きでCBを選んだという。アフリカツインを増車予定で熊本製作所の被害でまだ納車されないので待ち遠しいとのこと。

富岡健太郎(トミオカケンタロウ)さん

■富岡健太郎(トミオカケンタロウ)さん 瞳(ヒトミ)さん
■年齢:43歳 ■会社員
■CB400 SUPER FOUR ■年式:不明
■走行距離:26,000km 
■東京都から参加
■4サイクルマルチシリンダーのバイクに乗りたくて、バイクショップを見て回っていた時に現在のCBに出会い購入。第一回のCBミーティングから参加したかったけれど、仕事の都合で参加できず今回が初めての参加。奥様と一緒に長距離ツーリングをすることが楽しみで、今年の夏には北海道に行く計画、楽しみにしているそうだ。現在、大型免許にチャレンジ中なので早く取得して大排気量のCBに乗りたいとのこと。

小野秀樹 (オノヒデキ)さん

■小野秀樹 (オノヒデキ)さん ■年齢:58才 ■会社員
■CB1300 SUPER BOL D’OR SC54 ■2009年式
■走行距離:22,000km 
■長野県軽井沢から参加
■昨日出発して福島に寄って一泊してから会場まで来た。普段は月に二回ほどのペースでツーリングに出かけるツーリング派。今年の目標は、東北と北陸ツーリング。東北は今回達成したので残す北陸を目指しますとのこと。以前はスポーツタイプに乗っていたがツーリングメインになって排気量に余裕のあるCBにしたとのこと。取り回しでは重量を感じるが、走行中はその重量ゆえに風にも強く安定感があって快適な乗り心地が気に入っている。
お詫び:5月22日の会場で取材に快く応じていただきました『大塚様ご夫妻、上野様、稲垣様、カノン様』の取材データが機材の不具合により消失してしまいました。これにより、記事掲載ができなくなりましたことを心よりお詫び申し上げます。


会場の一角

超目玉、第二弾!
プレミアムラン

 超目玉サービスの第二弾として「ツインリンクもてぎ」の国際レーシングコースを愛車で走行できるプレミアムランが実施された。今回は前回のスーパースピードウェイ(オーバルコース)ではなくWGPでも使用されるロードコースをミーティング終了後に走行して帰ってもらうという、まさにプレミアムプレゼントだ。ほとんどの参加者がミーティング最後まで残り、楽しかった一日の思いを胸にサーキット走行を楽しみながら大満足で帰路に着いた。

会場の一角に「CB1300 SUPER FOUR E」と「CB1300 SUPER BOL D’OR E」「CB400SF」に日本の伝統“漆塗り”のイメージをカラーリングした「Special Edition」受注期間限定発売車が展示されていた。


憧れのサーキット走行
CBミーティングを堪能した参加者たちは、第二パドックから直接ロードコースのメインスタンド前に集まり、誇らしげに第一コーナーへと向けてアクセルを開け、憧れのサーキット走行を味わった。


コースを走る参加者


帰路につく参加者
コースを走る参加者からは思わずサイン。 コースを走り終えて帰路につく参加者たち。

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