2016年5月19日 

■ビニャーレスはヤマハへ、イアンノーネはスズキへ

 ロードレース世界選手権の最高峰クラス・MotoGP、主要ワークス・チームの来シーズン以降のシートがほぼ固まりつつある。5月22日決勝のイタリアGPを前に、ダニ・ペドロサアンドレア・ドヴィツィオーゾがそれぞれホンダ、ドゥカティの残留を発表。

 そしてレースウィークに入り、スズキのマーベリック・ビニャーレスがヤマハと、ドゥカティのアンドレア・イアンノーネがスズキと2017年と2018年の2年契約を締結したことが発表された。すでにドゥカティへの移籍を発表しているヤマハのホルヘ・ロレンソを加えた3人のライダーが、来季はそれぞれヤマハとスズキとドゥカティのシートを“三角形”状に移動することとなる。

 バレンティーノ・ロッシは今シーズン開幕早々にヤマハとの2年間の契約延長を発表。主要ワークス・チームの中で来シーズン以降の動向が明らかとなっていないのはマルク・マルケス1人となったが、ホンダ残留とみて間違いないだろう。

 果たして次はMotoGPクラスでどのような移籍劇があるのか? アプリリアやKTMの活躍に期待をこめ、2年後も楽しみだ。

マーベリック・ビニャーレス。第5戦フランスGPで、スズキに2008年以来の表彰台をもたらした。来季はヤマハへ。
アンドレア・イアンノーネ。第2戦アメリカズGPで3位表彰台を獲得。来季はスズキへ。